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2024年10月 1日 秋風特別A5B1aサラ系一般 定量 (名古屋競馬) ツイート
名古屋競馬 第11レース 再起を飾る マンノライトニング
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"
初日のメインはA5B1組で行われる秋風特別。四半期に1回の賞金控除が行われた関係もあり、クラスが下がった馬がいる一方で、実績のある転入新馬あり、前走1着の昇り馬ありとバラエティに富んだメンバー構成となった。ここは4歳とまだ若くて、新天地で変わり身が見込めそうな転入新馬3頭を狙うのが得策だろう。中でも計算できるのはマンノライトニング。中央1勝クラスのダート1200mで5着があり、名古屋コースも昨年12月の交流戦(中央1勝クラス、名古屋A3組)で僅差3着の実績がある。加えて、中央最終戦から中43日の日程ながら追い切りを2本消化と至極順調に調整できたのは強調できる。陣営も好感触を掴んでおり、初戦から期待を寄せたいところ。こと実績という点では2勝クラスから転じたエイトワンだろう。2勝はともに南関東の交流戦だが、中央場所の2勝クラスでも1秒台の着差にまとめている。ただ、こちらは夏負けの影響で休ませた経緯があってまだ良化途上の段階。力は認めつつも一枚割り引いた格好だ。残り1頭の新馬グレイウェザーズは直近の3走こそ2秒台の着差だが、それ以前は1秒台、もしくはそれ以下の相手なりタイプ。追い切りもしっかり動けていただけに調整面もうまく行った様子で。前述2頭がスキを見せれば一躍主役の座を奪っておかしくない。迎え撃つ既存勢力では叩き2走目、適正距離に戻るコトヴィアが筆頭格か。川西勢としては僚馬アイリスバローズに行かせて、コトヴィアが2番手でペースを支配すれば粘り込みが描けそう。アイリスバローズの方はまだA級で結果が出ておらず、加えて7月以来の実戦だけに今回は引き立て役だろうが、この馬も今後覚えておいて損のない馬だろう。その他ではセイウンデイスターだが、中央では勝てずに当地へ転じて素質を開花させた馬。直線でいい決め手を発揮する一方で、勝負所の3~4角でモタつく面が課題として残る。その辺りをうまく克服できれば少し楽しみな素材だ。1500mならひと伸びが利くアルティメットサガも休養前の凡走&久々で嫌われるようなら3連単の穴馬としての資格は十分。
◎(3)マンノライトニング…中央1勝は中山ダート1800mだが、1勝クラスでも新潟1200mで5着とスピードは十分。昨年12月の当地1勝クラスの交流(名古屋はA3組が対峙)で0秒2差3着とコースも経験済み。この時の勝ち馬ロードランヴェルセが6月のトリトン争覇、7月の名港盃と重賞を連破。転入初戦がA5B1組というのは有利に映る。追い切りの動きは手応えで見劣ったものの満足のいくもの。初戦から。
○(2)エイトワン…このレースに出走の転入新馬3頭はいずれも中央からの移籍だが中でも2勝クラスからの転身はこの馬だけ。2勝は川崎、船橋といずれも交流戦で挙げたものだが、地方馬場の適性を証明済みなのは心強い。ただ、夏負けの影響で調整のピッチが上がってこないぶん若干割り引いた。それでも、ここまで9戦2勝と数を使ってない辺りに伸びしろの大きさを感じる。あっさり勝って驚けない力を秘める。
▲(6)グレイウェザーズ…中央1勝は東京ダート1600m。このレースに出走の転入新馬では一番下の評価となったが、1勝クラスで1秒程度の着差が3回あるし、ある程度前に行く脚もある。追い切りの動きにも軽快さがあって仕上げも順調だ。大きな欠点もなく一定以上の成績は残せそう。3番手とはいえ形勢逆転の力を秘めるという評価で、2月の東京戦(1秒0差6着)ぐらい走れば楽しみ。配当面の妙味はコレか。
△(12)コトヴィア…転入新馬に上位3つの印を振り分けたが、既存勢力ではこの馬だろう。中央で3着4回、道営で2着4回と勝ち運に恵まれなかったが、当地に転じて初戦を快勝。2戦目以降は3、2、2着と悪癖?を垣間見せたが、5月のA4組では4馬身差。4カ月ぶり、距離不足の前走で珍しく崩れたが、条件が悪かった、合わなかったのは確か。叩き2走目、ベストの1500mで変わり身必至。外枠も吉と出そう。
×(10)セイウンデイスター…勝つ時は強いが、一方で負ける時は意外なモロさを露呈する。クラスが上がってきたせいか好凡走の落差が目に付くようになった。スローの上がり勝負になった前走はこの馬にとって不得手な展開。勝負所でスッと動けないので、ここで置かれたぶん直線で盛り返したが4着止まり。この辺りの弱点克服に何らかの手立てを講じたい。そこがスムーズなら勝ち負けだが、今回は押さえまでか。
×(7)アルティメットサガ…1500mで(6025)に対して、1700mで(0003)の成績。折り合い面に課題があるので1500mで適度に流れた方が合うのは確かだ。2カ月ぶりの実戦だが、リフレッシュ放牧の効果は窺えるし、万全とは言えぬものの臨戦態勢は整った様子だ。この顔ぶれ、並びだと恐らくスローにはなりそうだが、道中で動きが生じれば、ワンテンポ仕掛けを遅らせてひと伸びのシーンは描ける。
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