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2025年5月 6日 第25回 名古屋グランプリJpnII オープンサラ系4歳以上 別定 (名古屋競馬) ツイート
名古屋競馬 第11レース ここなら貫禄勝ち サンライズジパング
"全国公営競馬専門紙協会事務局"
◆中央馬
◇サンライズジパング…勝ち鞍は4つのみだが、不来方賞、みやこステークスと2つの重賞を含む。加えてフェブラリーステークス、川崎記念で各2着があり、実績的にはここに入っても上位と言えよう。最強世代と目される4歳世代でも屈指の存在で、GI制覇も間近に迫った逸材だけに、ここで取りこぼしてはいられないか。
◇セラフィックコール…デビューから6連勝で重賞(みやこステークス)をモノにした逸材。さすがにGI戦線では4戦して5着が1回あるだけだが、その他のレースではダイオライト記念を連覇するなど存在感を発揮。長丁場に良績があって、コーナー6回の競馬はお手の物。鞍上のデムーロ騎手が巧みに捌いて好勝負に持ち込むはず。
◇メイショウフンジン…これまでリステッド競走は2つ勝っていたが、今年2月の佐賀記念で重賞初制覇。今回の出走馬ではシンメデージー(2着)、ノットゥルノ(3着)を打ち負かしている。昨年11月の浦和記念以降は5戦全て逃げの手に徹しているが、その点、名古屋コースでは積極策に出てくるノットゥルノとの兼ね合いが鍵に。
◇ノットゥルノ…昨年5月の名古屋グランプリで8馬身差の圧勝劇。当時は逃げが圧倒的に有利な馬場もあったが、スイスイ飛ばして危なげない内容。12月の名古屋大賞典では60キロの斤量を克服、現4歳世代の雄ミッキーファイトとクビ差の激闘を演じたのは記憶に新しい。名古屋コースは好相性で鞍上に名手・武豊。何とも不気味だ。
◇ハギノアレグリアス…23年3月の名古屋大賞典で重賞初制覇。その後は23年、24年のシリウスステークスを連覇して通算重賞3勝。昨年12月のチャンピオンズカップで4着と大舞台でも僅差の競馬ができている。今期初出走となったアンタレスステークスで12着と大敗を喫したが、うまくケアして能力発揮に支障はなさそう。反撃十分。
◆地方馬
◇ラジカルバローズ…B6組を勝ったばかりで東海菊花賞をモノにして驚かせたが、続く名古屋大賞典でも0秒7差8着と健闘。その点を踏まえると、東海ゴールドカップ4着、白銀争覇3着は物足りなさもある。東海桜花賞を叩いて体調面の上積みは見込めるが、さすがのこれだけメンバーが揃っては大きな期待まではどうか。
◇フークピグマリオン…昨年の東海四冠馬であり、暮れには東海ゴールドカップをモノにして古馬を含めた頂点に君臨。今年2月の白鷺賞では元中央オープンのオディロンに1馬身差後れを取ったが、その後は地元に戻ってA1組、東海桜花賞を連覇して溜飲を下げた。ただ、前走の体ではまだ太い。ひと絞りあれば地元の意地を示すか。
◇ゴールドギア…元中央オープン馬だが、5勝は全て芝のもの。岩手に移籍したのも芝コースを求めてのものだったか。ただ、彼の地ではダートでも重賞で2着2回、3着3回と好走歴が多数。当地へ移籍後は3戦して5着が2回あるだけだが、前走は佐賀へ遠征してはがくれ大賞典5着。10歳でもまだ活気は失せていない。
◇サヨノネイチヤ…3歳4月とデビューは遅れたが、条件戦を着実に勝ち進んで、12戦目にして勝島王冠で重賞初制覇。勢いそのままブリリアントカップ、大井記念を手中に収めて挑んだ帝王賞は5着。ここで初めて連対を外すことに。その後は勝島王冠2着がある程度だが、他は全てGIクラスへの出走。一枚下がれば侮れない面あり。
◇シンメデージー…地元高知で土佐春花賞、土佐秋月賞、遠征競馬でも園田で西日本クラシック、金沢で西日本3歳優駿と重賞4勝の実力馬。昨年暮れの名古屋大賞典3着、今年2月の佐賀記念2着とダートグレードでも僅差の勝負ができるまでに成長を遂げている。中央馬相手に一歩も引かぬ構え。名手・吉原寛騎手の手綱捌きに注目。
◇メルト…名古屋記念2勝、梅見月杯と重賞3勝は全て1500m。ベストの舞台はやはりこの距離と言えるだろう。2100mは本質的に長い印象だが、昨年11月の東海菊花賞(2000m)で8番人気2着の大駆け。展開さえ向けば一気に差し込んでくる意外性のあるタイプだ。とはいえ、さすがに今回は相手が強過ぎる。出来の良さは認めても。
◇エルナーニ…道営では1200m以下ばかりに使われていたが、名古屋の環境、馬場が合ったのか、こちらでは1500m、1700m(2勝)、2100mとむしろ長めの距離に良績がある。前走の東海桜花賞では10番人気3着と穴をあけたのは記憶に新しいところ。テンには行けないが、末脚勝負に徹すれば一太刀浴びせる。あわよくばの期待。
◆レース見解
昨年のこのレースでレコード勝ちしたノットゥルノは12月の名古屋大賞典でも60キロの斤量を克服してミッキーファイト(ジャパンダートクラシックでフォーエバーヤングと0秒2差2着)とタイム差なし。名古屋コースは好相性だけにこれから入る手もあるが、やはり最強世代の誉れ高い4歳馬サンライズジパングを主力視するのが妥当だろう。先週日曜の天皇賞(春)では4歳馬が1~4着を独占したように、この世代は相当レベルが高そう。実際、この馬もフェブラリーステークス2着、川崎記念3着とGIが手の届くところまできている。JpnIIなら落とせぬ心境だろう。名古屋大賞典3着、佐賀記念2着と着実に力を付けている高知の雄シンメデージーも吉原寛騎手がソツなく捌いてスキあらばの構え。これとの比較なら地元の大将フークピグマリオンにも期待感は高まるが、550キロ前後まで絞れていることが条件か。ここへ向けての仕上げは至極順調だけに、一矢を報いてもらいたいものだ。その他ではダイオライト記念を連覇したセラフィックコール、23年の名古屋大賞典の覇者ハギノアレグリアスの差し脚を警戒しておく。
◎(5)サンライズジパング
○(10)ノットゥルノ
▲(2)フークピグマリオン
△(7)シンメデージー
×(6)セラフィックコール
×(11)ハギノアレグリアス
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