おすすめ注目レース

2024年11月17日   第6回 徽軫(ことじ)賞3歳上 牝馬(東海・北陸交流)サラ系3歳以上 別定 (金沢競馬)  

金沢競馬   第11レース   7戦7勝の強さを本物視!バンダムアゲイン
"競馬カナザワ 大井 明洋"

5-1_kanazawa.jpg 一昨年までは5~6月に地元馬のみの1500mで行われていた牝馬重賞だが、昨年からは同じ牝馬重賞「お松の方賞」と春秋入れ替わる格好で秋に移動、東海地区との交流・1400mにリニューアル(昨年は当日にレース取り止め)。むしろ参考になるのはニュータウンガール、ハクサンアマゾネスが勝った2021~2022年のお松の方賞(1500m)だが、ニュータウンガールは2番手から勝っているものの、その他の3着以内は実力馬が差してきており、3歳馬は古馬の壁に跳ね返されている(8連勝で参戦した2022年スーパーバンタムも初の古馬相手で4着止まり)。ハクサンアマゾネスが回避(次回の中日杯へ)の今年は突出した馬が見当たらず、連勝中の上がり馬・3歳馬も参戦で、明確な比較や予想は困難なメンバー構成。加えて昨今の軽い高速馬場、先行タイプ揃いが難解さに拍車。実績的には重賞勝ちのある(8)ベニスビーチ、(2)レイジーウォリアーが上位と言えるが、前者は今季やや案外、後者は5月のお松の方賞で出遅れ大敗。過度な信頼の置ける状況でもない。かと言って、7戦7勝と注目の(7)バンダムアゲインも一気の相手強化や初遠征で不透明さもある。ここまで挙げた3頭+(3)ハッピーミークが上位の見立てではあるものの、この順序付けは苦渋の決断。大半の馬が3着圏内と言えるし、差しの浮上にも要警戒。

 ◎は(7)バンダムアゲイン。初の古馬相手・好走馬揃いのB1特別だった前走も軽く仕掛けただけで4角先頭→直線は抑えて7馬身差圧勝。時計・内容的にはここでも見劣ると思えず、楽しみな無傷の7連勝馬が参戦してきた。初の遠征・相手や流れの違いに戸惑わないかに尽きるが、ただスピードで押し切っているような内容ではなく、差す競馬で勝ってきている。この自在性があれば好レース可能と見た。

 ○は(2)レイジーウォリアー。5月の金沢1500m・お松の方賞に遠征時は3秒3差の10着と大敗したが、出遅れて不完全燃焼だった。スンナリ先行なら重賞2勝、近走も牝馬重賞2着や前走A1勝ち。力上位の実績は疑いないし、寒くなるにつれて好走率が上がる戦績でもある。発馬と先行争い一つ。

 ▲は(8)ベニスビーチ。今春の再転入当初と違って少し太いくらい丸味ある体つきに戻ってデキは上向いたように映っても重賞好走時より走れない近走。どのくらい走れるかの判断が難しいものの、目標のここに向けて再調整され、現状でやれることはやって臨んできた印象。実績・実力的には最上位なのは間違いなく、本来なら自在に運んで崩れはあり得ない相手関係。奮起してくれるはず。

 △は(3)ハッピーミーク。昨秋に名古屋転入後は16戦9勝と順調に出世、今春以降は重賞5着・3着・7着を除けば堅実駆け。伸びあぐねて(2)レイジーウォリアーに1馬身及ばなかった8月笠松・撫子争覇3着は約4ヵ月ぶりで16キロの体重増(468キロ)。順調に連戦している今なら差はないはず。折り合って直線まで脚を残せれば面白くなる。

 注は(4)ショウガフクキタル。2歳時はデビュー連勝で認定勝ち、重賞2着・4着。8月に休養から復帰後は1700m以上で9着・7着も、3走目の1400m完勝から強い好時計で3連勝と復調。前走の3歳重賞・MRO金賞制覇は好位インの展開を克服したことも今後に向けて大きな収穫。引き続き好攻めで臨むし、適距離なら古馬A級との対戦でも通用可能。

 穴は(6)フミタツティンクル。6才10月に盛岡1200m・2番手で岩手オープン勝ち。前崩れに乗じたとはいえ6走前A2-1と前々走A1-2の勝利も実績的には驚けず、当地なら1400mが最適距離。夏までと違って普通に追い切れるまでに復調しており、脚をタメて前が競れば浮上あり得る。

おすすめ買い目

馬単 7→2 7→8 2→7 8→7 7→3 3→7 7→4 7→6

 

※投票の際は、締め切り間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。

 

地方競馬ならオッズパーク競馬