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2025年5月 7日   暮春(ぼしゅん)特別A6サラ系一般 定量 (名古屋競馬)  

名古屋競馬   第10レース   A級初勝利へ待ったなし ユウトザアシゲ
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"

7-3_nagoya.jpg 3日目のメインはA6組で行われる暮春特別。ゴールデンウィーク開催も休日は終了して、この日は平静を取り戻していることだろう。駿蹄賞、名古屋グランプリと華やかな重賞レースを終え、祭りの後の静けさ…と言わせない熱戦を期待したい。
 メンバーを見渡すと大半の馬に少なくとも馬券絡みの可能性はありそうな感触だが、やはり勝ち負けとなるとある程度絞られそうだ。内からヒデシンイメルノクターナリティヒシゲッコウユウトザアシゲが該当するか。中でも馬券の軸という観点ではユウトザアシゲがお薦め。A級に昇格後も2着、2着と好勝負を続けているし、出来の良さも見て取れる。陣営としても本格的な暑さが到来する前に何とか勝たせたいという熱が伝わってきた。当地で(5513)の成績が示すように連軸タイプだが、今回は1着目を厚めに買っておきたい。逆転候補としてはヒデシンイメル、ヒシゲッコウ、ノクターナリティの順で。ある程度計算できそうなのは再検明けを2着して不安点が払拭できたヒデシンイメル。先行力があってハナにもこだわらないのが強みで、内枠をいかに捌くかだが、売り出し中の若手・望月騎手なら上手く導いてくれそうな期待感がある。決め手の観点ではヒシゲッコウ。2000mの前走で3着は物足りないが、発馬でアオるロスがなければという内容。ただ、勝ち馬が強かった(今開催の駿蹄賞で2着)のは確かで、久々にこの馬らしい末脚を繰り出して軌道は修正できたはず。1500mでも流れ次第だろう。実力拮抗のレースで道中で動きが生じればチャンスも出てきそうだ。未知の魅力ではノクターナリティ。兵庫C1で好勝負の戦績なら当地A級でも下の方のクラスなら十分に通用しそう。レース映像を見る限り発馬に課題はありそうだが、宮下騎手なら五分、少なくともロスを最小限に抑えてくれるはずだ。何かと手探りの初戦だが、いきなり動けて驚けない。その他ではボナセーラフリューゲルを挙げておく。前者は折り合いに課題、後者は気性的にアテにしづらい面が。それでも、力を発揮すれば上位に食い込む脚を有する。今井、岡部の両騎手だけに押さえておいて損はないだろう。

◎(7)ユウトザアシゲ…A級に昇格後は2着、2着と勝ち切れないが、0秒2、0秒4差と着差は僅か。集中力を持続させる上で1700m(0210)より1500m(4303)の方がいいのは戦績からも明白だ。状態の良さには目を見張るものがあるし、夏場に強いタイプではないので本格的な暑さが到来する前に区切りを付けたい心境か。ハナでも番手でも良く、自分でレースを作れる強みがある。主力視が妥当だろう。

○(1)ヒデシンイメル…中央1勝馬とあり、転入初戦のA6組で2着は期待通りだったが、その後は尻すぼみ。ただ、再検明けの前走ではB級への降級利もあって2着と地力の一端は示した。前開催は1700mの距離を嫌って回避したが、そのぶんいい追い切りを消化できたし、再昇級に泣く器ではない。引き続き警戒は怠れないところ。ただし、1番枠を引いたぶんある程度出して行く必要が。すんなり行ければが条件か。

▲(5)ヒシゲッコウ…3走前は距離不足、2走前は前後半が51秒9-52秒3で前が止まらぬ流れに泣いたが、2000mに延びた前走で3着と反撃。発馬でアオッたのがこたえただけでまともなら楽に2着はあったか。1500mは有利と言えないが、ある程度流れてくれれば。ただ、このメンバー構成では前半ペースは上がりそうになく、道中で動きが生じればの条件は付く。抜けた馬が不在の構成ならその可能性も結構ある?

△(3)ノクターナリティ…本を正せば中央1勝馬。高知でも兵庫でも勝ち鞍はC2までだが、C1でも好勝負の実績。当地のA級でも通用の下地はある。前戦地の最終戦が4月23日とあって間がない日程だが、しっかりと時計になるケイコを消化できたし仕上がりは順調の様子。直近の5走で3度出遅れているように発馬の課題はありそうだが、そこはスタートが巧い宮下騎手がうまくカバーするか。いきなり動けても。

×(11)ボナセーラ…2~3走前の1500mでは5着、3着。これに対して、前走の1700mでは10着止まり。やはり短差しタイプということか。折り合いに難点があるだけにテン乗りでどうかの不安はあるが、今井騎手ならしっかりと乗りこなしてくれそう。外枠を引いたのもゴチャついて気分を損なう心配が薄れるので好都合。当地では7戦して3着が1回のみだが、もっとやれていい馬だろう。警戒は怠れない

×(8)フリューゲル…気難しい面があって成績は安定しないが、5走前に笠松ながらA4組で1着があるように、ここに入っても遜色のない器だろう。そういう意味で岡部騎手は(2002)と上手くこの馬の持ち味を引き出していると言えるか。状態としては好調キープで強調とまではいかないが、気で走る面が多分にあるので、あまり気にしなくていいかも。この組み合わせでもツボにハマればの期待感はある。

おすすめ買い目

馬単 7→1 1→7 7→5 5→7 7→3 3→7 7→11 7→8

 

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