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2025年7月 2日   帝王賞 (大井競馬)  

大井競馬   第11レース   2025上半期のダート王はミッキーファイト
全国公営競馬専門紙協会 事務局

14-2_ooikeiba.jpg【中央所属馬の評価】

 ミッキーファイトはジャパンダートクラシックで上り37.8でフォーエバーヤングに1馬身1/4差まで迫った。大井2000m適性は証明済みで、デビュー以来一貫してダート路線で3着以下なしと底を見せていない。このメンバーなら十分計算が立つ。

 ウィルソンテソーロは昨年同様ドバイワールドカップから。大井2000mは23年JBCクラシック5着、23・24年東京大賞典、24年帝王賞の2着と、勝利こそないもののここ3戦連続連対と相性は良い。フォーエバーヤング不在なら決めたいところ。

 メイショウハリオは22・23年に連覇。昨年はサウジカップ取消後で間隔があいたのが影響したかいいところなしの9着。前走の平安ステークスは不利があり度外視していい。レース自体は順調に使えているし、巻き返しに期待したい。

 アウトレンジは浦和記念快勝後ひと息の結果も、前走の平安ステークスを勝って軌道修正。初の大井コースがカギになるが、叩き3戦目で上積みが見込めるし、早め勝負の戦法は今の大井の馬場に合う。

 ノットゥルノはジャパンダートダービー勝ちなど大井コース【1-2-0-3】。今回は先手取れそうなメンバーだが大外枠に入ってしまった。転厩2戦目で手探りだった前走よりも充実した調整ができたし、まずはキッチリスタートを決めて、そのあとは武豊騎手の手腕に期待。

【地方所属馬の評価】 

高知のシンメデージーは今回唯一の地方遠征馬。ダートグレード競走では常に地方最先着で、佐賀記念、名古屋グランプリでは勝利目前のところまできた。古馬一線級が揃ったメンバーでどこまでやれるか楽しみだ。

 ディクテオンは地方転入3戦目。道中まくって行って、勝ったメイショウハリオに3/4馬身差まで迫った川崎記念からさらに進境みせれれば、昨年3着以上の期待も出来る。軽視禁物。

 ミックファイアは南関東クラシック三冠~ダービーグランプリまで無敗だったが、その後は順調さを欠き伸び悩んでいる近況。現時点でどこまでやれるか、変わり身に期待したい。

 ヒーローコールは2月の報知オールスターカップでライトウォーリアを逃げ切り完封勝利。ただその後2戦ひと息。今回最内枠を引いたが、大外枠にノットゥルノがいるだけにマイペースで行けるかどうか。

 オピニオンリーダーは大井記念3着。上位2頭の実績を考えればこの馬自身健闘と言えるが、さらにレベルが上がったこのメンバー相手ではさすがに厳しいか。今後を見据えたレースを。

 ヴィアメントは前3戦、南関重賞で5・6・4着とこの馬なりに健闘しているし、8歳ながら衰えを感じさせない走りをみせている。相手関係は厳しくなるが、直線勝負でひとつでも上の着順を。

 キタノヴィジョンの前走大井記念は出遅れが響いたが、最後はいい脚を使い直線追い上げた。さらに相手は上がるし、2000mは気持ち長い印象だが、この馬なりには前進可能だ。

 グランデマーレのJRA在籍時の良績は芝で、転入後はダートで全くいいところがない。スタートもひと息だけに厳しいレースになりそうだ。

【解説者の予想】

 ミッキーファイトはデビュー以来【5-1-2-0】と底を見せていない魅力。ダート重賞3勝。ジャパンダートクラシックではフォーエバーヤングに迫る2着、2月のフェブラリーステークスでは0.4秒差3着とJpnI(GI)に手が届くところまできている。鞍上のルメール騎手も、ここを勝っていい形で夏休みに入りたい。
 サウジ・ドバイ遠征明けとなるウィルソンテソーロは昨年の佐賀JBCクラシックでJpnI初勝利の後も、チャンピオンズカップ、東京大賞典でともに2着。国内の1800~2000mで6戦連続連対キープと現役上位の実力を備えている。上位争いは必至だ。
 メイショウハリオは2走前の川崎記念でJpnI(GI)4勝目。前走の平安ステークスは不利があり度外視していい。今年8歳だが衰えは感じられないし、昨年と違い順調な臨戦過程なら当然争覇圏。
 ラムジェットは昨年の東京ダービー馬で、東京大賞典でもフォーエバーヤングから0.3秒差3着とダービー馬の意地はみせた。大井コースは実績もあるが、脚の使いどころが難しい馬だが、ハマれば勝機も。
 シンメデージーはここまでダートグレード競走【0-2-1-2】着外も4・5着と掲示板を外していない。前走の名古屋グランプリはサンライズジパングと0.4秒差、上り3ハロン最速で、あと一歩のところまできた。相手はさらに強化されるが、少なくとも地方馬最先着の実力はある。
 ディクテオンは川崎記念で一旦先頭でメイショウハリオには敗れたものの、勝ちに行った競馬は評価できる。まくりが打てれば圏内も。アウトレンジは浦和記念、平安ステークスに勝ちいよいよJpnIに挑戦。初の大井コースを苦にしなければ、今後の展望も開ける。

 ◎(2)ミッキーファイト
 ○(12)ウィルソンテソーロ
 ▲(9)メイショウハリオ
 △(6)ラムジェット
 △(4)シンメデージー
 △(5)ディクテオン
 △(3)アウトレンジ

おすすめ買い目

馬単 2→12 12→2 2→9 9→2 2→6 6→2 12→9 9→12 2→4 2→5

 

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