地元大川が好展開に!
混戦ムードの細切れ戦。そんな中でライン3人のアドバンテージを得た中国勢。地元2人を連れてのレースならば、2河端の仕掛けは自ずと早くなるのでは?昨日、後手に回る展開でも最後力で寺沼をねじ伏せたところを見ると気配も悪くない。この2河端が主導権からの軸は5大川で。ただ、2河端が残るというよりも6才迫へ突き抜けるところや、位置取り巧みな1佐々木、更にその後ろから決め脚のある9渡部。そのあたりの突っ込みにも期待したい。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 佐々木眞也 | 117 | 神奈 | 佐々木眞也 117/神奈 |
2 | 2 | 河端 朋之 | 95 | 岡山 | 河端 朋之 95/岡山 |
3 | 3 | 太田 竜馬 | 109 | 徳島 | 太田 竜馬 109/徳島 |
4 | 4 | 鈴木 玄人 | 117 | 東京 | 鈴木 玄人 117/東京 |
5 | 大川 龍二 | 91 | 広島 | 大川 龍二 91/広島 |
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5 | 6 | 才迫 開 | 101 | 広島 | 才迫 開 101/広島 |
7 | 吉澤 純平 | 101 | 茨城 | 吉澤 純平 101/茨城 |
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6 | 8 | 室井 竜二 | 65 | 徳島 | 室井 竜二 65/徳島 |
9 | 渡部 幸訓 | 89 | 福島 | 渡部 幸訓 89/福島 |
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誘導 | 連佛 康浩 | 連佛 康浩 |
展開向きそうなのは九州勢
先行力はもちろん2新山。前受けなら突っ張りもあり得るが、相手は4石原。今節の動きを見ていると、ひと頃のスランプを完全に脱したように見える。加えて8西田も何とか地元でアピールしたい思いは強そう。となると、この4石原や8西田が2新山に真っ向勝負を挑むのでは。そうなると展開はどうしても九州勢に。1伊藤が狙いすました捲りを決めるところから考えたい。9山田のデキなら捲りでも差し目は十分。九州2人軸のフォーメーションで。そこに2新山ラインを絡めていきたい。ヒモ穴は3笠松。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 伊藤 旭 | 117 | 熊本 | 伊藤 旭 117/熊本 |
2 | 2 | 新山 響平 | 107 | 青森 | 新山 響平 107/青森 |
3 | 3 | 笠松 信幸 | 84 | 愛知 | 笠松 信幸 84/愛知 |
4 | 4 | 石原 颯 | 117 | 香川 | 石原 颯 117/香川 |
5 | 菅田 壱道 | 91 | 宮城 | 菅田 壱道 91/宮城 |
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5 | 6 | 中村 昌弘 | 81 | 広島 | 中村 昌弘 81/広島 |
7 | 久米 良 | 96 | 徳島 | 久米 良 96/徳島 |
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6 | 8 | 西田 優大 | 123 | 広島 | 西田 優大 123/広島 |
9 | 山田 庸平 | 94 | 佐賀 | 山田 庸平 94/佐賀 |
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誘導 | 高津 晃治 | 高津 晃治 |
太田が落ち着いて踏めるかどうか?
1松浦にとってはまたまた絶好の展開になりそうな最終レース。9太田が積極的にいくのは間違いないだろうが、問題はそのペース。先手を取ってから一本調子で踏むと、末が甘くなるところがあるので、敢えてワンツーというよりは、9太田が3着以降にというところで考えたい。1松浦アタマはやむ無し。9太田を交わすところまで迫りそうなのは4寺沼の仕掛けを利しての7雨谷、スピード上々の5松本あたりか。できるだけ点数を絞って勝負したい。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 松浦 悠士 | 98 | 広島 | 松浦 悠士 98/広島 |
2 | 2 | 芦澤 辰弘 | 95 | 茨城 | 芦澤 辰弘 95/茨城 |
3 | 3 | 塚本 大樹 | 96 | 熊本 | 塚本 大樹 96/熊本 |
4 | 4 | 寺沼 拓摩 | 115 | 東京 | 寺沼 拓摩 115/東京 |
5 | 松本秀之介 | 117 | 熊本 | 松本秀之介 117/熊本 |
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5 | 6 | 池田 良 | 91 | 広島 | 池田 良 91/広島 |
7 | 雨谷 一樹 | 96 | 栃木 | 雨谷 一樹 96/栃木 |
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6 | 8 | 吉本 卓仁 | 89 | 福岡 | 吉本 卓仁 89/福岡 |
9 | 太田 海也 | 121 | 岡山 | 太田 海也 121/岡山 |
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誘導 | 筒井 敦史 | 筒井 敦史 |
皆さんはトランプの大富豪というゲームをご存知ですか?
簡単にルールを紹介しておくと『2』が最強のカードになり、強い順から
1→K→Q→J→10→9→8→7→6→5→4
で、『3』が最弱という。『ジョーカー』はオールマイティですね。
とにかく配られた手持ちの札をうまく組み合わせながら作戦を考えて、カードを出していく訳ですが‥
いくら強いカードだからといって最初から『2』や『1』を出しまくっているようでは勝てません。タイミングが大事です。
とはいえ、ここが勝負だと思い『1』を3枚出して、場を流そうとしても、隣のジジイがまさかの『2』を3枚!『ええええええっ!2を3枚とかマジで持ってんの?ウソ〜!あり得んわ〜。このクソジジイ!!くたばれアホンダラ!パスしろや、パス!!』となり殺意を覚えるほどの憤りを感じることもあったりする訳です。まぁ、要するに完全に自分のゲームプランが狂ってしまうとどーにもならないってことですね。
こうやって考えると、大富豪ってゲームは実に競輪のレースに近い戦略性があるように思います。
強い自力型は強いカードを持っていて、その強いカードをどこで使うのか?前半なのか、後半なのか?このあたりを読むのが実に難しい。
そんな観点から昨日の広島記念準決勝を見た時に、新山響平選手の『2』の出し方はお見事でした。一度西田選手が抑えに来た時に、そこそこのカードを出して突っ張っておいてから、石原颯選手が思い切って仕掛けてきたところは無理せずにスッと引いての捲り勝負!大富豪的に言うと、石原選手にまず、好きなカードを出させておいてからの、必殺の『2』が最後に炸裂したって感じでしたね。
これまでの新山選手なら、もっと早い段階でガンガン『2』を出しまくっていたはずですが、ちょっと洗練された攻め方になってきたというかなんというか‥
もちろん基本スタイルに変化はないと思うのですが、ちょっとグランプリも見据えて戦い方の幅を広げているのかなぁ、なんて、そんな風に私の目には映りましたが、読者の皆様はどうでしょうか?
この記念の勝者への関心は勿論ですが、グランプリという大舞台を見据えて、新山選手が今日はどこで必殺のカードを出してくるのか?そのあたりにも注目して、決勝戦を楽しみたいですね〜。
西田の粘りに期待
昨日は新山に突っ張られて、見せ場なく終わってしまった2西田。ただ今日こそはしっかり主導権を、という組み立てになるのでは?それほど早めに仕掛けるタイプの選手はいないので、比較的自分のペースでレースを支配できそう。そこに期待して2西田の粘りを軸に据える。ただ、逃げ切りまでは厳しいのであくまでも2.3着の評価で。アタマ候補は番手の8室井というよりは別線の選手に。いい位置にいた時の近畿両者、あとは1雨谷の捲り追い込み。ヒモは少し広めに。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 雨谷 一樹 | 96 | 栃木 | 雨谷 一樹 96/栃木 |
2 | 2 | 西田 優大 | 123 | 広島 | 西田 優大 123/広島 |
3 | 3 | 山田 久徳 | 93 | 京都 | 山田 久徳 93/京都 |
4 | 4 | 渡邉 豪大 | 107 | 福岡 | 渡邉 豪大 107/福岡 |
5 | 福永 大智 | 113 | 大阪 | 福永 大智 113/大阪 |
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5 | 6 | 渡邉 晴智 | 73 | 静岡 | 渡邉 晴智 73/静岡 |
7 | 田中 誠 | 89 | 福岡 | 田中 誠 89/福岡 |
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6 | 8 | 室井 竜二 | 65 | 徳島 | 室井 竜二 65/徳島 |
9 | 芦澤 辰弘 | 95 | 茨城 | 芦澤 辰弘 95/茨城 |
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誘導 | 連佛 康浩 | 連佛 康浩 |
河端の強烈なダッシュに!
昨日は末が甘く敗れてしまった1河端だが、踏み出しのスピードは何とも強烈。車番的にもそれほど無理して早めにいく展開にはならなさそうで、それなら後方からでも飛んでくるところを軸にして考えたい。番手の6中村は離れる可能性の方が高そうなので見送り。相手筆頭は7寺沼にのる9吉澤だが、タテある5伊藤との絡みや、単騎3守澤が臨機応変に立ち回ってというところにも期待。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
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1 | 1 | 河端 朋之 | 95 | 岡山 | 河端 朋之 95/岡山 |
2 | 2 | 山口 敦也 | 113 | 佐賀 | 山口 敦也 113/佐賀 |
3 | 3 | 守澤 太志 | 96 | 秋田 | 守澤 太志 96/秋田 |
4 | 4 | 岡田 泰地 | 100 | 栃木 | 岡田 泰地 100/栃木 |
5 | 伊藤 旭 | 117 | 熊本 | 伊藤 旭 117/熊本 |
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5 | 6 | 中村 昌弘 | 81 | 広島 | 中村 昌弘 81/広島 |
7 | 寺沼 拓摩 | 115 | 東京 | 寺沼 拓摩 115/東京 |
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6 | 8 | 伊藤 信 (欠車) | 92 | 大阪 | 伊藤 信 (欠車) 92/大阪 |
9 | 吉澤 純平 | 101 | 茨城 | 吉澤 純平 101/茨城 |
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誘導 | 高津 晃治 | 高津 晃治 |
松浦が展開有利に
1松浦がスタートを取ってしまえば、相当有利な展開になりそうな決勝戦。9新山相手に7太田が突っ張り先行になるだろう。1松浦は決勝戦になると確実に勝ちにいく組み立てになるので、場合によっては発進のレースもありそう。7太田は9新山相手なので残るのは難しいとみた。問題は9新山を絡めるべきかどうか?冒頭書いたように、9新山は必殺技を出すタイミングを敢えて遅らせているように思うので、今日も捲りで迫るところは抑えておきたい。何なら9新山のアタマまであるのでは?1松浦軸で、6池田への突き抜け、後は単騎の3山田、4佐々木への絡みが勝負目だが、9新山の捲りが決まるところも少々。
※(11時51分追記)フォーカスの買い目に変更がございました。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 松浦 悠士 | 98 | 広島 | 松浦 悠士 98/広島 |
2 | 2 | 菅田 壱道 | 91 | 宮城 | 菅田 壱道 91/宮城 |
3 | 3 | 山田 庸平 | 94 | 佐賀 | 山田 庸平 94/佐賀 |
4 | 4 | 佐々木眞也 | 117 | 神奈 | 佐々木眞也 117/神奈 |
5 | 渡部 幸訓 | 89 | 福島 | 渡部 幸訓 89/福島 |
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5 | 6 | 池田 良 | 91 | 広島 | 池田 良 91/広島 |
7 | 太田 海也 | 121 | 岡山 | 太田 海也 121/岡山 |
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6 | 8 | 鈴木 玄人 | 117 | 東京 | 鈴木 玄人 117/東京 |
9 | 新山 響平 | 107 | 青森 | 新山 響平 107/青森 |
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誘導 | 筒井 敦史 | 筒井 敦史 |
1972年5月17日生。関西・名古屋などでFMのDJを経て、競輪の実況アナウンサーへ。実況歴は18年。最近はミッドナイト競輪in小倉を中心に活動中。番組内では「芸術的なデス目予想」といういいのか悪いのかよく分からない評価を視聴者の方から頂いている。
いよいよクリスマスまであと10日。今、東京にきていますが、東京は至る所で電飾たちが活発に自己主張を繰り返しておりまして、街はキラキラしております。
私が子供の頃のクリスマスに比べると確実に、このキラキラ、勢いを増しております。というより、年々アップグレードしているのは間違いないでしょう。
『去年より今年、今年より来年』
いつから人はこれほどキラキラに労力を費すようになったのでしょうか?小田和正が『キラキラ』という曲をリリースしたのが2002年。振り返ってみれば、もうあの頃、完全にキラキラは日本を制圧していたように思います。
その証拠に、この頃に産声をあげた選手の名前は相当キラキラしています。今、いわきで走っている125期の斎藤選手は2004年生まれの20歳。名前は何と『英伊須』と書いて『えいす』です。イギリスとイタリアが名前の中で仲良く並んでいるなんてのは、日独伊三国同盟の時代にはとても考えられなかった。我が国が暗黒の時代に突入しようとしていたあの頃とはまるで対照的なネーミングであり、今の時代においてもイギリスはEUを離脱している訳で、そんな中でもやはりイタリアと並んで名前の中に存在しているというのは、素晴らしくキラキラしてると思わずにはいられません。
そんな時代にも関わらず、125期のスーパースター候補生の名前は
森田一郎(もりたいちろう)
なんて英伊須くんと対照的な響きでしょう。
これまで何百人、いや、何千の日本人がこの名前を背負って生きてきたのか。誰が見ても読み間違う事はありません。この名前を間違って読むくらいならアナウンサーを引退した方がマシです。そして、今の時代、逆の意味で一度覚えたら忘れない、強烈なインパクトを残す名前ではないかと思います。
今回の広島記念がG3初参戦。昨日は今年のグランプリにも出場が決まっている新山選手との対戦でした。結果だけ見ると9着大敗。まるで手も足も出なかったという印象を持つ方が多いかも知れませんが、突っ張り先行が持ち味の新山選手に対して、赤板ホーム手前から車間を斬ってギリギリのタイミングを狙って叩きにいく。無抵抗で突っ張られて終わった訳ではない、というところに私はキラキラした希望の光を見出しました。
森田選手のデビュー前、同期の選手たちは口を揃えて『森田は別格だ』と言っていました。そんな評判通りの走りでここまで半年で駆け上がってきました。そして、いよいよここからが正念場です!真の意味で名前が輝くかどうかは、漢字のチョイスでもなく、言葉の響きでもなく、選手としてのこれからの生き様、走りっぷりであることは間違いないでしょう。
クリスマス直前、今日はどんな輝きを放つのか?森田一郎の挑戦を見届けようではありませんか。