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2024年11月20日   向寒(こうかん)特別A6B1aサラ系一般 定量 (名古屋競馬)  

名古屋競馬   第12レース   2走前を再現か ナムラエヴァ
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"

7-2_nagoya.jpg 初日のメインはA6組とB1a組で行われる向寒特別。A級下位とB級上位ではほとんど力差はないので、距離適性や馬の状態、展開といったファクター重視のオーソドックスな予想でいいだろう。まずは転入馬の考察から。中央1勝クラスとの交流戦は当地ではA3組が対峙するだけに、1勝クラスで上位争いの戦歴があればこの辺りのクラスなら間に合う勘定になる。このレースではブルーウィンが1勝クラスで2着があるが、これを含めて同馬の戦歴は芝オンリー。ダートは未知数だけに迷うところだ。追い切りの動きからすれば無難にこなせそうだが、実戦に行ってどうか、まともに砂を被る形で戸惑いがないかはやはりやってみなければ分からない。ということで▲にとどめたい。一方で、未勝利のダートでは(1130)と超堅実だったマイフォーエバーだが、1勝クラスでは全て2桁着順に甘んじている。小回り向きのスピードがあるので、当地のコース形態が合えば粘闘する可能性はあるが△まで。ちなみに、もう1頭の新顔ラヴラブクロフネは南関東C1からの転入。彼の地のレベルを考えれば侮ることはできないが、1200m以下が主戦場のスプリンタータイプ。陣営からはテンの速さは強調できても1700mでは…とトーンが上がらなかったので、まずは様子見で正解か。既存勢力ではレガーミナムラエヴァあたりが面白そう。前者はB1組3走目でペース慣れが見込めるし、前2回以上に条件が整った印象で。後者はA級復帰戦が1400mの内枠で持ち味発揮に至らなかったが、2走前にB3組を勝ち上がったのと同じ1700mなら舞台設定に不足はない。どちらを選択するかは各人のお好みで。記者はナムラエヴァから入るが、馬券としては2頭を1着目にしたフォーメーションがいいかも。2着目に前述の新顔2頭(ブルーウィンとマイフォーエバー)を加え、3着の穴要員として塚田勢の2頭(グレイウェザーズカフジリブラ)を用意。これら2頭は器用さに欠ける面はあるが、末脚勝負に徹すればひと脚繰り出すタイプ。人気も無さそうだし、無欲の追い込みが奏功する可能性はあるか。

◎(6)ナムラエヴァ…9月に戦列復帰当初は攻め馬のピッチが上がらず良化に手間取ったが、ハードな追い切りを消化した2走前に一変の走り。1700mを克服、差す形での勝利と収穫の多い一戦となった。前走はゲートに課題を残す同馬にとっては鬼門とも言える1400mの内枠とあって崩れたが、酌量の余地はある。まだA級では4着が最高と結果は出ていないが、ゆったり運べる1700mなら好位確保は難しくないはず。2走前ぐらいは走ればここでも勝ち負けになっていい勘定だろう。

○(2)レガーミ…転入後3走目、ブリンカー着用で臨んだ9月4日戦で当地初V。その後のB1特別では7着、5着止まりだが、初めての2000m、一頓挫明けと敗因は明白だ。抽休で再び1開催あいたが、体調面に不安がないぶん併走先着と鋭い動きを披露。臨戦過程は間違いなく前走以上だろう。1700mは中央時に勝ち鞍があって心配はない。ここはテンに速そうな馬がいて追い掛ける形が想定されるが、すんなり番手が理想とはいえ、極端にモマれなければ力を存分に発揮できそうだ。

▲(3)ブルーウィン…中央1勝、1勝クラスでも2着1回を含む4度の入着歴なら威張れるが、全て芝でのもの。攻め馬の動き通りなら十分にこなせそうな感触だが、実戦に行ってどうかはやってみなければ分からないというのが正直なところか。追い切りで跨った塚本騎手が他馬を選択したため望月騎手が手綱を取るが、こちらも売り出し中の若手有望株で1キロ減の恩恵もある。逆転があっても驚けまい。ただ、やはり初物づくしで戸惑う恐れはある。過度の信頼は控え、長打を警戒するのがいいかも。

△(8)マイフォーエバー…ブルーウィンと同様に中央1勝クラスからの転入馬だが、こちらは1勝クラスからの移籍で、芝からダートに転じて頭角を現した馬だ。良績は1600m以下のダートに限られるし、また1勝クラスでは6戦して全て2桁着順と振るわず。それでも随所に脚は見せている。中央最終戦から1カ月足らずでの出走と若干急仕上げ気味だが、動き自体は及第点でいきなり動けて良さそう。

×(7)グレイウェザーズ…中央1勝クラスからの転入とあって初戦から注目を集めたが、叩き3走目、極端な待機策がハマっての6着が最高だから戦歴としては目立つものではない。ただし、前後半が49秒5-53秒1と差し馬向きの流れになったとはいえ大外から伸びかかる場面があったのは見逃せない。先行有利な1400mでの10着敗退が嫌われるようなら、配当妙味もありそう。勝ち負けはともかく3着なら現実味あり。

×(10)カフジリブラ…当地での馬券絡みは7走前の2着、5走前の1着といずれも7番人気の伏兵だった。いわゆる意外性の男(騙馬)だが、A級に格上げ後は6着、6着、7着、10着と一見すると足踏み状態だが、1秒台の着差(初戦は0秒8差)ではまとめており、仕掛け所さえ合えばそろそろ馬券圏内突入も見えてくる。1500mよりは1700mの方が向く印象があり、展開次第で穴っぽさを秘めた馬だろう。

おすすめ買い目

馬単 6→2 2→6 6→3 3→6 6→8 8→6 6→7 6→10

 

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