総合力で清水だが波乱の恐れも
絶好調とはいえない7清水だが2日目はさすがの走り。
ここは3青野と4小畑のもがき合いがあれば一捲りとなりそうだが、3青野は近況捲りも決まっており、仮に後方に追いやられると厳しくなりそう。
それでも車番も良いし7清水から。相手は3青野に5近藤の南関コンビに展開有利な2雨谷。ヒモで動き光る6三谷は押さえたい。
7清水不発のパターンは4小畑の主導権から2雨谷が番手捲りを放つところ。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 三宅 達也 | 79 | 岡山 | 三宅 達也 79/岡山 |
2 | 2 | 雨谷 一樹 | 96 | 栃木 | 雨谷 一樹 96/栃木 |
3 | 3 | 青野 将大 | 117 | 神奈 | 青野 将大 117/神奈 |
4 | 4 | 小畑 勝広 | 115 | 茨城 | 小畑 勝広 115/茨城 |
5 | 近藤 保 | 95 | 千葉 | 近藤 保 95/千葉 |
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5 | 6 | 三谷 政史 | 93 | 奈良 | 三谷 政史 93/奈良 |
7 | 清水 裕友 | 105 | 山口 | 清水 裕友 105/山口 |
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6 | 8 | 松川 高大 | 94 | 熊本 | 松川 高大 94/熊本 |
9 | 神山 拓弥 | 91 | 栃木 | 神山 拓弥 91/栃木 |
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誘導 | 成清謙二郎 | 成清謙二郎 |
ここも地元を連れての郡司
2日目は先行して地元とワンツーを決めた2郡司。
ここも後ろは地元2人。特に3番手には、師匠の冠カップということで並々ならぬ想いで走る4伊勢崎がいる以上2日目同様先行も辞さない構えでは。
6木村との実力差は断然で怖いのは9北津留の捲りか。番手3園田も踏み出しは不安だが仮に9北津留が行けずとも突っ込める脚はある。
ここは2郡司の頭というより2-3着で狙うのが面白いと見た。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 岡本 総 | 105 | 愛知 | 岡本 総 105/愛知 |
2 | 2 | 郡司 浩平 | 99 | 神奈 | 郡司 浩平 99/神奈 |
3 | 3 | 園田 匠 | 87 | 福岡 | 園田 匠 87/福岡 |
4 | 4 | 伊勢崎彰大 | 81 | 千葉 | 伊勢崎彰大 81/千葉 |
5 | 小川 勇介 | 90 | 福岡 | 小川 勇介 90/福岡 |
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5 | 6 | 木村 佑来 | 119 | 宮城 | 木村 佑来 119/宮城 |
7 | 和田健太郎 | 87 | 千葉 | 和田健太郎 87/千葉 |
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6 | 8 | 桑名 僚也 | 119 | 埼玉 | 桑名 僚也 119/埼玉 |
9 | 北津留 翼 | 90 | 福岡 | 北津留 翼 90/福岡 |
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誘導 | 飯田 辰哉 | 飯田 辰哉 |
岩本は番手無風なら
ここは準決勝の中でも一番の本命番組。
1深谷-5岩本の南関は強力すぎる。仮に不安があるとすれば5岩本のところを狙われるパターン。
自力で戦っている3鈴木ながら本来はヨコの動きもできるし、2飯野も同様。
絡まれなければ5岩本の差し一本で厚めに行きたいが、そこを考えると1深谷からの別線も押さえてはおきたい。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 深谷 知広 | 96 | 静岡 | 深谷 知広 96/静岡 |
2 | 2 | 飯野 祐太 | 90 | 福島 | 飯野 祐太 90/福島 |
3 | 3 | 鈴木 竜士 | 107 | 東京 | 鈴木 竜士 107/東京 |
4 | 4 | 志村 太賀 | 90 | 山梨 | 志村 太賀 90/山梨 |
5 | 岩本 俊介 | 94 | 千葉 | 岩本 俊介 94/千葉 |
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5 | 6 | 不破 将登 | 94 | 岐阜 | 不破 将登 94/岐阜 |
7 | 武田 豊樹 | 88 | 茨城 | 武田 豊樹 88/茨城 |
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6 | 8 | 近藤 翔馬 | 119 | 愛媛 | 近藤 翔馬 119/愛媛 |
9 | 和田 圭 | 92 | 宮城 | 和田 圭 92/宮城 |
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誘導 | 蒔田 英彦 | 蒔田 英彦 |
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
という有名な言葉がありますが、それをまさに体現しているのが北津留翼選手。
今シリーズ唯一の3連勝で連日素晴らしい走りを見せている北津留選手ですが、ファンの前に出てくると何回頭を下げるの!?と数えてみたくなるくらいファンに対してペコペコと。
そのペコペコも物凄く人柄が出ていてその姿を見れば誰しもがファンになってしまうような素敵な姿勢ですよね。
強いからと言って偉ぶらない謙虚な姿は人として見習いたいなと感じます。
もちろんレースでは今回も強烈な捲りや先行を武器に文句なしの強さ。4連勝で4日連続ファンの前でのインタビューとなるのかどうか。
いやいや、そこに地元SSの岩本選手が待ったをかけるのか。郡司選手や清水選手が敗退してしまっただけに面白いメンバーになりました。決勝も楽しみです。
展開次第でどこからでも
ラインは2つで単騎3名の戦い。
新鋭6塩島と1清水のマッチアップは面白いが、6塩島は得意のカマシ戦法ではなく、後ろから押さえての先行になる可能性もありそうで、位置を確保しての1清水の捲りは前を捉えそう。怖いのは単騎2和田で中団先捲りを放つ展開なら4伊藤も乗りつつのゴール前勝負まで。
6塩島がガンガン行っての3菅原の番手捲りなら1清水不発まで。ここは手広く狙ってみたい。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 清水 裕友 | 105 | 山口 | 清水 裕友 105/山口 |
2 | 2 | 和田 圭 | 92 | 宮城 | 和田 圭 92/宮城 |
3 | 3 | 菅原 大也 | 107 | 神奈 | 菅原 大也 107/神奈 |
4 | 4 | 伊藤 裕貴 | 100 | 三重 | 伊藤 裕貴 100/三重 |
5 | 橋本 強 | 89 | 愛媛 | 橋本 強 89/愛媛 |
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5 | 6 | 塩島嵩一朗 | 125 | 神奈 | 塩島嵩一朗 125/神奈 |
7 | 松川 高大 | 94 | 熊本 | 松川 高大 94/熊本 |
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6 | 8 | 志村 太賀 | 90 | 山梨 | 志村 太賀 90/山梨 |
9 | 岡村 潤 | 86 | 静岡 | 岡村 潤 86/静岡 |
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誘導 | 飯田 辰哉 | 飯田 辰哉 |
ここは南関決着濃厚で
まさかの準決勝敗退となった1郡司。自力での不安は多少あるがこの手合いなら格の違いを見せつけたい。
後ろは地元の5和田で準決勝の分までと早めの仕掛けからの差し一本で狙う。9近藤への突き抜けまで。
絞って厚くいきたい。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 郡司 浩平 | 99 | 神奈 | 郡司 浩平 99/神奈 |
2 | 2 | 網谷 竜次 | 91 | 香川 | 網谷 竜次 91/香川 |
3 | 3 | 岡本 総 | 105 | 愛知 | 岡本 総 105/愛知 |
4 | 4 | 佐々木則幸 | 79 | 高知 | 佐々木則幸 79/高知 |
5 | 和田健太郎 | 87 | 千葉 | 和田健太郎 87/千葉 |
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5 | 6 | 佐伯 亮輔 | 113 | 岡山 | 佐伯 亮輔 113/岡山 |
7 | 室井蓮太朗 | 121 | 徳島 | 室井蓮太朗 121/徳島 |
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6 | 8 | 不破 将登 | 94 | 岐阜 | 不破 将登 94/岐阜 |
9 | 近藤 保 | 95 | 千葉 | 近藤 保 95/千葉 |
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誘導 | 成清謙二郎 | 成清謙二郎 |
抜群の北津留か地元の岩本か
本格先行は1深谷のみ。となれば番手から地元SSの9岩本がモノにする、というところはイメージしやすいが今回はやはり3北津留の動きが良い。
車番的に後ろから押さえて突っ張られての7番手というのは想像に難くないが、2鈴木も中団から仕掛けていくシーンもあるだろうし3北津留の捲りが届くところは狙いたい。
煽りを受けた時には後ろの8小川が続くというよりは9岩本が伸びてくるところに6三谷や4神山の突っ込みが面白い。
3北津留と9岩本を軸にしつつ高配当を。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 深谷 知広 | 96 | 静岡 | 深谷 知広 96/静岡 |
2 | 2 | 鈴木 竜士 | 107 | 東京 | 鈴木 竜士 107/東京 |
3 | 3 | 北津留 翼 | 90 | 福岡 | 北津留 翼 90/福岡 |
4 | 4 | 神山 拓弥 | 91 | 栃木 | 神山 拓弥 91/栃木 |
5 | 園田 匠 | 87 | 福岡 | 園田 匠 87/福岡 |
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5 | 6 | 三谷 政史 | 93 | 奈良 | 三谷 政史 93/奈良 |
7 | 雨谷 一樹 | 96 | 栃木 | 雨谷 一樹 96/栃木 |
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6 | 8 | 小川 勇介 | 90 | 福岡 | 小川 勇介 90/福岡 |
9 | 岩本 俊介 | 94 | 千葉 | 岩本 俊介 94/千葉 |
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誘導 | 蒔田 英彦 | 蒔田 英彦 |
2022年に一般企業から脱サラし、公営競技実況アナウンサーの世界へ飛び込む。
出身である別府競輪を主戦場に飯塚オートなど幅広く活躍中。予想は本命を避け敢えて穴を狙いにいくスタイルで、高配当を仕留める!
新陳代謝が活発な競輪界においての1つの楽しみは、グレードレースでの若手の活躍です。
最初は皆チャレンジからスタートして、そこから1-2班を経てS級へ上がり、初めてのグレードレースで走って名前を売る。
チャレンジ時代やA級時代に実況したことのある選手がグレードデビューする時は、ある意味親心のような気持ちでレースを見守ってしまいます。
点数も低く、当然世間にはまだ「バレていない」分オッズも高くなります。
そんな選手が初日にあっと驚く好走を見せて、G1級の選手と相まみえる瞬間は競輪ファンからするとたまらない瞬間ではないでしょうか。
今回の塩島嵩一朗選手もその一人。強い神奈川で鍛えられて練習では郡司選手以上に強いという話もある中での今回の初G3。
初日は8番手からのロング捲りで後続を4車身離しての上がり9.2の一番時計。初日特選を制した北津留選手と同タイムを記録して強烈なインパクトを残しましたよね。
注目の2日目はG1でも徹底先行で結果を残している後藤大輝選手と勢いある木村佑来選手との若手対決でした。
結果は牽制されて行けずの6着敗退とはなったのですが、結果よりも何よりもこうして「おっ!面白い若手が出てきたな」と思わせてくれる走りをしてくれる選手が出てくることが楽しいですよね。
強い選手が上位に鎮座している中で、そこに新たな若い力が立ち向かっていくその構図。これがあるから競輪は面白いんだなと思わせてくれる今回の塩島選手でした。
3日目4日目も注目していきたいですね。
ちなみに私はその「バレていない」オッズで車券を取ることが出来ず悶絶。
いや~どこかでまた人気薄の時に狙ってみたいものです。
では準決勝戦よろしくお願いします!