Odds Park 競馬

　木曜日のメインレースはオープンクラスの1700ｍ戦。先週に六甲盃(1870ｍ)が行われたことで８頭立てと少し寂しい頭数となってしまったが今後重賞戦線でも好勝負ができそうな馬も出走してきており要注目のレースになるだろう。本命に推すのは(７)スマートビクター。転入後負け無しの２連勝で内容も良い。昇級戦になるが能力的に問題は無いだろう。相手候補は２走前に今回と同じ条件を勝っている(４)タイキフォースと距離延長がカギになる(８)スナークダヴィンチの２頭。他には前走の重賞では着順ほど負けていなかった(６)キングレジェンドや休み明けでも仕上がりの良い(５)ウインドケーヴは続く。

◎　(７)スマートビクター…ＪＲＡでは２勝クラスでは少し頭打ちの印象があったが、兵庫に転入後は２連勝。特に前走は59キロの斤量に加えスタートで出負け。そこからのリカバリーが速くすぐに２番手に取り付いた。道中も良い手応えで進み３コーナー過ぎに馬なりで先頭に立つと直線では力強い脚捌きで押し切った。最後は斤量が影響して伸び脚は物足りなかったが最後まで並びかけさせなかった内容は良かった。中距離戦はＪＲＡで経験済みだが小回りでコーナーを６度回るレースやナイター競馬など初めてのところがあったが難なくクリアをした。今回は昇級戦になるが今までの勝ち振りや追い切りの動きなどから心配は要らないだろう。将来は重賞戦線でも好勝負が可能な馬でもあるのでここも突破して更なる飛躍を期待する。

〇　(４)タイキフォース…ここ２走でスタートが決まっていない点が気掛かりではあるが、前走は道中で少し折り合いを欠く場面があったし、砂の深い内を終始通ったことが影響した印象。この中間は３週連続で好時計をマークしており好調子を維持している。２走前には今回と同じ条件を勝っているので実力的には上位。小頭数になったことはこの馬にとって好材料だろう。鞍上も２度目なので多少手の内に入れているし、スムーズな立ち回りができれば巻き返しは十分可能だろう。

▲　(８)スナークダヴィンチ…前走はＪＲＡ交流戦では11番人気の低評価ながら上がり最速の末脚で２着まで追い込んできた。道中は内で脚を溜め、４コーナー手前から外に持ち出して追い込む完璧な捌きだった。過去にＪＲＡ在籍していた時に中距離戦で勝ち経験はあるが兵庫に転入後は姫路の1500ｍ戦が最長距離。今回の距離延長がカギになるが、うまく立ち回ることができれば連続好走も可能だろう。

△　(６)キングレジェンド…前走の兵庫大賞典は勝ったイグナイターから０秒８差の６着だった。兵庫に転入後勝ち経験のない距離ということを考えると上々の結果だったといえるだろう。距離延長はこの馬にとってプラス材料なので前進は必至。鞍上の吉村騎手との相性も良く、11度コンビを組んで唯一馬券圏外になったのは前走だけ。まだ単独のオープンクラスでの勝利は無いが今後に向けてここを勝って弾みを付けたいところだろう。

△　(５)ウインドケーヴ…今回が３月以来のレースで約３ヵ月の休養明け。帰厩後はしっかりと乗り込まれており追い切りも素軽い動きを披露している。休み明けの成績もよくいきなりから好勝負が可能。前走の勝ち馬が一緒だし、その時以上に強いメンバーが揃った感じもあるが、先手を奪えれば最後まで渋太い粘りを見せることができるだろう。なかなか馬体が減らなかったので今回は去勢明けの一戦になる。当日の馬体重が減っていればさらにプラス材料となるだろう。