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2024年9月 3日 案山子(かかし)特別A5サラ系一般 定量 (名古屋競馬) ツイート
名古屋競馬 第11レース 充実著しいサンパティークの差し切りだ
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"
初日のメインはA5組で行われる案山子特別。フルゲート12頭立てだが、何頭かは馬券圏内までは難しいかと思われる構成で、昨今の難解な名古屋競馬にしては比較的当てやすそうな印象を受ける。とはいえ、軸馬を間違えてしまっては元も子もない。主力を形成するのは内からエコロエース、トウマ、サンパティークの3頭だが、馬券の軸に相応しいのはサンパティークだろう。2022年12月以降はB級に在籍して長らく勝ち切れずにいたが、7月戦、8月戦と立て続けに勝利をモノにした。しかも比較的苦手意識のあった1500m戦でのものだけに一皮むけた印象さえある。内を見ながら運べるいい枠を引けたし、鞍上には2戦2勝と好相性の岡部騎手。前を行くトウマやエコロエースをきっちり攻め落としそうだ。一歩前で粘り込みを図りたい前述2頭では、2開催前の同鞍で2着のエコロエースより、格上げ戦でも1500mの適性で勝るトウマを上に取りたい。これらに次ぐのは前開催の同鞍で最先着のリリーバローズで、手替わりも渡邊騎手なら心強い限り。前回も若手のホープ・望月騎手がソツなく捌いていたが、笠松リーディングなら一味違った競馬も可能か。その他の馬ではゴラッソゴールに一票投じたい。今期は暑い盛りでもよく奮闘している。前走のリリーバローズとの5馬身差を埋めるのは決して楽ではないが、この馬の意外性を持ってすれば、3着程度なら食い込みがあっても驚けない。ちなみに、成績的、時計的にある程度の人気が予想されるナムラエヴァだが、体調を崩して休ませた経緯があり、追い切りの動きにも良い頃の感触はなかった。財布に余裕があれば押さえるが、今回に関しては静観してもいいかも。
◎(12)サンパティーク…長らく在籍したB級では、1700mが舞台なら勝ち負け、1500mなら掲示板までといった評価だったが、出来の良さを背景に7月戦で1500mの距離に対応すると、勝ち組戦でも0秒4差3着と健闘。返す刀でB2組を撫で斬った。一皮むけたレースぶりで、鞍上に岡部騎手を迎えたのも飛躍に繋がっているのだろう。格上げ戦でも絶好調と呼べる馬は不在で、勢いの差をまざまざと見せ付けそうだ。
○(7)トウマ…直近の5走で崩れたのはB級の勝ち組戦で、しかも不慣れな1700mが舞台の2走前だけだ。逃げあり差しありでいずれも2着と手堅いレースぶりが目に付く。生きの良さではサンパティーク、地力の高さではエコロエースとライバルに対して分が悪い印象だが、1500mの舞台に関しては一日の長を認めたい。暑い盛りでも無理のないローテで活気を保っており、ひと足先に抜け出して追撃を封じ込む算段か。
▲(6)エコロエース…昨年11月に転じて3連勝でA4組勝ちの俊英。それを考えれば7月に戦列復帰後の5着、3着、2着の成績でも物足りなさはある。ゆったり運べる1700mが理想で、1500mを得意にする馬との比較では少々分が悪いが、それでも2走前ぐらい駆ければ大きなマイナスとはならない。まだ完調には至らぬ様子だが、1開催あけてしっかりと追い切りを消化。後退要素はなく、仕掛けのタイミング次第で。
△(11)リリーバローズ…中央1勝クラスからの転入と言えど、実質は佐賀C1の3勝ということを考えれば初戦のA6B1組で2着は上出来という見立て。それでもB級降格後にB3組を勝ち上がり、A級への返り咲き初戦で3着と気を吐いたのだからこれぐらいは走れるということ。2キロ減の斤量の恩恵はなくなったが、鞍上に渡邊騎手を迎えたことで相殺が可能か。勝つとは言わないが上位馬がスキを見せれば。
×(3)ゴラッソゴール…本質的に夏場が得意な馬ではないが、今季は調整がうまくいっている様子。5走前の好位3番手から手応え十分に抜け出したレースぶりには驚いたが、直近で崩れたのは前後半が52秒7-51秒2の流れで後手に回った2走前だけ。前走3着のリリーバローズとの5馬身差は決して小さくないが、内々でロスなく捌けば着差は確実に詰まるはず。上位馬の失策という条件は付くが、3着の穴で用意。
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