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2024年10月 3日   東京盃 (大井競馬)  

大井競馬   第11レース   栄光の舞台へ再びイグナイター
全国公営競馬専門紙協会 日刊競馬

14-1_ooikeiba.jpg【中央所属馬の評価】

 クロジシジョーは東京スプリント、クラスターカップとも負けて強しの2着。中団~後方からと脚質的に危うい面もあるが、タイトル奪取は目前のレベルにある。直線勝負に持ち込めればチャンス十分か。

 シャマルは黒船賞を連覇して復活。続くかしわ記念はこん身の逃げ切り勝ち。今春の充実ぶりは目を見張った。大井1200mは一昨年の東京スプリント(1着)以来だが、不足はない条件で好勝負。

 チカッパの前走北海道スプリントカップは+21キロの大幅な馬体増でも勝ちっぷりは鮮やかだった。成長を感じるし、ダート1200m~1400mでは連対パーフェクト。今回初の古馬相手で試金石だが、楽しみが大きい。

 ヘリオスは昨年6着だったが、大井1200m2度目となる前走・東京スプリントは大外枠から果敢に先行して見せ場十分の4着。まだまだ健在で見限れぬ存在。

 エートラックスの前走・北海道スプリントカップは勝ち馬には完敗だったが、復帰戦を上々の滑り出し。初の1200mでもメド立てたのも収穫。今回は初の古馬相手で経験も半分だが流れ込み一考。

【地方所属馬の評価】

 イグナイターの前走・さきたま杯は勝ち馬が強かったが、自身も地力は示した格好。昨秋JBCスプリント快勝の大井1200m。JRA勢を相手にヒケを取ることもないし、きっちり巻き返したい。

 エンテレケイアは習志野きらっとスプリント、アフター5スター賞と重賞連勝の勢いに乗って、東京盃に駒を進めてきた。1枠1番からここも迷わず徹底先行。どこまで抵抗できるかだが、勢いをぶつけたいところ。

 ギャルダルは春の東京スプリント5着は初の1200mで、連下争いの圏内なら及第点だろう。夏場を全休しての復帰戦になるが、経験が生きてくれば食い込む余地も。

 ケイアイサクソニーは今回転入初戦。直前岩手で低迷からも狙いは立たないし、使うだけが妥当か。

 ジゼルはトライアル快勝も本番では着外だった前走・アフター5スター賞だったが、最後盛り返す脚はみせた。さすがにダートグレード競走で前進は期待しにくいが、今後への糧にしたいところ。

 スターシューターはブランクを考慮すれば前2戦まずまずの内容で、駆けごろの叩き3戦目。ダートグレード競走で勝ち負けの期待は酷だが、自身の本領発揮は見込めるか。

 ブラックストームは少頭数とはいえ3走前の復帰戦をいきなり快勝したが、そのあと重賞2戦大敗。ダートグレード競走では?

 ボイラーハウスは前走2着も少頭数の手薄なオープン特別。順調だが、ここは相手が違う。

 マックスは昨年アフター5スター賞3着から東京盃に臨み5着。顔ぶれも違うしダートグレード競走で勝ち負けとなると微妙だが、今年も見せ場つくりたい。

【解説者の予想】

 地方競馬短距離界の雄・イグナイターが秋初戦を迎える。今春はフェブラリーステークス11着→ドバイゴールデンシャヒーン5着→さきたま杯2着。特に前走のさきたま杯はレモンポップ相手に2着はコースが違うとはいえ昨秋南部杯で同馬に付けられた2秒の差を大きく詰めるもの。“GI馬”となって以降のさらなる充実もうかがえる。JBCスプリント連覇に向けて大事な一戦。きっちりと決めたい。

 クロジシジョーはJRAオープン1200m2勝、今年からダートグレード競走路線に参戦して東京スプリント、クラスターカップで2着。前走のクラスターカップでは巨漢快速馬ドンフランキーに盛岡とはいえ上がり3ハロン33秒9の末脚で半馬身差まで迫った。大井1200mも前々走で経験済み、叩き2戦目の上積みも見込めば重賞初制覇のチャンス。

 今春かしわ記念に勝ったシャマルは、昨年のさきたま杯で競走中止して以降はプロキオンステークス除外などもありリズムを崩しているようにみえたが、今年から川須騎手と再コンビを組み、得意の重~不良馬場も有利に働き完全に立ち直った印象。本質小回り1400m向きのイメージが強いが、初重賞勝ちは4歳時の大井1200m東京スプリントでリュウノユキナ・ギシギシといった1200m型を破ってのもの。スピード負けはしないはず。

 南関勢では習志野きらっとスプリントとアフター5スター賞を連勝し勢いに乗るエンテレケイアに大きな期待がかかる。1200m以下の路線に固めてからの充実ぶり際立つし、前走の勝ち時計は東京スプリントを0.1秒上回る。前々走から騎乗する吉原騎手とも抜群に手の合うイメージ。徹底先行で大駆けも。

 アフター5スター2着のマックスは昨年東京盃5着など相手なりに走れる馬。混戦に乗じて上位進出の脈はある。

 北海道スプリントカップを制したチカッパは、先に抜け出したエートラックスを直線半ばで捕らえると、そこから別格の末脚で突き放した。+21キロの馬体増もほぼ成長ぶん。余力十分だった前走のゴール前を思えば初の古馬相手にさらなるポテンシャルを披露する可能性も高い。

 ヘリオスは今年4戦重賞で4・2・5・4着と8歳を迎えても存在感をみせているが、大井1200mは過去2戦6・4着と適性は微妙も、久々に手綱を取るルメール騎手がどう乗るか。

◎(13)イグナイター
○(11)クロジシジョー
▲(10)シャマル
△(1)エンテレケイア
△(3)マックス
△(6)チカッパ
△(4)ヘリオス

おすすめ買い目

馬単 13→11 11→13 13→10 10→13 13→1 1→13 11→10 10→11 13→3 13→6

 

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