レース展望・予想

重賞3勝エムティアンジェがV筆頭「ライデンリーダー記念」(笠松競馬)

2021/12/30

12月30日(木)の笠松競馬メイン第10レースは「第25回ライデンリーダー記念」(2歳、笠松競馬場1400メートル)。

昨年はわずか1頭ずつだった遠征馬が、今年は金沢から2頭、名古屋からは4頭が参戦。“北陸・東海の2歳チャンピオン決定戦”は力量の把握が難しく混戦ムードだが、重賞戦線で結果を残してきた各地の地力派がV争いをリードしていきそうだ。

なかでも実績上位はすでに重賞V3を誇る◎5 エムティアンジェ(牝、金沢・佐藤茂厩舎)。デビューから初勝利に6戦要したが、金沢移籍で一気にブレーク。転入初戦の金沢プリンセスカップを制すると10月の笠松の地方全国交流・ラブミーチャン記念をスタートでは出遅れ、外々を回る2つの不利も何のその。直線鮮やかに差し切り、前走の地元・金沢ヤングチャンピオンもあっさり仕留めた。高い先行力に、確かな末脚を兼ね備える好素材は現在5戦連続で連対。1走ごとに進化を遂げている。週明けからの大雪で直前調整面がカギでパドックチェックは欠かせないが、遠征勢でコース経験があるのは大きな強み。V筆頭だ。

そのエムティアンジェに北海道実績で上回る○9 アマクミナイデヨ(牝、今津博之厩舎)が最大のライバル。デビュー2連勝を飾り、重賞・フルールカップでは3着、そしてエーデルワイス賞JpnIII(8着)にも参戦した韋駄天だ。移籍初戦の名古屋の前走Vは、同日の古馬B2特別を1秒近く上回る鮮やかな逃亡劇で飾ったもの。逃げ・先行ライバルは多いが、ワンクラス上のスピードを見せつけていい。

先行タイプが多く、レースは速い流れが予想され、展開は差し馬に向く。そんな流れを大歓迎は笠松の重賞ホルダー▲4 ドミニク(牝、後藤正義厩舎)だ。ラブミーチャン記念は1秒6差つけられて3着も、名古屋・ゴールドウィング賞では直線しぶとく追い込み、頭まで突き抜けた。自慢の勝負根性が活きる直線勝負に持ち込みたい。

エムティアンジェには2戦2敗も好勝負を演じる△7 ボサノヴァ(牝、金沢・中川雅之厩舎)も軽視できない。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(マルチ) 5⇔4・7・9・11(8点)
3連単(フォーメーション) 5→4・7・9・11→4・7・9・11 4・7・9・11→5→4・7・9・11(24点)

ライデンリーダー記念の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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