レース展望・予想

主導権握れるメンバーでテイエムアニマンテ「きんもくせい特別」（名古屋競馬）

2018/08/30

8月30日（木）の名古屋競馬メイン第10レースは「きんもくせい特別」（A級3組、名古屋競馬場1600メートル）。

確かな主役が不在。混戦模様だが、立て直しのためにひと息入れていた◎3 テイエムアニマンテ（牡4、竹之下昭憲厩舎）を抜てきしたい。強いレースを見せて快勝するかと思えば、コロッと大敗。強さと、モロさが同居する典型的な逃げ馬で、主導権を握って駆けると高い先行力を披露する。3走前の6月A級3b組特別を5馬身差で逃げ切ったレースが、まさにそれだった。速い追い切り時計は少なく、仕上がり途上感は否めない約1カ月半ぶりの実戦復帰だが、差し馬が多い構成。比較的楽に主導権が握れる有利なメンバーと言える。しかも、決め脚の鋭い好調馬が見当たらない。いきなり勝ち負けの期待が抱ける。

短距離の差し馬的なイメージが強い○7 アタックガール（牝5、川西毅厩舎）は成績ひと息のマイル戦【0・2・0・3】がポイントになる。しかし決め手を欠く面々が多い中、確実に末脚を伸ばしている点に好感が持てる。前走は牝馬限定戦ながらオープン特別でもあった。条件緩和もあり、久々にアタマまで突き抜けてもいい。

近況は不発が続くが、▲2 ゴールドトランプ（牡4、塚田隆男厩舎）は不気味な存在。【0・0・1・6】と8、9月成績がひと息のように、夏場を苦手としているタイプのようだ。まだ暑さは残るが、朝晩は気温も下がり、徐々に過ごしやすくなってきている。パドックでの気配チェックを欠かさず行いたい1頭だ。

少しずつだが走るたびにレース内容がよくなってきている地力派、△6 コウエイサムライ（牡6、塚田隆男厩舎）に、一発秘める△5 オーゴンワンダー（牝5、井手上慎一厩舎）も展開次第でチャンスがありそうだ。

＜おすすめの買い目＞　この買い目で投票
馬単（マルチ）　3⇔2・5・6・7（8点）
3連単（フォーメーション）　3→2・5・6・7→2・5・6・7　2・5・6・7→3→2・5・6・7（24点）

きんもくせい特別の出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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