おすすめ注目レース

2025年5月 6日   利長特別A2一サラ系一般 定量 (金沢競馬)  

金沢競馬   第12レース   今度は先手を奪って決める!ハクサンツキミテイ
"競馬カナザワ 大井 明洋"

5-3_kanazawa.jpg 金沢の1700mは短距離向きでも何とかなるものだが、この「1900m」は真の距離適性が問われる傾向がある舞台。メンバー8頭中4頭が出走した前開催1700mはハイラップで大逃げした馬が4馬身差・好時計で勝った少々特殊なレース。そこに前開催1400mの1・2着馬、短距離向きの転入馬、A1から戻ってきた馬が加わる対戦となり、諸々不透明さがある一戦。
 総合的に考えると、出遅れて2番手からとなった前走2着も3着以下とは差があった(1)ハクサンツキミテイがベストの逃げに持ち込めば優勢のはず。逆転候補は変調なければ距離延長は問題ない実績(2)リュウノブレイク。ただ、以下も力さえ出し切れば連対圏内の馬は多く、2~3着の絞り込みは難しいということは強調したい。

◎は(1)ハクサンツキミテイ。昨年の金沢転入後9戦7勝・2着2回。2度の敗戦は連闘で臨んだ1400m3歳重賞MRO金賞と前走。共に勝ち馬を褒めるべきレースだったが、前走は自身の出遅れも影響大。「発馬の改善」「初距離克服」は断言できず絶対視まではできないものの、ひと冬越した今季は馬体パワーアップ、中間も順調そうな調整ぶり。無理なく逃げさえ打てれば最有力。

○は(2)リュウノブレイク。1勝のJRA時、C1~B2を3勝・B1で2着3回の兵庫時も再三のゲート駐立難、そして鼻出血。それがなければ、もっと走れていたと思える馬体の持ち主。前走は2月以来2ヵ月ぶりでも体重減と、まだ良化の余地を残すかの感触だったが、3コーナーで外に出すと強いマクリ勝ち。逃げが12R中9連対(6勝)という馬場傾向の日に能力の高さを見せつける勝ち方だった。JRA未勝利時は1800mで2着、園田1700mで勝ち星あり、距離延長は特に問題ない。むしろ自身との戦いと言えるし、反動より上積みが大きいようなら差し切りも十分。

▲は(3)エムティイーグル。2歳9月のネクストスター金沢2着後は1年半もの長期休養を余儀なくされたが、能検を叩いたとはいえ復帰戦A2を快勝は能力の高さ。前走はハクサンツキミテイの直後追走も4コーナーから離されて3着馬にも差し返され、1700m適性はハッキリしなかった4着だったが、勝ち馬ハイペース大逃げの流れ+初距離なら仕方ない面も。更に距離延長の1900m克服が最大のポイントも、中1週でも順調に乗り込めているのは何より、立ち回りも上手。まだ上昇の余地を残している点を思うと、好レースも不思議ない。

△は(6)イサムサンカ。冬休み明けの3月は張りツヤと力感が物足りない見た目。強引に行き切ってA2・1700mで先行なら違うことを示した勝利の前々走時も本調子には映らなかった。そんな現状だと相手強化の前走5着は仕方ない。まだ不安定さが残るとはいえ、今回はA2に戻ったし、前走と同じ中2週でも追い切り強度を上げてきた。おそらく初の距離は問題ないだけに、余裕を持って前で戦えれば好戦可能。

注は(8)ペガサスターボ。1400m以下での中央2勝クラス2着・南関東B3勝ちの実績は○(2)リュウノブレイクより上だったが、前走完敗。相変わらずスタート・ダッシュがひと息で、更に後ろからになった影響も大きいが、どうも内に潜り込んで差し切った転入初戦時ほどのデキでもないように映って…。今回は同じ中1週だった前々走時と違い追い切りも消化できたし、悪い状態でもないだろうが、1600mまでしか経験がない馬。力的には上位候補でも、どこに付けられるか・どのくらいの脚を使えるかが不透明。

穴は(4)カサデガ。ダート1800m・1900mで中央1勝クラスを2勝の実績。昨年転入の当地では1700mでA2-1勝ち・A1-1で2着・4着、2000m重賞でも善戦。距離適性はメンバー中一番。今季は出遅れたり勝負所で置かれたりと、どこか集中力を欠いているかのレースぶりで物足りない内容だが、きっちり追い切りをこなして連戦できているし、徐々にでも気持ちが乗ってこないか。力さえ出し切れば上位争いも驚けない。

おすすめ買い目

馬単 1→2 1→3 1→6 2→1 1→8 1→4

 

※投票の際は、締め切り間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。

 

地方競馬ならオッズパーク競馬