レース展望・予想

アマゾネス、フラッシュの一騎打ち「中日杯」(金沢競馬)

2022/12/11

今週の金沢競馬は日、月、火曜日の3日間連続開催になります。12月11日(日)は最終第10レースで争われる「第58回中日杯」(3歳以上、金沢競馬場2000メートル)がメインカードになります。今年当地最後の重賞で、ハクサンアマゾネスが、前人未到の中日杯3連覇を目指します。

◎10 ハクサンアマゾネス(牝5、加藤和義厩舎)は前走のお松の方賞で差し切り勝ちを決めて、通算14回目の重賞制覇を飾りました。スタートで出遅れてしまい後方からの追走になる苦しい位置取りになりましたが、勝負どころから一気に駆け上がり4コーナーで先団に追いつくと、直線外からさらに脚を伸ばしてゴール前突き抜けた勝ちっぷりには、改めて底力の高さを感じました。その後は名古屋の東海菊花賞へ遠征するプランもありましたが、中10日しかなかったため実現せず、この中日杯へ全力投球する構えになりました。1カ月ほどレース間隔は空きましたが、ほぼ毎週追い切りをこなし仕上がりに抜かりはなく、引き続き好調さはキープしています。これまでの2000メートル戦では逃げたこともあり、早めに先頭に立って後続を引き離してしまえば、春の百万石賞と同様に圧倒劇が期待できそうです。

相手候補は今回も○12 ファストフラッシュ(牡7、鈴木正也厩舎)になりそうです。笠松のサマーカップで重賞3勝目を飾った後は順調さを欠いていますが、春の金沢スプリングカップでハクサンアマゾネスを抑えて直線押し切ったしぶとい先行力は記憶に新しいところ。10月の復帰戦を逃げ切って今回は2カ月ぶりで休み明けとなりますが、直前の追い切りではスピード感ある動きを見せています。ハクサンアマゾネスの前でレースを進めて4コーナーを先頭で回ることができれば、際どい勝負に持ち込めそうです。

▲2 サンライズハイアー(牡6、井樋一也厩舎)は盛岡のJBCクラシックJpnIと浦和の浦和記念JpnIIへ遠征し大敗続きですが、これまで連対を外していない地元コースに戻るなら見直しは必要です。全国区の強豪にもまれて速いペースを経験したことで金沢なら容易に好位からレースが運べそうで、ハクサンアマゾネスとファストフラッシュの2強対決に割って入る可能性はあります。

△6 ジェネラルエリア(牝5、井樋一也厩舎)は2走前の盛岡JBCクラシックJpnIで大敗し、前走のA1級一組でも離された3着と近走もうひとつですが、春の百万石賞でハクサンアマゾネスとファストフラッシュに次ぐ3着まで伸びてきました。今回はあえて軽めの調整で臨んできており、ハクサンアマゾネスが後続を大きく引き離して縦長の展開になるなら、混戦の次位争いから抜け出してくるかもしれません。

△7 サクラルコール(牡11、金田一昌厩舎)はようやく金沢で重賞初挑戦が叶いました。5カ月の休み明けでも前走のB1級一組でアタマ差競り勝ったのはやはり底力がある証拠で、一線級が相手でも実績面ではヒケをとりません。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(フォーメーション) 10・12→10・12・2(4点)
3連単(フォーメーション) 10・12→10・12・2→10・12・2・6・7(12点)

中日杯の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。

レース展望・予想一覧
 

ページ先頭へ↑

地方競馬予想情報

地方競馬ならオッズパーク競馬