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2024年10月20日   第2回 ネクストスター金沢2歳 金沢出走実績馬サラ系2歳 定量 (金沢競馬)  

金沢競馬   第10レース   競馬を教え込んで頂点に!エムティパル
"競馬カナザワ 大井 明洋"

5-5_kanazawa.jpg 各陣営が当面の目標としていた高額賞金重賞。全国で最も早い9月下旬だった昨年より約1カ月(2開催)遅く実施される分、台頭が遅れがちな牡馬の好走も期待したいところだが、やはり中心になるのは夏場までにトップクラス好走の牝馬。ここまで重賞が2つ、認定戦が1つ、準重賞1つが行われたものの、最重要はトライアル・8月27日の石川テレビ杯。北海道からの転入初戦2頭が無敗で認定戦を勝った金沢デビュー馬を上回ってワンツーという結果だった。前開催1組を見ても、その情勢に変化はなさそう。レースの鍵はこれまでより先行タイプが増える展開に各馬がどう対応するかだが、道営1勝の2頭が主力なのは間違いない。

 ◎は(2)エムティパル。転入初戦・石川テレビ杯は完敗の2着だが、当時は気性的に手探り段階で追い切りなしの臨戦、控える競馬も初めて。態勢を立て直しての前走は離れた3番手から先に抜け出したショウガマッタナシをキッチリ差し切り、高速馬場とはいえ時計も優秀。道営では2戦目の1000mを好時計で逃げ切ったスピードタイプながら、我慢を教え込んで1400m前後での好位差しを覚えさせてきたのは大きい。馬体の良さ・進境の大きさ・勝ち方を思うと、ビバロジータを逆転する可能性は十二分に思える。内にササる面など若ささえ出さなければ楽しみ。

 ○は(7)ビバロジータ。同じ道営1勝でもエムティパルよりレベルの高いフレッシュチャレンジ勝ち。そんな馬の異例の転入は、このネクストスターを狙ってのもの。転入初戦の前哨戦・石川テレビ杯は逃げて期待通りの後続完封。中1週で手薄な2組に連戦して当地2勝目を挙げた後はここに備えて再三追い切りも消化してきた。不安を挙げるならゲートの駐立が悪い点や中間の調教でもテンションが高い気性的な若さ。ただ、併走の最終追い切りは普通に動けているように調整過程は全く心配なく、むしろ体つきは良くなっているくらい。スタートを決められるか、未対戦の先行馬が加わる展開の違いに対応できるかに尽きる。

 ▲は(10)ショウガマッタナシ。新馬~認定戦まで4戦4勝で迎えた石川テレビ杯で道営出身2頭に完敗、次走・くろゆり賞もエムザックドリームに敗れ、このままズルズルいかないか心配したが、1開催パスしての前走は自ら動いてエムザックを潰して早目先頭、エムティパルに差されたものの3/4差なら負けて強しとも言える内容に持ち直した。小柄でもタフさ・センス・根性が魅力ゆえ、おそらく先行馬が増えても自在に対応できる。先行激化ならむしろ本馬が浮上しそうで、疲れさえ残っていなければ上記2頭に食い下がっていい。

 △は(8)ダンナイ。未完の牡馬が一戦毎にレースぶり上昇中。当初に見られた内ラチに寄っていく若さも解消に向かっており、最終追い切りも更に成長を感じさせる動きを披露。前々走・くろゆり賞の時計や1秒1差は大きく詰めていいし、前がやり合うようなら差し込んできそう。

 注は(1)エムザックドリーム。4連敗していたショウガマッタナシ撃破の前々走・くろゆり賞は気性の幼さが手の内に入った上昇・無理ないローテも勝因だったが、前走は出負けして余裕のない逃げになった上にライバルの追撃も早く4着に。常識的には更に展開が厳しくなる顔ぶれだが、デキが落ちたわけではないし、スタート位置が元に戻る距離でポンと行けた時の巻き返しは考えておくべき。

 穴は(9)フェルナンダ。前々走・シンデレラCはキャリア1戦の休養明けで初のコーナー4回が道営馬相手、発馬で大きくつまずいて競馬にならず。距離も2度目の前走はスタートもマシになり進展を見せた3着浮上、キャリア的にも立派な走破時計。まだ心身共に若さ残るものの、潜在能力はもっと高いはずの馬。レース上達で更なる前進も。

おすすめ買い目

馬単 2→7 7→2 2→10 2→8 2→1 2→9

 

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