レース展望・予想

堅実派グッドラックスターが中心「巌門特別」(金沢競馬)

2025/06/24

月、火曜日の2日間連続で開催されている今週の金沢競馬。24日(火)第11レースの「巌門特別」(B2級一組、金沢競馬場1400メートル)はフルゲート12頭立てで争われます。展開次第でどの馬にも勝つチャンスがありそうな激戦ムードで、馬券の組み合わせ次第では万馬券も狙える一戦です。

まず軸として推したいのは◎4 グッドラックスター(牝8、鈴木正也厩舎)です。今季7戦して馬券絡みを外したのは4着だった3走前だけの堅実派で、前走のB2級三組(1500メートル)でも直線外から脚を伸ばして混戦の2着争いから抜け出してきました。23年夏に大井から金沢入りして冬季休催期間以外ほぼ休みなく走り続けていますが、着外は少なく安定したレース運びは信頼が置けます。1400メートル戦は4月に好位策を試みるなど、1500メートル戦よりも前がかりな位置でのレースも可能なだけに、3月以来の今季2勝目へ力が入ります。

ペースを握るのは○2 スノープリンセス(牝8、加藤和義厩舎)になりそうです。前走の地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップ第3戦(1500メートル)で兵庫の吉村智洋騎手が騎乗して2番手をキープしましたが、3コーナー手前で失速し最下位の12着に沈みました。その後はレース間隔を空けて立て直しが図られ、追い切りでは不安を感じさせない動きを見せています。全力で走るタイプだけにベストは900メートル戦ですが、3走前の1400メートル戦では逃げ切っており、ペース次第ではこなせない距離ではありません。4コーナーを先頭で回ることができれば、直線もうひと伸びして後続の追い上げをしのげそうです。

▲6 アドバンスドリーム(牡6、田嶋弘幸厩舎)も巻き返しが期待されます。B2級一組で2、3着と連続で馬券に絡んで、前走のB2級四組(1500メートル)は1番人気に推されましたが、後方のまま伸びることなくまさかの10着に敗れました。連戦の疲れがまだ残っていたようで、今回は乗り込み重視の調整で馬体をほぐすことに専念しています。中央在籍時に地方条件交流戦で2勝を挙げた実績からまだまだ活躍は見込めそうで、3、2走前に馬券に絡んでいる1400メートルなら決め手の違いを発揮できそうです。

△10 カミノマジック(セン5、鈴木正也厩舎)は5戦連続で馬券圏内を外していません。好調なメンバーがそろった前走のB2級特選でも直線外から脚を伸ばして3着まで浮上し、1400メートル戦の持ち時計を大幅に更新しました。以前の勝ち切れない印象は薄らいでおり、直線の追い比べ勝負になるなら混戦から抜け出すシーンが考えられます。

△5 イロハニオエ(牝6、佐藤茂厩舎)は前走のB2級五組(1400メートル)で3着に詰め寄り、大敗を喫した2走前の地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップ第3戦から巻き返しました。今回も好位外めでスムーズに運べればしぶとさを発揮して上位争いに加わってきそうです。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(マルチ) 4⇔2・6・10・5(8点)
3連単(フォーメーション) 4→2・6・10・5→2・6・10・5 2・6・10・5→4→2・6・10・5(24点)

巌門特別の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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