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2025年5月 9日 ポピー特別A2サラ系一般 定量 (名古屋競馬) ツイート
名古屋競馬 第11レース 適鞍に戻って末脚炸裂だ メイショウタイセツ
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"
5日目のメインはA2組で行われるポピー特別。11頭立てとまずまず頭数も揃ったし、馬券の軸になりそうな馬あり、一発長打を期待できそうな馬ありで、本命党から穴党まで楽しめそうな一戦となった。本命党にはメイショウタイセツは頼もしい存在だろう。前走の飛山濃水杯ではさすがに重賞レベルの1400mでは忙しいかの印象を受けたが、それでも5着にはまとめたし適鞍の1500mなら巻き返しは必至か。これからの季節は不得手のタイプかもしれぬが、活気のあるうちにしっかりと稼いで、ひと息入れるプランの様子だ。ここは頑張りどころ。逆転があるなら同期の4歳馬ソーラレイ。3走前に天敵リアルペガサスに敗れはしたが、その後は連勝を飾って軌道を修正できた。何より前走の勝ちっぷりがなかなか鮮烈で、ここでも上位の一角を形成するダンネワード(昨夏にA1b組勝ち)に4馬身差は伊達ではない。1700m以上ではともかく、1500mならば前述のメイショウタイセツとも互角にやれていい。内枠をいかに捌くかだが、機動力を増した今ならノーチャンスではない? 主力2頭は末脚のしっかりしたタイプ。これらを負かす、もしくは一角を崩すとすればやはり前に行く馬ということになるか。前開催のA2組を逃げ切ったケルンコンサートが有力視されるが、すんなり逃げてどこまでのタイプ。前走を勝ったことで今度は他馬のマークも若干厳しくなるはず。ブリンカー効果で自身の粘りは増しているが、それ以上に追撃が厳しくなりそうな予感はある。これとの比較なら僚馬で前回2着のダンネワードがいいかも。昨夏にA1b組勝ちがあって実力は確かだし、この枠ならすんなりと流れに乗れそう。リズム良く走れるのはほぼ間違いなさそうだけに、ひと押しが利いてもいいだろう。他では地力を秘めるメガゴールドとハッピーミーク。前者は1500mは若干忙しいが、宮下騎手の絶妙な捌きに期待。後者は920mながらA1ba組勝ちの実績がある。1月以来の実績で仕上がりはパドックを注視してほしいが、いきなり動けても驚けない。今回に関しては勝ち負けとまでは言わないが、2着、3着なら十分か。
ここまで長々と述べたが、地元の適鞍の1500mならメイショウタイセツが決めると見ればこの馬から人気所へコンパクトにまとめるのが良し。これが不発に終わると見れば、ソーラレイから若干手広く流して好配を狙うというのがいいか。記者はメイショウタイセツを信頼したが、一歩間違えば…というのは最近の名古屋競馬ではよくあることで。
◎(11)メイショウタイセツ…転入後8連勝の勢いで勇躍挑んだ前2走の重賞戦線ではマーチカップ2着、飛山濃水杯5着止まり。2走前は勝ち馬にうまく運ばれたものだが、前走については重賞レベルでは1400mは忙しいということか。ここは仕切り直しの一戦だが、適鞍の1500mなら距離は気にならない。もちろん相手も上がっているので楽観は許されないが、外のいい枠を引けたし今開催の外差しが利く馬場も好都合。
○(2)ソーラレイ…3走前に天敵リアルペガサス(11月戦でも1秒0差で敗戦)の3着と敗れたが、その後2走で1着、1着ときっちり軌道を修正。前走などは昨夏にA1b組勝ちのあるダンネワードを完封、更なる高みが望めそうだ。前開催は920m戦に組まれたので回避したが、この中間も順調に調整できている。機動力を増しているようにここへきての地力強化は本物で塚本騎手とのコンビも魅力。逆転があればコレ。
▲(10)ダンネワード…3月に戦列復帰後は3着、2着、2着、2着と勝ち切れないでいるが、ここ3走は一戦ごとに着差を詰めているようにムードとしては決して悪くない。引き続きこの馬のスピードが生きる舞台だし、この枠なら被されてリズムを崩す恐れも軽減。持てる力を余すことなく発揮できそうだ。前走は僚馬を捕まえ切れなかったが、展開次第で逆転は可能なはず。そろそろ区切りを付けたい心境だろう。
△(4)ケルンコンサート…これまではゆったり運べる1700mがベターと思われていたが、詰めの甘さを改善せんとブリンカーを着用した前走で見事な逃げ切り勝ち。1400mでも問題ないことを示した。当然1500mは守備範囲だし、今回も他に徹底先行型が不在の構成。前半に楽ができれば前走の再現も。ただ、その辺りは他の陣営、騎手も簡単には許さないはず。早めに来られるようだと寸前で甘くなる恐れはあるか。
×(5)メガゴールド…A7組→A5組→A4組と3連勝で臨んだ前走だったが、A2組では2着まで。とはいえ、道悪で時計の出やすい馬場だったし、勝ち馬とは勝負所のコース取りの差も大きかった。負けはしたが悲観するような内容でなかったのは確かだろう。この中間も順調にきている様子だが、1500mへ短縮するのは有利とは言えない。よりスピードを要求されれば厳しい立場に。少なくとも馬場は乾いて欲しい。
×(1)ハッピーミーク…昨秋は920m戦でA1a組勝ち、金沢・徽軫(ことじ)賞で3着。牝馬限定なら重賞でもやれることを示した。ここは1月以来の実戦だが、気のいいタイプで太め感もなく、仕上がりとしては悪くなさそう。1500mも(6003)と最も良績のある距離だが、今開催の馬場傾向では内枠は微妙な情勢だ。好走するにはうまく外へ持ち出せればの条件が付くか。岡部騎手ならだが、あくまで展開次第に。
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