2025年に達成された記録

2025年12月31日

 地方競馬でもさまざまに出来事があったこの1年、記録面で振り返ってみたい。
 
 3月16日に行われたばんえい記念は、断然人気にこたえメムロボブサップが勝利。2007年のスーパーペガサス以来、ばんえい競馬では史上8頭目となる収得賞金が1億円を超えた。
 さらにメムロボブサップは8月10日のばんえいグランプリを勝利し、同レース5連覇。ばんえい競馬での同一重賞5連覇は史上初の快挙となった。
 メムロボブサップは近々、さらに新たな記録を達成する可能性がある。
 年明け早々の1月2日、帯広記念を勝てば、ばんえい競馬では初となる古馬重賞完全制覇の快挙となる。また帯広記念を勝てば、重賞通算25勝となり、オレノココロのばんえい重賞最多勝記録に並ぶ。
 さらにメムロボブサップの通算収得賞金は2025年末現在、1億651万7500円。ばんえい競馬の初代1億円馬キンタローの1億1672万5000円という歴代最高賞金の記録も、ごく近い将来に更新する可能性がある。
 
 昨年(2024年)4月9日にデビューした名古屋の望月洵輝騎手が、25年4月8日現在で142勝をマーク。20年10月デビューの飛田愛斗騎手(佐賀)が達成した、初騎乗から1年間の地方競馬最多勝記録(127勝)を更新した。
 そして望月騎手は2年目の今年、12月30日現在で231勝。東海リーディングで塚本征吾騎手に迫る2位となっている。
 また6月4日にはサンヨウテイオウで東海優駿を制して重賞初制覇。12月30日には笠松のライデンリーダー記念をミモザノキセツで制し、今年重賞5勝を挙げる活躍だった。
 
 ばんえいの今井千尋騎手が11月1日第7レースを勝利し、今年の117勝目。宮下瞳騎手(愛知)が24年にマークした地方競馬の女性騎手による年間最多勝記録(116勝)を更新。今井騎手は年末までにその勝利数を142にまで伸ばし、ばんえい競馬のリーディング(暦年)では3位となっている。
 
 その宮下瞳騎手は、12月1日付の調教師免許に合格したことで騎手を引退。11月26日の名古屋開催が最終騎乗となり、自身が更新し続けてきた地方競馬の女性騎手による通算勝利数の記録は1382でピリオドが打たれることになった。
 
 地方競馬現役最年長の川原正一騎手(兵庫)が11月30日、JRA京都競馬場の白菊賞でベラジオレジーナ(兵庫)に騎乗(11着)。JRAでの最年長騎乗記録を更新する66歳8カ月での騎乗となった。なお、従来の記録は2019年8月に的場文男騎手が記録した62歳11カ月だった。
 また川原騎手には、地方競馬での最年長重賞勝利となる64歳6カ月28日という記録もあり、最年長勝利記録も更新中。
 なお最年長騎乗記録は、24年7月8日の騎乗を最後に引退した的場文男騎手の67歳10カ月2日で、川原騎手は2027年1月15日に騎乗すればこの記録に並ぶことになる。
 
 記録といえば吉原寛人騎手(金沢)。2024年には地方競馬全場重賞制覇を果たしていたが、今年(25年)12月7日には地元金沢の中日杯をクーアフュルストで勝利。地方重賞通算201勝とし、安藤勝己騎手による地方所属騎手の地方重賞最多勝記録(200勝)を更新した。
 なお安藤騎手は中央移籍後も合わせると、地方重賞231勝を挙げており、吉原騎手の次なる目標はこの数字の更新となる。
 
 12月20日、JRA中京競馬場で行われたヤングジョッキーズシリーズ・ファイナルラウンドの中京第2戦(第10レース)を兵庫の塩津璃菜騎手が勝利。地方所属の女性騎手によるJRAでの初勝利となった。
 
文/斎藤修

 

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