レース展望・予想

スピード断然ナガラオリオン「七夕スプリント特別」（金沢競馬）

2019/07/07

7月7日（日）に行われる金沢競馬のメインレースは、第11レースの「七夕スプリント特別」（A1級二組、金沢競馬場1400メートル）です。

百万石賞で惜しい2着だった◎5 ナガラオリオン（牡10、金田一昌厩舎）がV奪回を狙います。短距離路線の日本海スプリントから矛先を変えて挑んだ前走の百万石賞でしたが、2周目3コーナーから先頭に抜け出して直線独走状態。そのまま押し切るかと思われましたが、ゴール前で外から伸びたティモシーブルーに交わされてしまい、半馬身差の2着でした。追い切り本数も足らず万全とはいえなかった状態でも際どい勝負ができたのは、やはり底力がある証拠です。久々の1400メートル戦となりますが、今回も出遅れを最小限に抑えて、早めに先頭へ抜け出すレースができれば、スピードの違いを見せつけられそうです。

相手探しが難しいですが、○6 フェイマスラブ（牝5、佐藤茂厩舎）の巻き返しに期待したいです。冬休みを挟んで6戦連続連対と好調でしたが、ここ3走は追い上げ届かずのレースが続いています。前走の徽軫（ことじ）賞でも5着でしたが、上がり3ハロンのタイムは2着に伸びたフジノナデシコに次ぐもので、シャープな末脚は衰えていません。短い距離の方が末脚は切れる印象があり、久々の1400メートル戦で復調のきっかけをつかみたいところです。

▲4 ドリームズライン（牡5、佐藤茂厩舎）は前走の百万石賞で後方追走いっぱいの8着に敗れましたが、もまれる心配がない少頭数になれば見直しは必要です。直線追い上げてくる最近のレースぶりから1400メートル戦はやや距離不足にも映りますが、春先には先手を奪い押し切る勝利も収めており、今回も自在に立ち回れるなら変わり身がありそうです。

前走直線内から伸びて金沢での初勝利を飾った△2 オーバークロック（セン8、加藤和宏厩舎）も、同じ1400メートル戦なら再現を狙ってきそうです。転入初戦で逃げて6着だった△1 ハタノサンドリヨン（牝4、菅原欣也厩舎）も、1400メートル戦なら踏ん張れそうです。

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馬単　5→6・4・2・1（4点）
3連単（1軸流し）　5→6・4・2・1（12点）

七夕スプリント特別の出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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