レース展望・予想

エンリルがスピードの違い見せつける「兼六園ジュニアカップ」(金沢競馬)

2021/10/05

月、火曜日の2日間連続で開催されている今週の金沢競馬。10月5日(火)のメインカードは第10レースの「第23回兼六園ジュニアカップ」(2歳、金沢競馬場1500メートル)が行われます。

未来優駿シリーズとなった2013年から昨年までは地元馬による2歳重賞でしたが、今年から地方全国交流になり北海道から2頭、浦和と名古屋から各1頭の計4頭が遠征してきました。地元馬の回避が相次いで6頭立ての少頭数になりましたが、遠征勢にはそれぞれ兵庫、名古屋、金沢の名手を配しており、その手綱さばきにも注目が集まります。

北海道から参戦の◎4 エンリル(牡、北海道・角川秀樹厩舎)は3戦2勝、2着1回とデビューからまだ連対を外していない快速馬で、今回も人気を集めそうです。3戦目のオープン特別で逃げ切ったのは1500メートル戦で、今回と同じ距離条件を狙って金沢へ遠征してきました。約1カ月ほどレース間隔は空きましたが、北海道の坂路コースで休まずに乗り込まれており、ここ2週は栄冠賞を勝ったモーニングショーなど重賞の常連馬たちと併せられて互角以上の動きを披露しています。長距離輸送の影響がなければ、金沢でもスピードの違いを見せつけられそうです。

浦和から参戦の○3 カイル(牡、浦和・小久保智厩舎)も南関東で2連勝中で、デビューからすべて3着以内とまだ馬券圏内を外していません。JRA認定戦勝ちを飾った前走は、4コーナー手前から2着馬と一騎打ちとなり、直線で抜かれても食らいついて抜き返した勝負根性には目を見張りました。激走後も追い切りでは併せたB級古馬を上回る手応えで互角の動きを見せており、疲れを感じさせません。今回も逃げるエンリルを好位から追い掛けて、直線の追い比べ勝負に持ち込めるなら逆転もありそうです。

北海道のもう一頭▲1 オンストロン(牡、北海道・角川秀樹厩舎)も見逃せない存在です。JRA認定新馬戦でデビュー勝ちを飾って以降連絡みがありませんが、2歳オープンや重賞で計3回も入着していることから、かなりの決め手がありそうです。将来性を見込んでの遠征で、エンリルとカイルが道中競り合う展開になるなら、直線脚を伸ばして差し切るチャンスがありそうです。

地元勢では△2 エムティアンジェ(牝、佐藤茂厩舎)が期待されます。転入初戦は金沢プリンセスカップでいきなりの重賞でしたが、直線半ばでボサノヴァを競り落としてゴール前抜け出す快勝劇でした。前戦地の北海道では牝馬未勝利の1勝のみで、すでにJRA認定勝ちを収めている上位3頭に比べると実績面は見劣りますが、ここでも善戦できるなら今後が楽しみになります。

名古屋から参戦の△6 プライムデューク(牡、名古屋・錦見勇夫厩舎)もデビューからまだ入着を外しておらず、金沢コースで変わり身があるかもしれません。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(マルチ) 4⇔3・1・2・6(8点)
3連単(フォーメーション) 4→3・1・2・6→3・1・2・6 3・1・2・6→4→3・1・2・6(24点)

兼六園ジュニアカップの出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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