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2025年4月27日 第6回 利家盃【百万石賞トライアル】4歳上サラ系一般 別定 (金沢競馬) ツイート
金沢競馬 第12レース 昨季より進化!ナミダノキス、今季は頂点へ
"競馬カナザワ 大井 明洋"
シーズン前半の大一番・百万石賞のトライアルとして新設後は平穏な決着が続いて、昨年の馬単660円・3連単7530円が過去5回の最高配当(2~3着が混戦で少し人気を落としていた馬が浮上)。それもそのはず、昨年までハクサンアマゾネスが4連覇していたから。その絶対女王が引退した今年の中長距離重賞戦線は、まだ勢力図が固まっておらず、今シーズン4開催目のここでようやく新王者を目指す馬たちが激突。「前哨戦」という感じはない一戦に思える。
大きなポイントになるのは展開。どう見ても顔ぶれ的に昨年の中日杯を制した(9)マリンデュンデュンの単騎逃げ。昨今の馬場傾向も思うと有利に運べそうだが、前走の1700mを勝った点からも、もう一介の先行馬という見方はされないだけに、他馬の追撃もある程度は厳しくなるはずで…。実績・近況なども含め総合的に考えると4頭の上位争い+3着候補の伏兵2頭という見解に至った。
◎は(4)ナミダノキス。当地で初めて負けた昨年12月の中日杯は極端な逃げ有利馬場にも泣いた3着で、2着ハクサンアマゾネスとハナ差なら悲観する内容でもなかった。女王が引退した今季は当然、頂点を狙えるわけだが、出走を延ばして今季始動戦だった前開催A1-2・1700mは新コンビ吉原騎手を背に道中から動いての完勝。体重23キロ増でも太くは映らず、むしろパワーアップ・進化を感じさせた。テンに動けない弱味は残るものの、あの内容なら脚質的な不安はないはず。叩いてここは予定通りで上積みも見込め、ねじ伏せてくれるはず。
○は(9)マリンデュンデュン。未知の距離でもあって人気薄だった中日杯制覇は逃げ有利馬場・斤量差も勝因だが、今季始動戦の前走1700m快勝を見ても、もう短距離向き快足馬の印象はなくなった。この辺りは生え抜き牡馬らしい上昇で、5歳にして完成の域に入ってきたよう。これまで休養明け2走目は4戦4勝と、久々より明らかに動ける傾向あり、上積み必至の追い切り内容でもある。逃げて巧みにペースを握れば押し切って不思議ない。
▲は(1)マンガン。大井2600m金盃など南関東重賞を勝った往時の走りは望めないかのフットワークになっている8歳馬だが、2組で2着・2着と勝ち切れなかったとはいえ2戦ともに直線で猛チャージを見せたし、前走は距離不足の1500mや外を回さなかったことを思うと上々のアタマ差。当地ならまだ活躍が見込んでいい。待望の長距離重賞参戦で追い切りの強度も上げてきた。自分から動く競馬こそ難しい差し・追込タイプだが、直線は確実に肉迫してくるはず。
△は(7)ゴールドハイアー。JRA時は早期から素質の高さを見せて4才12月にオープン入り、昨年3月に中山ダート1800mのオープン特別を差し切り。が、昨夏転入の南関東ではサッパリ。急に走らなくなったのは気力の低下にも思えたし、開幕開催の転入初戦もその点と距離不足を懸念したが、前2頭が競って展開もハマったとはいえ金沢なら頑張れることは実証した勝利。マリンデュンデュンに敗れた前走は4頭立てのスローで難しい競馬を強いられたことも敗因。好走が多いのも適度にレース間隔を開けた冬~春。前走より攻め内容も含めた臨戦過程・距離・展開、すべて好転する今回は真の力を発揮か。
注は(8)マイブレイブ。転入後4着・4着は期待を下回るものだったが、前々走はレース直前の蹄鉄打ち直し・発馬後手・ロスある外々進出、前走は道中内で包まれた影響も大。南関東時は1600~2100mの2・3歳重賞で2着・4着・9着・5着・5着・5着、昨夏はB1勝ちの好馬体。力をフルに出し切れば上位進出も驚けない。
穴は(2)ダイヤモンドライン。一昨年秋は2000m3歳重賞・サラ大賞典勝ち。昨年このレース4着だったが、その後A1勝ち→百万石賞2着。平瀬騎手だと待機策の10月1500m差し切り、年末重賞2着浮上の印象が強いものの、本質はこのくらいの距離が向く馬。この中間の姿を見ても今季2戦より気配上昇は間違いない。乱戦になれば突っ込んでくるはずで、3着にはマークしておくべき。
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