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2024年12月10日   能登寒ブリ特別A2一サラ系一般 定量 (金沢競馬)  

金沢競馬   第12レース   前回の差は覆していい!エスカミーリョ
"競馬カナザワ 大井 明洋"

5-5_kanazawa.jpg 前開催のB1-1組(1700m)は、同日の同距離(次のレース)だったA2-1を1秒0も上回る破格時計だった。その1着ウインペルセ、1馬身差の2着エスカミーリョは当地初の距離で適性を示した点でも高評価すべき、再び1700mならA2にクラスの壁はあり得ない。メンバー・展開が変わってどうなるかを考えたいが、絶対的な先行馬が少ない組合せ。再度の逃げが濃厚という点では(3)ウインペルセ。ただ、2~3番手の馬が不甲斐なかったのは事実で、前開催後に砂が補充されて超高速馬場から少し変化がある。少しでも展開が違えば同厩舎(6)エスカミーリョも逆転していい着差、こちらの確かな末脚に期待してみたい。レースの鍵になるのは前走が案外だった(8)ウェザーコックの位置取りと走り。能力的には勝っても不思議ない馬で、逃げ馬の直後にでも付けるとレースの様相が変わってくる。休養明けを使いつつ着順と内容アップ(5)ウインコマチも上位だが、こちらは勝ちに行く競馬をしていない分で評価保留の△印に。前回はウインペルセとエスカミーリョに離された3着(1)ダブルアタックは1500m以下なら差はないが…。1700mも問題ないベテラン差し馬(4)ガクチカキッズも圏内。

 ◎は(6)エスカミーリョ。JRA未勝利時は1600~2200mに起用。3~4走前は差しに徹してラスト猛追、前々走の準重賞は1枠で序盤最後方も向正面で一気に動いて見せ場十分だったが、苦手な忙しい1400mから解放された前走が適距離、好位で流れに乗って好時計2着も必然だった。暑さに苦しんだ夏場より状態アップも体重増にも表れ、中間も元気一杯。さほど先行馬が増えないウインペルセとの再戦が鍵になるが、状況的に本馬の後退はあり得ない。

 ○は(3)ウインペルセ。元々揉まれ弱さやコーナーでの制御に課題がある気性で展開に左右される面があった馬。前々走の一変した圧勝は成績のいい少頭数・最前列だったが、相手強化の1700mでも仕掛けて行き切ると強い好時計勝ち。気温低下による自身の上昇も本物で、今回も意欲的な追い切りを消化。同型も少ない顔ぶれで揉まれる心配も少ないだけに、3連勝も現実味。

 ▲は(8)ウェザーコック。正味の能力と言えるのは前々走の圧勝。その走りが前走はできなかったように何とも評価の難しい馬だが、中央1勝は1700mでもあるし、休養明けだった同距離の3走前6着は大外枠・終始外の展開に泣いたもの。前開催をパスして態勢を整え直したことで本領発揮なら勝っても何ら驚けない。

 △は(5)ウインコマチ。休養明け5走前17kg減の453kgで、これが4月1700mB1準重賞・1500mA2を連勝時と同水準。その後、更に減ったままで毛も長くなっているが、全般的な見た目やレースぶり・着順が上向いているのだから何ら問題ない。ここ2走同様、ロスなく運べば崩れないはず。

 注は(1)ダブルアタック。地元同士の3歳重賞は2着・4着・3着・3着、この世代上位の走力。一般クラスでのB2-2組・B1-3組の2勝は当然と言えるし、本調子に映らなかった夏場より復調中も確か。ただ、前走も3着止まりだったように、気性的にも1500m以下がベター。能力的にはここでも首位級だが、再度の1700mがどうかに尽きる。

 穴は(7)ハガネ。人気の2頭が飛ばして先行した前走は離れたイン3~4番手から直線外に出しての差し切り。当地3勝はハイペースの消耗戦だったという共通点がある。当地1700mは5着・12着(4角不利も)だが、中央1勝が芝2000mの差し切りでもあるし、展開さえ噛み合えばむしろ適距離と言える。ハイペースが望めないだけに控えめの評価とするが、見た目にも気温低下や体重増傾向は悪くない。

おすすめ買い目

馬単 6→3 3→6 6→8 6→5 6→1 6→7 8→6

 

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