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2025年4月 9日   川崎記念 (川崎競馬)  

川崎競馬   第11レース   小回り克服ならサンライズジパング
全国公営競馬専門紙協会 日刊競馬

15-1_kawasaki.jpg【中央所属馬の評価】

 フェブラリーステークス2着以来のサンライズジパング。勝ちみに遅いイメージは残るが、前3戦も負けて強しといえる内容で能力そのものは相当。JBC2歳優駿2着、不来方賞1着、ジャパンダートクラシック3着と地方の馬場実績はある。この距離も歓迎だが、小回り川崎が焦点になりそう。展開ハマれば戴冠。

 同じくフェブラリーステークス6着以来のメイショウハリオ。復帰戦もそれほど衰えは感じさせぬレースぶりだった。間隔はあいたが叩いての変わり身は魅力だし、距離延長も歓迎。地方ダートグレード競走路線ならまだまだ展開ひとつの感触はある。

 昨年の2着馬グランブリッジはアタマ差とまさに惜敗だった。一線級はドバイワールドカップで少し顔ぶれが手薄になるし、牡馬相手でもJpnI制覇の期待を抱かせる。ダイオライト記念もクビ差2着と負けて強しの内容だっただけに、ここはチャンス到来か。

 メイショウフンジンは2走前の佐賀記念でダートグレード競走初勝利だが、前走のダイオライト記念も逃げて見せ場十分の3着。ここも戦法に迷いはないだろうし絶妙のペースで逃げられれば残り目があっていいか。

 ダイシンピスケスは仁川ステークスを叩いての上積みは見込めるが、ダートグレード競走の実績は白山大賞典2着が目立つ程度。それもディクテオンに完敗の内容だったし、強調材料はひと息だ。

 ポタジェは5歳時に大阪杯を制したGI馬だが、今回初のダート参戦。正直評価が難しいが、母ジンジャーパンチは米GI6勝の名牝だけに地方競馬のダートに対応できるなら、ダート路線でもうひと花の可能性もある。

【地方所属馬の評価】

 昨年の4着馬ディクテオン。前走ダイオライト記念は4着だったが、転入初戦で昨秋以来で流れにのりきれなかったのは雨馬場も影響したか。それでも追い上げて地力は示したし、実績あるだけに型通りの変わり身みせれば怖さはある。

 ライトウォーリアは昨年の勝ち馬。その後未勝利だが、浦和記念2着は韓国遠征帰りだったし、報知オールスターカップも勝ち馬をほめるべき。地元での大一番だけに当然連覇の期待がかかる。

 ミックファイアの前走チャンピオンズカップは、スタートであおって終了と厳しい結果だったが、その前3戦は地方勢では最先着とこの馬なりには健闘している。3歳時の輝きを思うと物足りなく映るが、復活の糸口つかみたい。

 キリンジはダートグレード競走勝ちこそないが、3歳時ジャパンダートダービー2着、昨秋佐賀JBCクラシック3着の実績。ただし、入着以上となると上位に破綻があった際か。

 サヨノネイチヤは、昨年の帝王賞で4着グランブリッジからアタマ差の5着。ダートグレード競走でも通用の可能性は感じた。今年の帝王賞に向けてもここは見せ場はほしい。

 リーチアディールは前走除外で仕切り直しの復帰戦となるが、オープン実績もなくここでは格下。1度叩いての良化待ちだろう。

 ガルボマンボは続けてダートグレード競走出走だが、ダイオライト記念では見せ場もなく前進を期待するのは酷。相手が緩和してからの狙いになるか。現状どこまで。

【解説者の予想】

 サンライズジパングは3歳春は芝路線を歩んだが、2歳時JBC2歳優駿でフォーエバーヤングから0.3秒差2着の実力通り、3歳秋にダート路線に再転向すると重賞2勝、前走フェブラリーステークス2着。ハイレベルといわれる世代でも屈指の実力をみせている。今回はコーナー6回の川崎2100m戦が焦点だが、好位づけやまくり差しもできるタイプで問題ないはず。ここは勝機も十分。

 8歳を迎えたメイショウハリオだが、昨秋佐賀JBCクラシック2着やメンバー中上がり2位を記録した今年緒戦のフェブラリーステークスから大幅な下降線はなさそう。課題は今回初舞台となる川崎2100mが同馬にプラスに向くイメージが薄いこと。その点がどう出るかだが、実績は上位。

 超一線級は今年もドバイワールドカップデーに参戦しており、この顔ぶれなら昨年アタマ差で涙をのんだグランブリッジに今度こそ戴冠の期待がかかる。主に牝馬限定戦とはいえ重賞5勝・14連対の実績は伊達ではなく、前走のダイオライト記念も勝ち馬の決め手に最後屈したが、ハイペースを好位正攻法の競馬でクビ差惜敗。小柄な牝馬ながらその頑張りには頭が下がる。川崎は【2-2-0-0】とベスト。23年大井JBCレディスクラシック2着以来のモレイラ騎手も不安はない。

 転入2戦目のディクテオンは昨年0.2秒差4着の実績から、今年も上位進出の目は十分で、叩かれた変わり身に期待したい。

 連覇を狙う昨年の覇者ライトウォーリアは今年8歳を迎えただけに衰えがカギも、浦和記念、報知オールスターカップいずれも2着なら衰えはないと判断。その前走はひと息後で7キロ増。叩いての良化も注目できる。

 メイショウフンジンは佐賀記念に続きダイオライト記念も逃げて見せ場は十分。ここも徹底先行なら注意。

 ミックファイア
は軽い馬場向きの印象が強く、どちらかというと重い部類に入る馬場の川崎コースがどうかも、地力は地方勢でも上位だ。

◎(7)サンライズジパング
○(8)メイショウハリオ
▲(12)グランブリッジ
△(6)ディクテオン
△(1)ライトウォーリア
△(11)メイショウフンジン
△(10)ミックファイア

おすすめ買い目

馬単 7→8 8→7 7→12 12→7 7→6 6→7 8→12 12→8 7→1 7→11

 

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