レース展望・予想

内枠から逃げ切り狙うナムラムツゴロー「金沢城賞」（金沢競馬）

2018/06/26

6月最後の開催となる26日（火）の金沢競馬の注目レースは、第9レースのJRA条件交流戦「金沢城賞」（A2級一組以下・中央500万下、金沢競馬場1500メートル）です。今季初となる古馬によるJRA条件交流戦で、藤田菜七子騎手が2年ぶりに金沢で騎乗することも話題になりそうです。

6頭のJRA勢はどれも強力ですが、中でも3歳馬で地方条件交流戦に参戦してきた◎2 ナムラムツゴロー（牡3、JRA・中村均厩舎）が人気を集めそうです。デビュー戦こそ芝コースで苦戦しましたが、その後ダートに転向して3、2、1着とリズムを上げて未勝利脱出。3歳オープンの伏竜ステークスと3歳500万下で苦戦が続きましたが、地方交流レベルならスピードは違うはずです。初めて古馬が相手となりますが、先手争いを制して内からペースを握ることができれば、逃げ馬有利な今の金沢の馬場状態なら振り切ることは可能です。

○5 ウインクレド（牡5、JRA・飯田雄三厩舎）も地方条件交流戦は初参戦で変わり身が見込めそうです。未勝利脱出が芝の1200メートル戦でなかなか2勝目が遠いですが、芝の短距離戦で培ったダッシュ力は魅力です。ここ2走はダートを使われて結果こそ出ていませんが、前に行く先行スピードは見せており、地方の小回りコースは合いそうです。

藤田菜七子騎手が騎乗する▲8 ゴーフォワード（セン5、JRA・坂口正則厩舎）は園田で4勝を挙げて中央に戻った経歴があり、笠松と園田で行われた今回と同じ500万下のJRA条件交流戦でいずれも2着の接戦を演じています。前走の浦和交流戦では出遅れが響いて5着でしたが、発馬を決めて積極的に運んでいければ巻き返しが狙えそうです。

△7 プリモガナドール（牝4、JRA・本田優厩舎）は未勝利脱出は早かったですが、500万下では掲示板に届かないレースが続いています。ダートの短距離ばかりを使われていて1500メートルがどうかですが、好位からスムーズに運べれば前残りが図れそうです。

障害レース転向も試みた△9 オモイサイフ（牡4、JRA・谷潔厩舎）ですが、高知交流戦で3着がある実績から地方の小回りコースなら見直しは必要です。

＜おすすめの買い目＞　この買い目で投票
馬単（マルチ）　2⇔5・7・8・9（8点）
3連単（フォーメーション）　2→5・7・8・9→5・7・8・9　5・7・8・9→2→5・7・8・9（24点）

金沢城賞の出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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