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2024年10月 2日 ジャパンダートクラシック (大井競馬) ツイート
大井競馬 第11レース 3歳ダート頂上決戦 王者はフォーエバーヤング
全国公営競馬専門紙協会 日刊競馬
【中央所属馬の評価】
フォーエバーヤングは3着に敗れたケンタッキーダービーがむしろこの馬の底力、可能性を感じさせた。海外遠征帰りの国内復帰戦、目標は先という難しさもありそうだが、出てくるからには万全だろう。今後また海外路線のようで、なかなか観られないその雄姿を目に焼き付けよう。
ラムジェットは新馬勝ち、そして軌道に乗って4連勝、いずれも衝撃的な勝ちっぷり。ダービー2000m2分6秒1は次開催の帝王賞2分6秒9と比較しても高い評価が出来る。追って渋いところはあるが、打倒フォーエバーヤングに向けて虎視眈々か。
ミッキーファイトは包まれ通しでスムーズさを欠いたユニコーンSで3着。先着した2頭と勝負づけが済んだとは思えない。最内枠を克服して完勝のレパードSは強かったし、ヒケは取らないはず。
サンライズジパングはJBC2歳優駿で3着以下を離してフォーエバーヤングの2着だった。不来方賞を快勝で軌道修正とダート路線で底をみせた感はないし、ここでも見劣りはしない。
カシマエスパーダの不来方賞2着は逃げて目標になった不利あり、距離も1800mぐらいがベストの印象だが、2000mにはメドを立てた格好。ひと叩きしての上積みも無視はできない。
サトノエピックはラムジェットに完敗の前2戦から逆転があるかだが、それでもダート路線では連対パーフェクトが続いている。初勝利時のようにすんなり逃げの可能性も一考。
ポッドロゴは2勝クラスを2戦目で卒業。他のJRA勢と比べると地味な成績だが、着実な地力強化はうかがえる。現時点でどこまで食い込めるか。
【地方所属馬の評価】
サントノーレは圧巻の復帰戦だった戸塚記念。順調なら羽田・東京ダービーはどういう結果だったか。そう思える状態で大一番に臨めるだけでも楽しみ。一角崩しの期待かかるか。
高知のシンメデージーは正攻法で食らい付いてJRA勢に割って入った東京ダービー4着は評価できる。今回も地方勢での最先着が目標になるか。直前圧勝して勢い注。
フジユージーンは地元岩手の不来方賞4着からの前進は厳しそうだが、それでも意欲の参戦。見せ場はつくれたし、地方勢相手には存在感を示したい。
ブラックバトラーは春の京浜盃で大井コースを経験。右回りになるぶん前走からの進境も見込めるが、さすがに相手がそろっている。
クニノトキメキは東京ダービーに続いて再び挑戦だが、さらに強力な顔ぶれ。今後への糧にしたい。
クルーミーズクライはようやく初勝利あげて駒を進めてきたが、さすがに厳しい相手。経験だろう。
ケンタッキースカイは半姉にスピーディキックの成長株だが、ここは相手のレベルが違う。どこまで。
ポンドボーイは東京ダービーを除けば大崩れはない。素質を秘めているのは確かだが、今回も今後への経験になれば。
【解説者の予想】
フォーエバーヤングが中心。わずかに届かなかったケンタッキーダービー。スタートで後手を踏んで道中泥だらけになりながらも直線2着馬と馬体をぶつけ合いながらも伸びて内から先に抜け出した勝ち馬にハナ・ハナ差まで迫ったレースぶりは、結果3着でも世界中のホースマンを驚かせたことだろう。再びアメリカ遠征を控え、その前哨戦に陣営はこのジャパンダートクラシックを選択。全日本2歳優駿圧勝など世代能力最上位は言わずもがな。この舞台でどんな走りをみせるか堪能したい。
フォーエバーヤング不在の東京ダービーで戴冠したのがラムジェット。それまでの後方追い込みから一転して道中3番手の好位、勝負どころでエンジンがかかるまでに時間を要したが、いざ火が付けばグイグイ伸びて2着に6馬身差を付ける圧勝。こちらも相当なスケールを感じる馬だ。祖母ラヴェリータはダートグレード競走7勝の名牝、砂でひと時代築きそうな血統背景。自身二冠がかかる一戦で今回も勝負駆けとみる。
ユニコーンSでラムジェットに完敗のミッキーファイトだが放牧を挟んだ前走レパードSで重賞タイトルを獲得しここまで4戦3勝。半兄ジュンライトボルト、本質奥手のエアグルーヴ牝系の出。成長曲線がかみ合えば。
不来方賞を制して本番に臨むサンライズジパング。2歳暮れのホープフルS3着で適性を示したこともあり春は芝のクラシックを歩んだが、JBC2歳優駿でフォーエバーヤングから0.3秒差2着の実績どおりダートのクラシック級の力をあらためて証明した。武豊騎手とは3戦3勝の好相性。名手に導かれラスト一冠奪取も十分。
カシマエスパーダの不来方賞2着は押し出された格好の逃げで目標になったあたり誤算か。鳳雛Sの圧巻の勝ちっぷりからも能力そのものは高い。
地方勢の総大将は京浜盃に勝ったサントノーレ。京浜盃で1.5秒差を付けて下したアンモシエラが羽田盃で0.2秒差の2着、東京ダービーでも1.6秒差3着と上位入線しているだけに、骨折に伴う離脱がなんとも悔やまれる。それでもラスト一冠に向け復帰緒戦に選んだ戸塚記念では23キロ増と、成長ぶんを含めても余裕残しの仕上げながら6馬身差圧勝と上々の再スタート。叩いた上乗せも今回は大きく見込めるところ。
サトノエピックも東京ダービー2着、大井コース、ナイター経験は強みになる。
◎(1)フォーエバーヤング
○(4)ラムジェット
▲(10)ミッキーファイト
△(12)サンライズジパング
△(3)カシマエスパーダ
△(6)サントノーレ
△(9)サトノエピック
おすすめ買い目
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