レース展望・予想

無敗馬カワテンマックス東海3歳王者へ「東海優駿」（名古屋競馬）

2025/06/04

6月4日（水）の名古屋競馬メイン第11レースは「第55回東海優駿」（3歳、名古屋競馬場2100メートル）。

東海地区の3歳ナンバーワン決定戦に、精鋭12頭がフルゲートでスタンバイ。主役は前走・駿蹄賞をデビュー5連勝で制した◎2 カワテンマックス（牡、角田輝也厩舎）だ。予定していたステップを使えず、約3カ月半ぶりの実戦に、初距離2000メートル、さらに初めてもまれる中団からの競馬に、2周目3コーナーでは落馬アクシデントの不利まで重なった。しかし道中折り合いを欠くことなく、ゴーサインを出されると反応よく鋭く追い上げ、先に抜け出したサンヨウテイオウをきっちり捉えてみせた。わずかクビ差だったが改めて能力にセンス、さらに勝負根性もアピールする価値ある一冠目制覇だった。中間はここを目標に追い切りメニューをこなして順調でひと叩き効果も見込める。前走内容からわずか100メートルの距離延長なら影響なし。世代頂点へ、最短距離に控える。

相手筆頭は駿蹄賞で好勝負を演じた○7 サンヨウテイオウ（牡、原口次夫厩舎）。望月洵輝騎手とコンビ結成後、3勝、2着1回とパーフェクト連対。折り合いの不安がなくなり、安定した走りを披露している。前走2着は内枠スタートで馬場の重たいインコースを通ったロスもあった。再度前々で流れに乗って打倒カワテンマックスをうかがう。

ひと息入った2カ月ぶり実戦だが名古屋2歳チャンピオンの▲9 エレインアスティ（牝、今津博之厩舎）が絶好気配。3頭併せの最終追い切りで抜群に動き好タイムをマークし強烈にアピールする。未知なる距離2100メートルも、マイペースの逃げに持ち込んで快勝した昨秋のネクストスター名古屋の再現を狙う。

△11 ラガマフィンガール（牝、角田輝也厩舎）は駿蹄賞（4着）では2周目3コーナーで落馬（競走中止）した馬と接触するアクシデントがあった。スムーズに先行できれば粘り込みが期待できる。

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馬単　2→7・9・11・12（4点）
3連単（1軸流し）　2→7・9・11・12（12点）

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（文／中部地方競馬記者クラブ）


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