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2025年6月24日   かに座特別B1サラ系一般 定量 (名古屋競馬)  

名古屋競馬   第11レース   決め手秀逸 ナムラマイケル
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"

7-1_nagoya.jpg 初日のメインはB1組で行われる“かに座特別”。今回は連続開催のため勝ち組(前走1着馬を集めたもの)ではなく、賞金順の編成となっている。このクラスでは滅多に行われない2000mが舞台とあり、距離を求めて希望出走してきた馬たちには警戒が必要だろう。今回は3頭(ユアグローリーフィフティズヤマカツラナウェイ)が該当する。陣営としては長い距離に適性ありとの起用だけにもちろん本気度は高い。これらの動向には要注目だ。純粋な賞金順の編成馬ながら前走の勝ちっぷりがキラリと光ったナムラマイケルを主力視した。中央では芝ダートを問わず中長距離が主戦場で、良績と呼べるものは地方交流戦(1013)に集中。掲示板を外したのは1回のみだ。転入初戦の前走は道中馬群の中でためを利かせて、4角で空いた所に割って入りズバッと差し切る好内容。出走馬の多くが不慣れな2000mではスロー必至だが、前回のレースぶりはここで好走できる条件を備えたものと言えよう。追い掛けて損なしか。これに対抗するのは希望出走のフィフティズ。自分でレースを作れる強みがあり、他に徹底先行型が不在のここは展開的に優位に立ちそう。今井騎手なら絶妙なペース配分で後続の追撃を振り切る場面まで描ける。主力2頭を追うのはユズノキプロミシングギャルあたり。ユズノキはここにきての復調が顕著で、前走は不本意な立ち回りになっての敗戦とあって若武者・望月騎手も期するところがあるだろう。一方で、プロミシングギャルは前回は水の浮く不良馬場で不完全燃焼に終わった。乾いた馬場で見直したかったが、梅雨時の空は味方してくれず、今回も道悪が濃厚な雲行き。それでもドロンコ馬場でなければ一応の力は出せるはずで、巻き返しは十分ありだ。ここまでが争覇圏とみるが、他にもユアグローリーやヤマカツラナウェイには上位食い込みの期待感はある。外から自分のタイミングで動けそうなユアグローリーがより現実的な気はするが、配当面を考慮すればヤマカツラナウェイの方に色気がある。昇級後2走は着順の印象ほど負けておらず、同舞台のC1特別の結果(フィフティズとタイム差なし)を踏まえれば大きな引け目はない。あわよくば2着目も一考したい。

◎(8)ナムラマイケル…中央1勝は門別交流戦のもの。1勝クラスでも金沢で4着、船橋で5着、園田で3着と良績は地方馬場に集中している。昨年12月に船橋へ転じて(0015)と勝ち切るまでには至らなかったが、C1クラスで大崩れしていない。当地ならA級でもそこそこやれそうな戦績だろう。初戦のB4組をV発進を飾ったのも納得のいくもので、迫力ある末脚でズバッと差し切った。1組特別でも楽しみだ。

○(1)フィフティズ…昨春に当地で3戦2勝。南関東では(0015)と思ったほどの成果はなかった。今年3月に再転入後は良化に手間取り、5戦目で復帰後初V。ただ、これを契機に一気に上昇気流に乗ってC1特別で2着、B8組で1着と一足飛びに出世を果たした。さすがにB1特別では壁にぶつかる恐れはあるが、2000mなら持ち前の渋太さが生きる。ハナを奪えそうな構成も有利で見せ場以上の期待がかかる。

▲(6)ユズノキ…中央から昨秋10月に転じて、C27組スタートながら(4201)の好成績でB8組まで勝った。3カ月の休養を経て叩き3走目で3着と契機を掴むと、次戦でB5組を勝った。勝ちっぷりの良さからB1特別でも期待を集めたが、包まれて動いて行けず、4角で大外を回すロス。上位馬とはコース取りの差が出た。中央在籍時には中距離を使われていたので2000mでも問題ないだろう。あらためて期待。

△(3)プロミシングギャル…昨年12月にはA7組で2着のある格上的存在。当時の勝ち馬はその後にA4組まで3連勝、A1組で3着のメガゴールドで相手が悪かっただけ。4月に戦列復帰後は6着→2着→1着→7着と波に乗り切れないが、前走は水の浮く不良馬場を気にしたもの。月曜~火曜にかけての雨量によっては見直しが利いていいだろう。道悪成績(1112)だけに極端な馬場でなければまとめてくるはず。

×(10)ユアグローリー…中央から昨秋10月に転じたのは前述ユズノキと同様だが、こちらは2走目からC16組→C7組の連勝にとどまり、その後は好走しても勝ち星に結び付かず。ただ、B級に上がってからも(0523)と堅実にまとめて、掲示板を外したのは1回のみ。前走では初めて逃げる競馬をするなど、脚質に幅が出たのは好感が持てる。勝ち切るまではどうかも2着、3着なら可能性は十分。軽視は禁物だ。

×(2)ヤマカツラナウェイ…一昨年9月に中央から転じて3戦目で初Vを挙げながら、2勝目までは11戦も要した。乗り難しさがあって常に好走とはいかないが、今年2月に戦列復帰後は(1233)。掲示板を外したのはB級への格上げ戦だった2走前だけだ。決め手に秀でたタイプではないので2000mの我慢比べは向くようで、実際にC1特別ながら3走前には前述フィフティズとタイム差なし。一概に侮れない。

おすすめ買い目

馬単 8→1 1→8 8→6 6→8 8→3 3→8 8→10 8→2

 

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