レース展望・予想

兵庫・新子厩舎3頭の上位独占も「名港盃」(名古屋競馬)

2019/07/15

7月15日(祝・月)の名古屋競馬メイン第11レースは「第23回名港盃(SP2)」(名古屋競馬場1900メートル)

海の日恒例の北陸・東海・近畿地区の交流重賞だが、名古屋の絶対エース・カツゲキキトキトが、脚部不安による休養調整中で不在。相変わらず昨今の3地区交流重賞で強さを発揮し続ける兵庫勢が、レベルの高さを見せつけそうだ。

実績では劣るものの◎9 メイショウオオゼキ(セン9、兵庫・新子雅司厩舎)を中心視したい。小回り名古屋コースが一番合いそうな先行馬。昨年12月に8歳で兵庫へ移籍したベテランだが衰え知らず。高くしぶとい先行力で7戦連続して馬券に貢献中の安定勢力だ。最近3走の重賞でも2、2、3着と好成績を残し、2走前の笠松・オグリキャップ記念ではカツゲキキトキトにアタマ差まで迫って冷や汗をかかせた、タイトル級の底力の持ち主。前走地元の六甲盃ではタガノゴールドとタガノヴェリテに先着を許したが、長丁場レースでしかも2番手の馬に終始プッシュを受けた苦しい流れが影響した3着と分析できる。東海地区へは2度目の遠征で、さらに直線が短くなる名古屋コース。強化された追い切りで動き、初重賞制覇の期待感十分だ。

もちろん、実績で上回る前述の六甲盃1、2着馬も差のない優勝候補。今年2月の梅見月杯こそ出遅れが響いて6着に終わった○12 タガノゴールド(牡8、兵庫・新子雅司厩舎)だが、六甲盃連覇に成功。兵庫勢のなかで一番の好調度を誇り、鋭い決め脚がさえている。一方、▲7 タガノヴェリテ(セン7、兵庫・新子雅司厩舎)は昨年11月の東海菊花賞で2着に食い込んでいる。新子厩舎3頭の評価差はわずかだ。

地元東海勢でもちろん注目の存在は△6 エムエスクイーン(牝3、竹下直人厩舎)。デビューから無傷の11連勝で、1986年ミナミマドンナ以来、無敗のまま東海ダービーを制覇。しかも8馬身差圧勝劇で飾った飛び切りの好素材は、底をみせない。初めての古馬挑戦で、しかも強敵兵庫の一線クラスとの対戦。当然、期待と不安が同居した参戦でもある。ひと息入った臨戦過程だが追い切り気配は絶好ムード。どんな走りをみせるか、またできるか。今後の試金石とも言える重要な一戦だ。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(マルチ) 9⇔6・7・11・12(8点)
3連単(フォーメーション) 9→6・7・11・12→6・7・11・12 6・7・11・12→9→6・7・11・12(24点)

名港盃の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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