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　確たる主役が不在の混戦模様となったが、注目したいのはアルファヒディ。中央２勝馬で順調に使われての入厩とあって態勢は整っている印象。最終追い切りでも小気味のいい動きを見せてくれた。いきなりに妙味がありそうなので。相手も転入馬をチョイス。◎同様に中央２勝馬のスカーズと１勝馬のドラミモン。前者は道営時の戦績、後者は８月以来の一戦となる点が不安材料となるが、残した実績から力上位と言っていい組み合わせ。一変の期待を懸けたい。既走組では前回の同鞍で上位争いを演じたユウトザアシゲ、ミーハ、クロダブシになるだろう。どれも２０００ｍへの距離延長は問題なさそうだし、中間の動きから出来に不足もなさそうだ。転入馬たちの動向次第になるが、再び上位争いに参加できてもいいか。

◎(５)アルファヒディ…３歳未勝利勝ちは芝２０００ｍだったが、１勝クラス勝ちはダ１８００ｍ。ダートの２勝クラスの特別戦でも連対実績があり、Ａ５組への編入なら恵まれたと言っていいか。仕上がりも順調でいきなりの期待は当然だろう。

○(９)スカーズ…３歳未勝利勝ちはダ１８００ｍで、１勝クラス勝ちは芝１８００ｍ。芝の２勝クラスでも馬券絡みがあったが、その後に転じた南関東と道営では成績を残せなかった。当地で再生なるか、注目したい。

▲(12)ドラミモン…初勝利はデビューから５戦目の芝１６００ｍ。それでも１勝クラスの壁は厚かったようで、馬券絡みがあってもなかなか勝ち上がることができなかった。名古屋移籍を契機にしたい。

△(６)ユウトザアシゲ…中央未勝利を勝ち上がることができず、昨年９月に当地へ転入。２走目で勝ち上がり、その後は堅実に駆けてＡ級まで上がってきた。徐々に相手は強くなるが、自慢の先行力で上位争いへ。

×(10)ミーハ…中央未勝利で名古屋に転じて（４１４21）。成績が安定しないのは、追い込み一手で展開に左右されるため。得意の季節を迎えて出来に不足はないが、流れが向いてほしい。

×(11)クロダブシ…中央１勝馬で南関東を経由して当地へ。ただ、転入後の勝ち星の２つはＢ級でのもの。２０００ｍの距離は苦にしないだろうが、ここで勝ち切るイメージは湧かない。