レース展望・予想

地元ウィンターフェルが主役「北海道2歳優駿」(門別競馬)

2018/11/01

11月1日(木)の門別競馬メイン第11レースに、「第45回北海道2歳優駿JpnIII」(2歳、門別競馬場1800メートル)が行われます。

先日門別(1200メートル)で行われた2歳牝馬のエーデルワイス賞JpnIIIと同様、この“北の2歳ダート王決定戦”北海道2歳優駿JpnIIIも交流重賞化以降、昨年まで地方(北海道)と中央が相譲らず、ほぼ互角の勝ち星を重ねているダートグレード競走だ。もちろん、出走頭数の兼ね合いがあるので厳密にイーブンと言えるわけではないのだが。

そんな中、今年はJRA4頭、北海道9頭が駒を進めてきたのだが、JRA4騎の内訳は未勝利勝ち直後の参戦が3頭(トイガー、テイエムアカリオー、イルジオーネ)に500万下経験(芝)は1戦のミヤケという布陣。昨年優勝ドンフォルティス、一昨年エピカリスが500万下を勝ち上がったオープン馬だったことを考えれば、少々手薄な印象。4年前の勝ち馬ディアドムスも勝ち鞍こそ未勝利戦のみだったが、ダートは2戦で未勝利勝ち後の500万下・プラタナス賞で0秒3差5着に健闘していたわけで、ここは総合的に考えて北海道勢有利との見方に傾いている。

中心視したいのは◎7 ウィンターフェル(牡、林和弘厩舎)だ。新種牡馬ダノンバラードの牡駒で、この馬と札幌2歳ステークスGIII・2着ナイママ(当時は北海道・田部和則厩舎所属、認定厩舎ビッグレッドファーム)の大活躍により、ダノンバラードが早々に輸出されていた海外から買い戻されることになったほど。初年度産駒2頭の大活躍は、それほどインパクトが大きかった。芝での代表産駒がナイママなら、ダートではこのウィンターフェルということになるだろう。実際、直接対決でナイママに土をつけた実績もある。その勝利を含めてオープン2勝、重賞・サンライズカップも首の上げ下げでハナ差2着惜敗なら、今季2歳牡馬トップ級の評価は全く揺らがない。好位確保から直線で確実に脚を使ってグイグイと勝利に迫る安定感は間違いなくナンバーワン。頂上決戦のここでも堂々、主役を務めきるとみる。

一発逆転なら○10 イッキトウセン(牡、林和弘厩舎・父プリサイスエンド)。2番人気に推された前走サンライズカップは、パドックを出てから気性の悪いところを思い切り出してしまったそうで「前に進んでくれず、返し馬もまともにできなかった。かなり難しいところのある馬」と金沢の名手・吉原寛人騎手も話してくれたのだが、そうした面さえ顔を覗かせなければ、栄冠賞優勝、ブリーダーズゴールドジュニアカップ2着の実績が示す通り、世代トップと評しても良さそうな素質を秘めているのは間違いない。

馬券の組み立てとしては、この素質上位◎○2騎を頭に据えるかたちのフォーメーション。2着候補に、ブリーダーズゴールドジュニアカップ優勝馬▲2 イグナシオドーロ(牡、角川秀樹厩舎・父ヴィットリオドーロ)、サンライズカップ優勝△5 マイコート(牡、米川昇厩舎・父ロジユニヴァース)と、牝馬重賞フローラルカップ勝ち△6 スズカユース(牝、田中淳司厩舎・父スズカコーズウェイ)、そしてC.ルメール騎手の△9 ミヤケ(牡、JRA・村山明厩舎・父ディープブリランテ)を採り、3着候補で×1 トイガー(牡、JRA・村山明厩舎・父ヘニーヒューズ)、×11 サクセッサー(牡、角川秀樹厩舎・父アドマイヤオーラ)を加えたい。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(フォーメーション) 7・10→7・10・2・5・6・9(10点)
3連単(フォーメーション) 7・10→7・10・2・5・6・9→7・10・2・5・6・9・1・11(60点)

北海道2歳優駿の出走表はこちら

(文/ひだか)


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