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緊張感のある競り合いを生むハンデレース

そうした巧みな運転技術が大事っていうことは、…技のうまい選手がいつも勝ってしまうんじゃないですか? そうしたらレースもつまらないですよね。

選手にはランクが付けられている
そこでだ、レースをおもしろくするためにいろいろな制度が導入されているんだ。
選手は出場する全てのレースの成績(入着順位、競走タイム)が半年ごとに審査され、全国ベースでS級、A級、B級の3ランクに分けられている。ちなみに新人選手は自動的にデビュー後1年間はB級の最下位にランクされるんだ。
このランクが上位になればなるほどビックレースへの出場機会が増え、賞金も上がってくる。
さらに、級の中でも順位が付けられていてS級第1位の選手は全国ナンバーワンとして、ほかの選手とデザインの異なるナンバーワン勝負服を纏ってレースに出ることが許されているんだ。

選手のランク

なるほど、実力でランク付けがされているわけですね。
ということは、実力に差がないように同じ階級の選手同士で戦うんですか?

いや、それじゃあいつも同じメンバーでおもしろくないだろ?

えー、じゃあどうするんですかー!

緊張感のある競り合いを生むハンデレース
技量差のある選手同士がレースをする場合は、全車がなるべく同時にゴールインするように、距離によるハンデが付けられるんだ。つまり、技量がある選手ほどハンデが大きく後方からスタートすることになるというわけ。
ハンデは、10m単位で最大110mまで。スタートラインをゼロ線と呼んで、以下、以下10線、20線と続いていく。ここで、どのくらいハンデを付けるかは、選手の実力と最近のタイム、対戦する選手の組み合わせによって決まる。
ちなみに、さっき話したS級の選手は最重ハンデになることが多いぞ。
それから、8車の選手の力量(技、スピード)が同じ位の場合はもちろんハンデは付かない。出走選手全員がスタートラインからのスタートとなる。こういったレースを「オープンレース」というんだ。

なるほど、このハンデによりオートレースの競技性が生み出されているというわけですか。
つまり、選手は全力を出しきらなければ勝てないんだ!

その通り!大きなハンデがあっても巧みな技で追い越してしまうこともあるし、逆にランク下位の選手がハンデ差を利用して格上の選手に勝ってしまうこともある。これがオートレースの醍醐味なんだよ。