朝日新聞社杯競輪祭　著名人予想

さあ今年もやってまいりました競輪祭！
競輪祭といえば小倉！小倉といえば九州！
九州出身の私からするとG1といえばやっぱり競輪祭、そんなイメージがあります。

もちろんもう何度も現地で競輪祭は観戦しているのですが、やはりドームならではと言いますか、他の競輪場とは違う雰囲気がありますね。

まずは「シャーッ」という車輪の音が凄く綺麗に聞こえること。
小倉のお客様は結構皆さんレース中は食い入るように見てるんですよね。ヤジも少なくてかなりの静寂に包まれます。そこに響く選手の車輪の音は聞いていて非常に心地が良いです。

そしてなんといってもスピード戦。風もなく天候の影響を受けないメディアドームのG1は純粋に各選手のスピードが活きるレースになって迫力が段違いですね。

場内のトークショーも毎回豪華ですし、キッチンカーやYoutube配信、様々なイベントなど、G1らしい、小倉らしい大会に今年もなりそうですね。

そして今年は私も競輪祭の予想を出させていただけるということで気合はパンパンです。

忘れもしない、吉田拓矢選手が勝った2021年。3連単5万円を現地でゲットして競輪の面白さ、楽しさを改めて感じた1日でした。今年は果たして誰が競輪王になるんでしょうか。
では初日よろしくお願いします！

これまで色々なレースを見てきた中で、初めてのレースを見た気がしました。初日の11R。

ジャン前に眞杉選手が仕掛けた時に口が空いてしまった鈴木玄人選手。
番手を阿部選手に奪われた時点で関東のワンツーはもう厳しそうだなと感じました。
眞杉選手自身も山崎選手に合わされての外併走。

しかしそこから眞杉選手が捲り上げ、番手を奪い取っていた阿部選手が続いて最終バック。
後方から物凄い捲りで飛んで来たのが鈴木選手。しかもそのままの勢いで捲り切るスピードはあったにも関わらず、阿部選手の外に追い上げて再度眞杉選手とドッキングする形に。
そこから直線は突き抜けてのワンツー。

番手の技量不足というところは否めないのですが、連結を離してしまった責任感から自力で追い上げて眞杉選手とワンツーを決めたのは並みの選手ではないなと感じました。
ましてG1。普通なら連結外した時点で外に浮かされてそのまま後退か、追い上げようとしても別線に阻まれるシーンです。
1着インタビューでも謝罪から入り、連結を外してしまったことをファンに謝る姿は非常に謙虚でしたが、その謙虚さの中に怪物の雰囲気が漂っていました。

初めての競輪祭でまず1着スタート。もちろんまだ勝ち上がれるかは分かりませんが、鈴木玄人選手の今開催はなにか大きな仕事をやってのけそうな、そんな感じがする初日のレースでした。

G1らしく難しいレースが多い初日でしたが2日目も楽しんでいきましょう！

簗田選手から勝負していた私からすれば文字通り「悶絶」だった10レース。勝負所で内へ行ったのは良かったと思うんです。
でもなぜ3番手ではなくよりによって芦澤選手のところまで行ったのでしょうか…。いくら内からとは言え、芦澤選手と言えばガッツマーカー。横には定評のある選手。

もうその時点で車券はジエンドです。3番手にいれば無駄脚を使うことなく古性選手の捲りに乗って上位着を取ることができた可能性も高かったのに、とタラレバを言ってはダメなのですがどうしても言ってしまいたくなるレースでした。

恐らくこれは3番手だと古性選手が追い上げて、古性選手と併走になる恐れがあると思ったからなのでしょうね。さすがに古性選手との併走は避けたい、その一心で前々捌いていったのだと思います。それだけ古性選手が周りに植え付けているイメージというのは大きいものなのだと思いますが、そんなこと言ったら芦澤選手との併走も……。いやいや、もうこれは気持ちを切り替えていくしかありません！

やっぱりG1は難しい。そして楽しい。そんなことを感じる2日間です。そこに良い車券を的中させる、という出来事があればもう完璧です。まだ4日間もあります。
しっかりと車券戦術を練っていきたいですね。

堅めの狙い目は的中していても、なかなかビッグヒットを手に出来ないもどかしい日々が続いています。

昨日予想で本命にあげた新山選手。
私は勝ち上がりのポイントのことを考えて捲るのでは？なんてことを書いてしまったのですが、真逆も真逆、得意の突っ張り先行で3着。

これでなんと二次予選にギリギリの滑り込み。
グランプリに首の皮1枚繋がった形となりました。

私は競輪祭の裏で大垣のデイ開催のMCをしていたのですが、新山選手の走りを見てとある言葉を思い出しました。
これは地元の安達選手（岐阜127期）が完全優勝したチャレンジ決勝戦の後に、山田裕仁さんが仰ったことです。

レースは安達選手の後ろに同期が付く中、安達選手は早めの仕掛けで同期を振り切って優勝したのですが、それに対して山田さんは、『安達君の気持ちが見事だよね。同期が後ろに付いてると、もしかしたら交わされるかも、と思って小さいレースになるかもしれないところを、安達君はそんなこと気にせずに、もし差されたら練習するだけって気持ちで走ってるわけなので。期待できますよね。』と。

これはまさに新山選手に当てはまるなと。
着のことを考えて自分だけのレースをするのではなく、いつもの自分のスタイルで走って勝ち上がれなかったら仕方ない、そんな気持ちで走っているはずですよね。
それで結果的に勝ち上がりを決めるというのは運も味方していますし、"持ってるな"という印象を受けました。

捲りに構えるのでは、なんて書いた自分があまりに恥ずかしいです。。笑
私がこんな気持ちじゃ当たるものも当たらないわけですよね。

気合を入れ直していつもの自分の予想スタイルで万車券を！4日目もよろしくお願いいたします！

二次予選の最終レース。
久々に王者らしいといいますか、古性選手らしさを見せたレースでしたね。

前受けから勝負所では中野選手の番手を捌きにいきました。捌きにいった場所は同期の阿部選手の位置。
阿部選手とは岸和田でも一緒に練習をしている仲で、その辺りの背景を考えると、この位置を取りに行くというよりはその後ろの3番手狙いかなと感じていたのですが、そんなことは全く関係なかったですね。いくら親しい仲でも勝負に関しては一切の妥協をせず、一番勝利に近い位置を奪いにいくその姿勢はさすがです。

結果的に中野選手は山田庸平選手に叩かれて捲る展開となった中、松岡選手の牽制もあってスンナリとは行ききれず外に浮いてしまいました。
そしてそこからが古性選手の真骨頂。あの狭い場所を文字通り針の穴を通すようにして捲っていく姿は古性選手でなければできない芸当でしょう。本人のコメントは相変わらず弱気ですが、あの動きが出来る古性選手が戻ってくればもう完全復活間近なのではないでしょうか。

やっぱりG1。このレースだけでなく、全てのレースで見どころの多い戦いが続いていますね。
早くも今日は準決勝デイ。競輪祭の準決勝はは近年荒れるイメージがあるのですが今開催は果たして。そしてグランプリ争いもどうなるのか。わくわくの5日目もよろしくお願いします。