準決一番の激戦区。
実績ではSSの1吉田ということになるが、
3新山、8河端、9野原といずれも強い競走で準決勝に勝ち上がってきた。
近況、勝負所で捲りに構えてしまうこともある1吉田。
そこを8河端や9野原が一気にカマシてしまえば
二次予選のように3番手以降が口が空いてしまい
前で決まってしまう可能性は高い。
初手位置で展開ががらりと変わってしまいそうなので
このラインを本命というのが非常に絞りづらいのだが、
どのラインもマーク陣がしっかりしているので、
各ラインの番手選手の交わし目を軸として3着を絞りながら勝負する。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 吉田 拓矢 | 107 | 茨城 | 吉田 拓矢 107/茨城 |
2 | 2 | 小倉 竜二 | 77 | 徳島 | 小倉 竜二 77/徳島 |
3 | 3 | 新山 響平 | 107 | 青森 | 新山 響平 107/青森 |
4 | 4 | 坂本 貴史 | 94 | 青森 | 坂本 貴史 94/青森 |
5 | 東口 善朋 | 85 | 和歌 | 東口 善朋 85/和歌 |
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5 | 6 | 藤岡 隆治 | 98 | 徳島 | 藤岡 隆治 98/徳島 |
7 | 神山 拓弥 | 91 | 栃木 | 神山 拓弥 91/栃木 |
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6 | 8 | 河端 朋之 | 95 | 岡山 | 河端 朋之 95/岡山 |
9 | 野原 雅也 | 103 | 福井 | 野原 雅也 103/福井 |
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誘導 | 阿部 充宏 | 阿部 充宏 |
安定感対爆発力。
2太田、3郡司、4末木を軸とした3分線。
昨年の準決勝ではまさかの6着に敗れ途中欠場となった3郡司だが、
防府バンクとの相性も良く2018年、2019年と共に決勝戦まで勝ち上がっている。
今節も初日から非常にレースが見えており、まるで隙が見当たらない。
番手の1佐藤も二次予選、苦しい位置からしぶとく4着に入っており
どうしてもここを中心に考えざるを得ない。
ツボにはまれば手を付けられない2太田。
強弱の波が激しく取捨選択が非常に悩ましい選手なのだが、
ここ数場所は少し調子が下降気味で
この寒さが少なからずレースに影響しているような印象を受ける。
2太田が思い切り仕掛けた際にマーク陣が口が空いてしまう可能性もあるため、
やはりラインの総合力、安定感を考えた時に
ここは3郡司-1佐藤に素直な記となってしまう。
穴狙いは12レースのほうが面白そうなので
このレースは思い切って点数を絞って勝負する。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 佐藤慎太郎 | 78 | 福島 | 佐藤慎太郎 78/福島 |
2 | 2 | 太田 竜馬 | 109 | 徳島 | 太田 竜馬 109/徳島 |
3 | 3 | 郡司 浩平 | 99 | 神奈 | 郡司 浩平 99/神奈 |
4 | 4 | 末木 浩二 | 109 | 山梨 | 末木 浩二 109/山梨 |
5 | 柏野 智典 | 88 | 岡山 | 柏野 智典 88/岡山 |
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5 | 6 | 古屋 琢晶 | 90 | 山梨 | 古屋 琢晶 90/山梨 |
7 | 永澤 剛 | 91 | 青森 | 永澤 剛 91/青森 |
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6 | 8 | 松岡 篤哉 | 97 | 岐阜 | 松岡 篤哉 97/岐阜 |
9 | 山下 一輝 | 96 | 山口 | 山下 一輝 96/山口 |
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誘導 | 隅 貴史 | 隅 貴史 |
水魚の交わり 松浦・清水
9松浦-1清水-7桑原と山陽勢は盤石の布陣となった。
頭一つ抜けている9松浦。
このラインが唯一3車で他は2車での細切れ戦。
初手で前を取らされたとしても
9松浦が仕掛け損じて最終バック7番手という展開は想像しづらい。
素直に9松浦-1清水の折り返しから勝負する。
配当の妙味はないかもしれないが、
9松浦が早めに仕掛けた際のラインの突き抜けを押さえとし、
そこに3園田、5内藤あたりを3着に絡めてみたい。
大穴は8阿部。
昨年の同大会の準決勝で9松浦と吉田の叩き合いを捲って8万8千円超えの高配当を演出した。
4伊藤が好調なだけに山陽ラインを苦しめる展開となれば、
再度8阿部の一発を狙ってみたい。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 清水 裕友 | 105 | 山口 | 清水 裕友 105/山口 |
2 | 2 | 渡邉 雄太 | 105 | 静岡 | 渡邉 雄太 105/静岡 |
3 | 3 | 園田 匠 | 87 | 福岡 | 園田 匠 87/福岡 |
4 | 4 | 伊藤 颯馬 | 115 | 沖縄 | 伊藤 颯馬 115/沖縄 |
5 | 内藤 秀久 | 89 | 神奈 | 内藤 秀久 89/神奈 |
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5 | 6 | 青森 伸也 | 87 | 福島 | 青森 伸也 87/福島 |
7 | 桑原 大志 | 80 | 山口 | 桑原 大志 80/山口 |
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6 | 8 | 阿部 拓真 | 107 | 宮城 | 阿部 拓真 107/宮城 |
9 | 松浦 悠士 | 98 | 広島 | 松浦 悠士 98/広島 |
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誘導 | 隅 直幸 | 隅 直幸 |
記念競輪を見ていると地元の選手の気合いのノリというのは、こうも違うものかといつも感じさせられます。
以前も、このコラムで書かせていただいたのですが、
地元選手にとって地元F1は記念開催と同じ、
記念競輪はG1並に価値のあるものだと伺いました。
防府競輪の主役は紛れもなく清水裕友選手です。
以前防府競輪のYouTubeでも取り上げられていましたが、
ここに懸ける想いというのは我々の想像以上なんだろうなぁと
本当に画面越しから伝わってまいりました。
地元記念は4連覇中。
今年勝てば5連覇を達成。
グランプリ出場争いの渦中にいますが、
恐らくそんなことよりも、地元で、お客さんの前で、
この一本を獲るということしか考えていないのでしょう。
昨年の準決勝同様に、
今年の準決勝でも勝負所で早めに自ら踏んでしまいSNS上では様々な意見が飛び交いました。
ただ、あれほどまでに勝ちにこだわる清水選手のレースはそうそう見ることがありません。
佐藤慎太郎選手はグランプリの入場演出が気にならないほど集中していたと、昨年のオッズパークLIVEの時に話してくださいました。
グランプリを『楽しむ』よりも『責任感』の方が強いからだ、と。
今節の清水選手はまさに同じ思いなのでしょう。
さぁ、決勝戦。
本日も宜しくお願い致します。
好調野原に阿部を絡めて。
惜しくも準決勝敗退となった2野原だが、
連日の内容は好気配。
8久保田が切って、4松岡篤が切って、5松岡貴が押さえた上を一気にカマシていくとみた。
番手は神奈川のガッツマーカー1内藤。
2野原の仕掛けに1内藤が離れるとは考えづらく、
まずはこの2人の折り返しを本線に置く。
位置取りでは8久保田も厳しい印象だが、ここは外枠のため評価を下げた。
本線に対しての相手候補は9阿部。
元々器用に動ける選手で、準決勝戦でも何度も内を掬い
前々の意識をみせていた。
単騎戦を苦にするタイプではなく、
近況10度の単騎戦で1着3回、2着1回、3着1回と
車券に絡む確率は5割と高い。
この3車のBOXで勝負する。
穴は8久保田が2野原ラインの3番手を確保できた時。
1内藤が8久保田を捌きにかかった時に、
内をついて伸びてくる7柏野と2野原の逃げ残りで狙ってみたい。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 内藤 秀久 | 89 | 神奈 | 内藤 秀久 89/神奈 |
2 | 2 | 野原 雅也 | 103 | 福井 | 野原 雅也 103/福井 |
3 | 3 | 小倉 竜二 | 77 | 徳島 | 小倉 竜二 77/徳島 |
4 | 4 | 松岡 篤哉 | 97 | 岐阜 | 松岡 篤哉 97/岐阜 |
5 | 松岡 貴久 | 90 | 熊本 | 松岡 貴久 90/熊本 |
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5 | 6 | 山口 富生 | 68 | 岐阜 | 山口 富生 68/岐阜 |
7 | 柏野 智典 | 88 | 岡山 | 柏野 智典 88/岡山 |
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6 | 8 | 久保田泰弘 | 111 | 山口 | 久保田泰弘 111/山口 |
9 | 阿部 拓真 | 107 | 宮城 | 阿部 拓真 107/宮城 |
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誘導 | 隅 貴史 | 隅 貴史 |
松浦はきっちりと勝つ。
3日目に鋭いスピードで捲り切った2稲毛もいるが、
やはりここは1松浦の力が違う。
記念競輪で勝ち上がりが出来なかったとしても
1松浦が欠場することはなく、
また気落ちして大敗ということもない。
このような状況でも1松浦はきっちりと勝って締めくくる選手。
動ける選手もいるが、実質は2稲毛との2分線。
最終日の特別優秀で5山下の位置を他の選手が狙いにいくとは考えづらい。
したがって波乱の要素はなし。
ここは1松浦の先行でマーク5山下との折り返しのみで勝負する。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 松浦 悠士 | 98 | 広島 | 松浦 悠士 98/広島 |
2 | 2 | 稲毛 健太 | 97 | 和歌 | 稲毛 健太 97/和歌 |
3 | 3 | 小川 勇介 | 90 | 福岡 | 小川 勇介 90/福岡 |
4 | 4 | 須永 優太 | 94 | 福島 | 須永 優太 94/福島 |
5 | 山下 一輝 | 96 | 山口 | 山下 一輝 96/山口 |
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5 | 6 | 藤岡 隆治 | 98 | 徳島 | 藤岡 隆治 98/徳島 |
7 | 坂本健太郎 | 86 | 福岡 | 坂本健太郎 86/福岡 |
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6 | 8 | 新田 康仁 | 74 | 静岡 | 新田 康仁 74/静岡 |
9 | 岡本 総 | 105 | 愛知 | 岡本 総 105/愛知 |
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誘導 | 阿部 充宏 | 阿部 充宏 |
清水が気持ちで上回る。
好調5郡司に、2吉田が相手。
松浦という目標不在になった1清水だが、
ここは気持ちが違う。
松浦の思いに応えるためにも、ここはきっちりと締めくくりたいところ。
ここ二年の決勝戦はいずれも宮本隼輔の番手からの競走だったが、
2018年、2019年の同大会ではいずれも自力で5郡司を破っている。
2吉田の先行は考えづらく、車番が悪くなった5郡司が駆ける流れではないだろうか。
そこを一気に1清水が捲る流れとみた。
その時に3佐藤が1清水を止め切れるかどうか、
1清水を止め切れなくとも、
8桑原の位置はきっちり捌いてきそうなので
1清水の頭からフォーメーションで狙ってみたい。
また、自身の勝利はもちろんだが、
山口勢から優勝者をと早めにカマシ切った場合も考えて
8桑原から1清水の2・3着も押さえておく。
枠 | 車番 | 選手名 | 期別 | 府県 | 選手名 期別/府県 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 清水 裕友 | 105 | 山口 | 清水 裕友 105/山口 |
2 | 2 | 吉田 拓矢 | 107 | 茨城 | 吉田 拓矢 107/茨城 |
3 | 3 | 佐藤慎太郎 | 78 | 福島 | 佐藤慎太郎 78/福島 |
4 | 4 | 永澤 剛 | 91 | 青森 | 永澤 剛 91/青森 |
5 | 郡司 浩平 | 99 | 神奈 | 郡司 浩平 99/神奈 |
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5 | 6 | 東口 善朋 | 85 | 和歌 | 東口 善朋 85/和歌 |
7 | 園田 匠 | 87 | 福岡 | 園田 匠 87/福岡 |
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6 | 8 | 桑原 大志 | 80 | 山口 | 桑原 大志 80/山口 |
9 | 神山 拓弥 | 91 | 栃木 | 神山 拓弥 91/栃木 |
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誘導 | 隅 直幸 | 隅 直幸 |
広島出身でカープを誰よりも愛するのにメガネは白か黒。オッズパークLIVEでおなじみのアンダーパー藤原氏と双子じゃないか?という噂もあるくらい瓜二つ。特技は3連複5車ボックスで外すこと。ちなみに本業は実況アナウンサー
今回は「周防国府杯争奪戦(GIII)」の予想を2日間担当させていただきます。
昨日、向日町競輪場でスタッフの方と会話をしていたら
『周防って、すおうって読むんですね。知りませんでした。』と言われました。
なるほど、馴染みのない方からすると、
その漢字は『しゅうほう』とか読んじゃうのか。
確かに僕も記念競輪の冠名を間違えて覚えちゃってることが過去に何度かありました。
だけどね、周防だけは素直に読めるんです。
というのも中学生の頃によく家族で周防大島に釣りに行ってたんです。
この周防大島に大津家しか知らないんじゃないかってくらいの穴場の釣り場がありまして、
本当によく釣れるんです。
それも投げ釣りで。
安心安定の釣りポイントなんです。
まるで防府記念の二次予選みたい。
やっぱり記念競輪の二次予選は最高ですね。
新山選手で釣らせてもらい、
清水選手で釣らせてもらい、
郡司選手、松浦選手で釣らせてもらいました。
驚いたのは8レースの佐藤慎太郎選手。
最終バック9番手の絶体絶命の位置から4着まで突っ込んでくるんですから。
思わず声が漏れましたもん。
『周防(すごー)』て。
最後の1行で完全に皆様をバラしてしまった感は否めませんが、
本日も宜しくお願い致します。