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2025年3月12日 芳春(ほうしゅん)特別A6サラ系一般 定量 (名古屋競馬) ツイート
名古屋競馬 第11レース A級復帰後初Vへ マイネルナラティヴ
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"
初日のメインはA6組で行われる芳春特別。この日のA級は2鞍組まれているが、2頭が抽選休みの対象に。その2頭が出走してくれば大きな印が付きそうな馬だけに惜しい。この辺りは5日間開催(60レース)→4日間開催(48レース)となった弊害だろうが、抽選休みの対象を着順の悪い順にするなどの改変があっても(現行は抽選休み経験馬を除くガチ抽選)いいのかもしれない。やはり、掲示板すら難しそうな馬が入るよりは、馬券圏内に突入しそうな馬が入った方が馬券的には面白いからだ。とはいえ、このレースもこと馬券圏内(3着以内)であれば大半の馬にチャンスがありそうな難解な構成と言える。きっちり当てないと、面白い、面白くない以前の問題だと突っ込まれてしまいそうで。
大半の馬に馬券絡みのチャンスがあると言っても、勝ち負けのレベルとなるとある程度は絞られそうだ。首位候補としては内からプリメイラ、ディアモミノル、マイネルナラティヴの3頭だろう。プリメイラは前走で軌道を修正したとはいえ、今回はA級への格上げ初戦(3走前の名古屋記念は格上挑戦)なので、やはり過信は禁物か。ディアモミノルは前走の行きっぷりの悪さが気になるところで、いつにないハイラップに戸惑ったのであれば適正ペースなら巻き返し可能とみるが、気性面の悪さからくるものであれば根が深い可能性はある。まあ、今回の走りで分かるはずだが。減点材料がないのはマイネルナラティヴで、昨年2月にA5組勝ちがあり、A級に復帰したここ2走は不向きな流れで4着、2着。ここは当面の敵を前に見る形で運べ、外から自分のタイミングで仕掛けられるのがいい。村上騎手もそろそろズバッと決めてくれることだろう。その他の馬ではリルフロスト。前走が負け過ぎだが、かえって気持ちの切り替えはしやすいかも。2走前の内容ならすぐにクラスの壁にぶつかるとは思えない。もう1度付き合ってみてもいいか。キョウエイパラストにはあらゆる面で2走目の上積みが見込めるし、レガーミは前走の負けで人気を落とすようなら狙い目か。追い切りの動きからしていきなり動けて不思議ない。
◎(10)マイネルナラティヴ…A級復帰後は4着、2着と勝ち切れていないが、ともに上がりの方が速い流れで前々で運んだ組を捕まえられなかっただけ。この馬なりの鋭い脚は使えていたし、展開一つでそろそろ何とかなっていいだろう。その観点からすれば、ここもそれほど速くはなりそうもない組み合わせなのがどうか。ただ、他の有力馬の多くは好位でひしめくことが予想される。最後に脚を繰り出す利があるか。
○(9)ディアモミノル…昨年11月にC11組を勝って以降は一足飛びに出世を果たして2月にA級に到達。初戦は難敵コルヴィル相手に0秒2差2着と健闘したが、前走が6着止まり。前後半が49秒4-53秒4のいつにないハイラップに戸惑ったか追走に手間取っていたのが要因。適正ペースなら違っていいが、本質的には1500mよりもゆったり運べる1700mの方がいいタイプ。その辺りを考慮して次位の評価としたい。
▲(5)プリメイラ…転入後6連勝の勢いで果敢に挑戦した名古屋記念は9着。さすがに重賞、しかも一線級が相手では甘くなかった。ただ、続く1月28日戦を落として黄信号が灯る。激戦の目に見えない疲れと、少々オーバーワークになったのも影響したのだろう。再度1開催あけて臨んだ前走できっちりと巻き返した辺り力はある。勝ちっぷりも連勝時と変わらぬもので、A級に上がっても十分やれそうだ。追跡したい。
△(8)リルフロスト…転入当初は体調面が伴わず3着、2着とスロースタートだったが、3走目のC5組を勝ち上がると、B11組、B7組と3連勝。さすがに勝ち組戦では一発回答とはいかなかったが、一枚降りたB2組ではそれまでの先行抜け出しではなく、差す形での勝利。まだ奥行きありと感じさせた。その点を踏まえると格上げ戦の前走が案外な負け方だが、クラス2走目、ペースが違えば変わり身があっていい。
×(7)キョウエイパラスト…中央2勝馬ながら直近の南関東C1で振るわず。評価に迷うところではあったが、きっちりと馬体を絞り込んでの出走とあって、初戦から2着と好走。寸前で捕まったのはモタれてハミが抜けず、暴走気味に走ってしまったのが要因とのこと。2走目でその辺りの対策は講じてくるはずだし、このクラスにしては引き続き先行タイプが手薄な構成。スイスイ飛ばして粘り込む場面があっても。
×(6)レガーミ…昨年11月から正月戦にかけて3走連続で2着。距離や展開を問わず堅実なレースを重ねたが、1月15日戦では連戦の疲れが出たか崩れてしまった。ひと息入った影響は気になるが、追い切りの動きは及第点で、一応の態勢は整った様子。息さえ持てばこの相手でも十分にやれる力はある。勝ち切るまではどうかも、連には押さえておく必要があるか。鞍上がリーディングを走る塚本騎手だけに怖さがある。
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