レース展望・予想

ロゼッタストーンには逆らえない「ありがとう平成ラストラン記念」（金沢競馬）

2019/04/30

平成最後となる金沢競馬の開催はゴールデンウイーク中の4月30日（休・火）に行われます。中でも最終第12レースの「ありがとう平成ラストラン記念」（B2五組、金沢競馬場1500メートル）は、平成のトリを飾る地方競馬最後の平地競走となります。

中央から移籍後2連勝中の◎4 ロゼッタストーン（牡10、金田一昌厩舎）が今回も注目を集めます。中央1000万下で入着していた実績から、昨年末の転入初戦から人気となり、3コーナーから一気に駆け上がり直線外から脚を伸ばして差し切り勝ち。その後冬休みに入りましたが、休み明けとなった当地2戦目の前走も直線大外から伸びて、ゴール手前で先に抜け出した先行馬をきっちり捕らえました。2戦とも着差こそ離していませんが、直線に入ってからの伸びの良さは目を引いており、底力の違いを感じます。高齢もあってレース間隔を空けてのローテーションとなっていますが、出走してくるなら人気になるのは当然です。

焦点は相手探しで○6 アイキャッチング（牡4、黒木豊厩舎）が有力視されます。先行馬が止まらなかった前走は4着に詰め寄るのが精いっぱいでしたが、2着に追い上げた2走前は直線外から矢のような末脚で伸びてきました。今回も後方で脚を溜めて直線弾けるなら、混戦の2着争いから抜け出してきそうです。

▲5 デルマキール（牝4、金田一昌厩舎）は発馬に不安があって成績が安定していませんが、前走は内から鋭く伸び接戦を演じアタマ差2着でした。使われながらも馬体重が増えているのは良い傾向で、向正面から早めに駆け上がっていく持ち前の機動力が発揮できれば、上位を争うシーンがありそうです。

ここ2走は5着も開幕戦を勝って今季は復調気配がうかがえる△8 カルチャーバリュー（牡7、黒木豊厩舎）や、出遅れ続きも堅実な追い上げを見せている△3 レイズアチアー（牡5、鈴木長次厩舎）も次位争いなら加わってきそうです。

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馬単（マルチ）　4⇔6・5（4点）
3連単（フォーメーション）　4→6・5→6・5・8・3　6・5→4→6・5・8・3（12点）

ありがとう平成ラストラン記念の出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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