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2025年5月11日 第6回 お松の方賞3歳上牝馬 (東海・北陸交流)サラ系3歳以上 別定 (金沢競馬) ツイート
金沢競馬 第11レース 久しぶりの牝馬限定戦で躍動!ダイヤモンドライン
"競馬カナザワ 大井 明洋"
第3回までは秋に、一昨年に徽軫(ことじ)賞と入れ替わる形で5月実施に。時期的に3歳馬の参戦はほぼなくなり様相が変わったため、参考になるのはここ2年だけだが、勝ち馬はベニスビーチ(1着・金沢→2着・金沢→3着・名古屋)、セブンカラーズ(1着・名古屋→2着・笠松→3着・笠松)。地区に関わらず牡馬相手のトップクラスでも好走ある馬は好走率が高い傾向あり。
さて、今年は金沢6頭・笠松3頭・名古屋1頭の争い。昨年覇者セブンカラーズが回避して東海勢は一線級参戦とは言えず、快足馬も複数いてハイペース必至の展開への対応力も問われる。自在に重賞でも好走している地元2頭が優勢と見ていいだろう。1番人気は重賞3勝・南関東→高知で強豪に揉まれた(8)リケアマロンだろう。再転入の3月開幕開催を勝った後は牧場で充電して直行の臨戦過程だが、むしろ態勢は上がっているように映り、レースも上手。特にケチを付ける材料もないが、牡馬相手の重賞でも好戦している(2)ダイヤモンドラインとは初対戦。こちらは牡馬相手の長距離重賞に向かうことが多かったため牝馬限定戦は3才時以来。少し忙しい1500mも昨秋に勝っているし、以前と違って攻めて臨んだ中1週で好走できるように。差があるとは思えず、どんな競馬にも対応可能。配当妙味を考えると、(2)ダイヤモンドラインの方を狙いたくなる。他では、昨季以上の内容で前走勝ち(9)コパノフランシス、遠征勢では底を見せていない4歳(6)ポンヌフ、(3)ゼンダンキズナも好走圏内。
◎は(2)ダイヤモンドライン。一昨年秋は2000mの3歳重賞・サラブレッド大賞典勝ち、昨春は2100mの百万石賞2着。本質は長距離向きをインから小差3着の前走で実証したが、今回と同じ平瀬騎手・1500mで昨年10月A1-1を差し切り勝ち、年末の重賞ファンセレクトCも直線猛追2着。見た目も3月の頃より前走時はグンと良くなっていたし、今回は中1週でも通常の追い切り消化、その後に厩舎で間近に見た姿も更に良くなっているように映った。金沢デビュー馬は5歳になっても走力を上げるケースが多いものだが、今季は更に心身の成長を感じる本馬にも当てはまりそう。牝馬同士なら力負けもあり得ず、展開がどうなるかだけ。
○は(8)リケアマロン。昨春転入後の3歳重賞は北日本新聞杯1着→石川優駿2着→加賀友禅賞1着。その後に移籍した岩手でも9月に牝馬重賞勝ち。当地復帰の前走は程々の追い切りで勝ち切り、能力の高さを再認識。態勢を整え直して帰厩、姿も追い切り内容も良くなっている。単純比較とはいえ石川優駿の時計はダイヤモンドラインなどがいた一つ前の世代より2秒以上速い。その点などでは優位と言えるし、距離不問でレースも上手。重賞好走馬の少ない牝馬限定戦なら自在に上回る。勝ち負けは高確率。
▲は(9)コパノフランシス。1600m以下・470キロ前後で折り合えば高知6勝・一昨年1月強敵撃破の1400m牝馬準重賞勝ちもある馬。本来なら今季初戦快勝も驚けない力の持ち主で、A1-2での2着・3着が最高だった昨季を上回る状態になっているようだ。ここ直行を決めてからも毎週追い切りを消化しているし、馬体に関しても前走時以上に良く映る。馬場的に厳しいロスの大きい立ち回りにならなければ好勝負になっていい。
△は(6)ポンヌフ。中央時の2着2回は滞在の札幌ダート1700m(差しと2番手)、浦和C1では2着・8着・6着・3着で、今年2月~名古屋。B級では3走前4馬身差完勝、2着2回も接戦と常に勝ち負け。唯一崩れた前々走重賞でもハナを切ったほどのスピードも魅力。前走惜敗は1枠で苦しい展開。中央時もホライゾネットを着用していた難しい気性も手の内に入ってきたようだし、おそらく名古屋より当地1500mの方が向くタイプ。連対のない輸送競馬さえ克服できれば上位争いに。
注は(3)ゼンダンキズナ。昨春転入後オール連対で臨んだ3~4走前の準重賞6着・牝馬A1は8着と壁を感じる結果だったが、その後は短期放牧を経て2着→1着。叩き2戦目の前走は同日のB1特別より1秒3も速い好時計、特殊な馬場傾向の日ではあったが差す競馬で間を割って勝った点でも進化を感じた。どう立ち回るかは不透明も、伸び盛り4歳が快走も十分。
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