競輪グレードレース
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展開は稲毛だが‥
徹底先行8藤井が足場になる1稲毛。ここなら、かなりの確率で展開が向くことになるだろう。シビアに番手から発進した時の車券はもちろん必要だとは思うが、変に庇いすぎたりすると波乱のケースもあるのでは、と見ている。その時に面白いのは今節ツキがありそうな6渡邉。前回を見ていても仕上がりは良さそうでツキだけではない脚力も魅力。動いてしっかり位置を取りに行っているので、ここも後手はないだろう、と信じて。確かに格的には2菅田の方が上ではあるのだが、本命は1稲毛、穴で6渡邉の車券で勝負したい。
| 枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 稲毛 健太 | 97 | 和歌 | 稲毛 健太 97/和歌 |
| 2 | 2 | 菅田 壱道 | 91 | 宮城 | 菅田 壱道 91/宮城 |
| 3 | 3 | 木暮 安由 | 92 | 群馬 | 木暮 安由 92/群馬 |
| 4 | 4 | 松尾信太郎 | 92 | 福岡 | 松尾信太郎 92/福岡 |
| 5 | 恩田 淳平 | 100 | 群馬 | 恩田 淳平 100/群馬 |
|
| 5 | 6 | 渡邉 豪大 | 107 | 福岡 | 渡邉 豪大 107/福岡 |
| 7 | 阿部 力也 | 100 | 宮城 | 阿部 力也 100/宮城 |
|
| 6 | 8 | 藤井 栄二 | 99 | 兵庫 | 藤井 栄二 99/兵庫 |
| 9 | 須永 優太 | 94 | 福島 | 須永 優太 94/福島 |
|
| 誘導 | 黒田 大介 | 黒田 大介 | |||
3連単
（フォーメーション）1 ⇒ 627 ⇒ 62754（12点）
（フォーメーション）6 ⇒ 1274 ⇒ 1274（12点）
大川の強襲に要注意
最近の捲りの勢いは尋常じゃない9大川。あまり位置には拘らないので、後手に回った時の不発は危険なのだが、今のスピードならどうしても期待したくなる。展開は1根田が駆けるレースになるだろう。ペースになりそうなので残る可能性も高いし、番手の7福田も好調。この二人に9大川を絡めてのボックスが勝負目！ただ、9大川の仕掛け次第では2堤を連れ込んでということもあり得るので、そこは少し抑えておく。
| 枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 根田 空史 | 94 | 千葉 | 根田 空史 94/千葉 |
| 2 | 2 | 堤 洋 | 75 | 徳島 | 堤 洋 75/徳島 |
| 3 | 3 | 松川 高大 | 94 | 熊本 | 松川 高大 94/熊本 |
| 4 | 4 | 神山雄一郎 | 61 | 栃木 | 神山雄一郎 61/栃木 |
| 5 | 坂本 亮馬 | 90 | 福岡 | 坂本 亮馬 90/福岡 |
|
| 5 | 6 | 竹田 和幸 | 78 | 岐阜 | 竹田 和幸 78/岐阜 |
| 7 | 福田 知也 | 88 | 神奈 | 福田 知也 88/神奈 |
|
| 6 | 8 | 久島 尚樹 | 100 | 宮崎 | 久島 尚樹 100/宮崎 |
| 9 | 大川 龍二 | 91 | 広島 | 大川 龍二 91/広島 |
|
| 誘導 | 上田 学 | 上田 学 | |||
3連単
（フォーメーション）179 ⇒ 179 ⇒ 179（6点）
（フォーメーション）9 ⇒ 27 ⇒ 271（4点）
犬伏が豪快に決める
勝ち切れてはいないものの、連日さすがのパワーを披露している1犬伏。ここなら一枚上の力でねじ伏せてしまうのでは。もつれがなければ地元7佐々木で問題なさそうな気もするのだが、ちょっと地元勢に嫌な流れが来ている中で何とも過剰にという気になれない。7佐々木からの車券は抑え程度にしておいて、2杉森あたりが展開をかき乱した時の近畿勢の絡みで勝負したい。
| 枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 犬伏 湧也 | 119 | 徳島 | 犬伏 湧也 119/徳島 |
| 2 | 2 | 杉森 輝大 | 103 | 茨城 | 杉森 輝大 103/茨城 |
| 3 | 3 | 渡辺 十夢 | 85 | 福井 | 渡辺 十夢 85/福井 |
| 4 | 4 | 佐々木則幸 | 79 | 高知 | 佐々木則幸 79/高知 |
| 5 | 岡崎 智哉 | 96 | 大阪 | 岡崎 智哉 96/大阪 |
|
| 5 | 6 | 佐藤 真一 | 79 | 東京 | 佐藤 真一 79/東京 |
| 7 | 佐々木 豪 | 109 | 愛媛 | 佐々木 豪 109/愛媛 |
|
| 6 | 8 | 森川 大輔 | 92 | 岐阜 | 森川 大輔 92/岐阜 |
| 9 | 武田 豊樹 | 88 | 茨城 | 武田 豊樹 88/茨城 |
|
| 誘導 | 溪 飛雄馬 | 溪 飛雄馬 | |||
3連単
（フォーメーション）7 ⇒ 14 ⇒ 142（4点）
（フォーメーション）153 ⇒ 153 ⇒ 153（6点）
前を残すか、タテに踏むか
番手を回った選手が4角で強いられる究極の選択です。
前の先行選手を残そうとしすぎると、後ろから食われてしまうし、かといってタテに踏みすぎると先行選手は残らない。番手選手にはチョイ差しの美学というのがあるそうですが、そのくらいスレスレのところまで引き付けて『前を残し』際どく抜いてゴール！というのがカッコいいんでしょう。
そして、やはり準決勝なら、翌日の決勝戦のことも考えなければいけません。
松山記念、三日目の最終レース。
10レース、11レースが終わった時点で中四国の選手は誰も残っていない状況だったので、地元の佐々木豪選手にとっては、やはり犬伏選手を残したい！準決勝でしっかり残せれば、もう一回決勝戦で番手が回れる、すなわち優勝のチャンスが広がることになる訳ですから‥
しかし！元々、マーク選手ではない、自力型というのと、あと焦る気持ちがあったんでしょう。そもそも、仕掛けに少し口が空きながらの追走だったのと、佐々木則選手が離れて、ラインが二車になってしまっていたという悪条件も重なりました。外から杉森選手も捲っていたし、内も岡崎選手に狙われていました。そして犬伏選手も少しタレてきてましたかね‥
それでも！それにしても！
前を抜き過ぎてしまったかもしれませんね。
ここまで長々と書いてしまいましたが
くれぐれも誤解のないように！
決して！決して！私が犬伏選手の残り目の車券を買っていたから、という話ではないということを最後に書き添えて、本日は終了させて頂きたいと思います。
いやぁ、頼むわ〜
残してよ〜！笑笑
実績上位の3人で決まる車券は敢えて避けて
まず、やはりというか7柳原のスピードはここでは上位。ここにきて完全に本格化した印象だし、平塚のオールガールズのレースで勝てたことで一皮剥けたのは間違いないだろう。ただ、4山原も上々の仕上がりだし、何より病気をする前より積極的になっているのが頼もしい。ここもみんなが見合って見合ってとなるなら、思い切って勝負にいくことはあるかもしれない。そして、自力もさることながら器用さも併せ持つ1鈴木。安定感に関しては、ここ一番ともいっていいだろう。完全にこの三人が抜けていて、優勝はこの3人のうちの誰かだろうし、2着もこの3人のうちの誰かになるだろう。しかし！3着となると力だけではなく展開に左右される要素もあるし、4山原と7柳原あたりが力勝負をして、どちらかが飛ぶことも考えたい。なので、3着は堅実にマークして流れに乗れたときの2西脇、そして5佐伯に期待してみる。
| 枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 鈴木 美教 | 112 | 静岡 | 鈴木 美教 112/静岡 |
| 2 | 2 | 西脇美唯奈 | 120 | 愛知 | 西脇美唯奈 120/愛知 |
| 3 | 3 | 田中 月菜 | 118 | 佐賀 | 田中 月菜 118/佐賀 |
| 4 | 4 | 山原さくら | 104 | 高知 | 山原さくら 104/高知 |
| 5 | 5 | 佐伯 智恵 | 114 | 愛媛 | 佐伯 智恵 114/愛媛 |
| 6 | 6 | 高橋 朋恵 | 108 | 東京 | 高橋 朋恵 108/東京 |
| 7 | 柳原 真緒 | 114 | 福井 | 柳原 真緒 114/福井 |
|
| 誘導 | 黒田 大介 | 黒田 大介 | |||
3連単
（フォーメーション）147 ⇒ 147 ⇒ 25（12点）
太田の残り目に期待！
恵まれた体格で、今後まだまだ強くなりそうな6太田。ここもしっかりと主導権が基本のレースになるだろう。相手が1松川、9岡崎なら航続距離でかなりの差があるし、落ち着いて仕掛けられるなら十分残るところもあるだろう。もちろん、6太田の先行なので2木暮逆転のケースもあるのだが、今の2木暮ならもしかすると差し損じまであるかも知れない。6太田の連絡みに期待して勝負してみる。
| 枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 松川 高大 | 94 | 熊本 | 松川 高大 94/熊本 |
| 2 | 2 | 木暮 安由 | 92 | 群馬 | 木暮 安由 92/群馬 |
| 3 | 3 | 澤田 義和 | 69 | 兵庫 | 澤田 義和 69/兵庫 |
| 4 | 4 | 松尾信太郎 | 92 | 福岡 | 松尾信太郎 92/福岡 |
| 5 | 齋藤登志信 | 80 | 宮城 | 齋藤登志信 80/宮城 |
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| 5 | 6 | 太田 龍希 | 117 | 埼玉 | 太田 龍希 117/埼玉 |
| 7 | 中村 圭志 | 86 | 熊本 | 中村 圭志 86/熊本 |
|
| 6 | 8 | 石川 雅望 | 91 | 群馬 | 石川 雅望 91/群馬 |
| 9 | 岡崎 智哉 | 96 | 大阪 | 岡崎 智哉 96/大阪 |
|
| 誘導 | 葛西雄太郎 | 葛西雄太郎 | |||
3連単
（フォーメーション）6 ⇒ 1792 ⇒ 1792（12点）
（フォーメーション）1792 ⇒ 6 ⇒ 1792（12点）
新田の絡みで中穴を
準決勝、残念ながら残れなかった7犬伏。夏場の凄みに少し陰りが見えている印象で、今はもしかすると危ないかも知れない。おまけに3武田を連れている8笠松も早めに勝負に行くだろうし、4中西もそれほど溜めて回るタイプでもない。となると、展開的に恵まれるのは2新田。この2新田の絡みでそこそこのいい配当を取りに行く！もちろん徳島勢へ流すのが基本線だが、更にいいところを取りに行くなら3武田、そして9恩田の絡みか。
| 枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 堤 洋 | 75 | 徳島 | 堤 洋 75/徳島 |
| 2 | 2 | 新田 康仁 | 74 | 静岡 | 新田 康仁 74/静岡 |
| 3 | 3 | 武田 豊樹 | 88 | 茨城 | 武田 豊樹 88/茨城 |
| 4 | 4 | 中西 大 | 107 | 和歌 | 中西 大 107/和歌 |
| 5 | 齊藤 竜也 | 73 | 神奈 | 齊藤 竜也 73/神奈 |
|
| 5 | 6 | 竹田 和幸 | 78 | 岐阜 | 竹田 和幸 78/岐阜 |
| 7 | 犬伏 湧也 | 119 | 徳島 | 犬伏 湧也 119/徳島 |
|
| 6 | 8 | 笠松 将太 | 100 | 埼玉 | 笠松 将太 100/埼玉 |
| 9 | 恩田 淳平 | 100 | 群馬 | 恩田 淳平 100/群馬 |
|
| 誘導 | 上田 学 | 上田 学 | |||
3連単
（フォーメーション）713 ⇒ 2 ⇒ 7139（9点）
（フォーメーション）713 ⇒ 7139 ⇒ 2（9点）
決勝戦は福田が仕留める！
冒頭にも書いたように、4佐々木にとってはウマのないのが痛い。ここ、捲りになるだろうが元来ムラッ気のあるタイプなので強気には推せない。2稲毛は後ろが8森川で、別にいく義理も何もないだろう。そして、そうなると消去法で3根田が最終先行の形を作るのではと見ている。三日目は捲くりだったので7福田は差せなかったが、ここなら十分抜けるだろうし、9阿部まであり得る。7福田、9阿部を軸に据えて！ここは東日本の車券で仕留めたい！あと、面白いのは単騎で切れ目のいいところにいたときの1 杉森！
| 枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 杉森 輝大 | 103 | 茨城 | 杉森 輝大 103/茨城 |
| 2 | 2 | 稲毛 健太 | 97 | 和歌 | 稲毛 健太 97/和歌 |
| 3 | 3 | 根田 空史 | 94 | 千葉 | 根田 空史 94/千葉 |
| 4 | 4 | 佐々木 豪 | 109 | 愛媛 | 佐々木 豪 109/愛媛 |
| 5 | 坂本 亮馬 | 90 | 福岡 | 坂本 亮馬 90/福岡 |
|
| 5 | 6 | 渡邉 豪大 | 107 | 福岡 | 渡邉 豪大 107/福岡 |
| 7 | 福田 知也 | 88 | 神奈 | 福田 知也 88/神奈 |
|
| 6 | 8 | 森川 大輔 | 92 | 岐阜 | 森川 大輔 92/岐阜 |
| 9 | 阿部 力也 | 100 | 宮城 | 阿部 力也 100/宮城 |
|
| 誘導 | 溪 飛雄馬 | 溪 飛雄馬 | |||
3連単
（フォーメーション）7 ⇒ 19 ⇒ 1962（6点）
（フォーメーション）19 ⇒ 7 ⇒ 1962（6点）
1972年5月17日生。関西・名古屋などでFMのDJを経て、競輪の実況アナウンサーへ。実況歴は18年。最近はミッドナイト競輪in小倉を中心に活動中。番組内では「芸術的なデス目予想」といういいのか悪いのかよく分からない評価を視聴者の方から頂いている。
どりあんず
桜井奈津
車券をハズシ続けて25年。
これまで様々なハズシ方を経験してきました。
こう書くと
『ハズレはハズレ。様々なハズシ方とか何ですの？そんなもん全部一緒ですやんか！』そんな身も蓋もない意見が返ってくることもあります。
いやいやいやいや！
それではあまりにも味気ないじゃないですか。我々は縁日でくじ引きをしてるのではありません！競輪で車券を買ってるんです。そんな、紙に当たりかハズレか書いてるのを確認するだけのゲームをしてるのではないんです！10円玉でゴシゴシ銀色の部分をこすって、あーっ！ハズレやぁぁぁぁ！何やねん！このスクラッチカード！みたいな事とは訳が違うんです。スクラッチカードにドラマがありますか？ロマンはありますか？そんなものと一緒にしないでください！
そう！競輪のハズレには哀愁、ロマン、そして！美学が詰まっているのです。
松山記念、最終レース
圧倒的人気の中心に推された渡部哲男選手。
藤井栄二選手の男気先行に応えるべく、波を作って何とか後方からの動きを止めよう！としたんでしょう。いやぁ、これはイカン！酔っ払いのオッサンかと思うくらいの千鳥足ブロックですよ。上に下にとウネリまくった結果、後方の選手と引っかかってしまい落車、そして審議の結果、蛇行で失格。地元なのに‥いや地元だからハッスルしたのが災いしたか‥
多くの方の本命車券を台無しにしてしまう
ハズレの中でも最悪といってもいい結末。
きっと松山のバンクに断末魔の叫びが響き渡ったことでしょう。渡部哲男被害者の会が結成されてもおかしくないレベルの事案です。
つまり、これほど悲哀のこもったハズレはないと言うことです。そして！こういう事例があるからこそ、競輪場に素敵な野次が生まれるのでしょう。
『おい！ワタナベ！お前は酔っ払いか！何をフラフラ波を作って走っとんねん。そんなサーフィンしたかったら松山の海で波乗りしとけっちゅうねん！アホンダラアホンダラアホンダラ‥嗚呼！お金返してぇぇぇぇ！』
松山記念、開催は3日目に入ります。