レース展望・予想

距離経験生かしてアルカウン「能登波の花賞」(金沢競馬)

2022/11/22

日、火曜日で開催されている今週の金沢競馬。11月22日(火)のメインカードは最終第10レースの準重賞「能登波の花賞」(B1級、金沢競馬場1700メートル)です。今後A級入りが期待される逸材が集う登竜門的な準重賞で、今年も好メンバーが顔をそろえました。

◎7 アルカウン(牝5、井樋一也厩舎)は6月に900メートルで争われた東海地区との交流重賞・日本海スプリントに格上挑戦して先手争いを繰り広げたスピードから短い距離の方が活躍する印象がありますが、1700メートルで争われた2走前のB1級一組でも後続を引き離して逃げてクビ差2着の際どいレースを演じています。前走の1400メートル戦も勝負どころから後続を引き離して直線半ばまで単独先頭でしたが、ゴール前で後続に捕まってしまい2着でした。いずれのレースも勝ち切れませんでしたが、コンプレッションフードを装着するようになって折り合い面に新境地が見られ、距離に融通が利くようになっています。今回の有力馬には1700メートル戦が初めてとなる顔ぶれが多く、2走前に逃げ粘っている強みを生かして、今度こそ押し切りたいところです。

○4 ナリノヴィエンヌ(セン4、佐藤茂厩舎)は転入から4連勝した勢いから、1400メートルで争われた前走のB1級二組でも1番人気に推されましたが、6着と案外な結果に終わりました。スタートからの行きっぷりがもうひとつで後方からの追走になってしまい、直線で伸びを欠きました。しかし追い切りでは前走時よりも速い時計で駆けており、調子落ちはなさそうです。中央在籍時は2000メートル前後の中距離ばかり使われており、1700メートルに距離が延びるのは悪くなさそう、2走前の恋路賞を勝った時のように早めに外へ持ち出して勝負どころから駆け上がっていければ、直線外から伸びて巻き返せそうです。

▲11 ガラチコ(牡6、加藤和義厩舎)は転入初戦の前走、スタートダッシュがつかず後方からの追走になりましたが、4コーナーで馬群を割って混戦の2着争いから抜け出してきました。前戦地の大井でもスタートに課題があったようで、出遅れをカバーできる1700メートル戦は向きそうです。南関東のB3クラスで連絡みしていた実績から金沢のB1級なら勝ち負けしても不思議ではなく、レース終盤の追い上げに注目でしょう。

△8 フォルテベローチェ(牡4、佐藤茂厩舎)は10月に戦列復帰してから連絡みに届いていませんが、前走も直線内から伸びて混戦の次位争いに加わっています。レース内容は徐々に上向いており、中央未勝利のダート2000メートルで2着に入っている実績から1700メートルに距離が延びることで、復調のきっかけがつかめかもしれません。

△10 ウインイノセンス(牡3、高橋俊之厩舎)も見逃せません。メンバー唯一の3歳馬で、もまれずにスムーズに先行できれば強さを発揮します。逃げるアルカウンを前に見ながら2番手でレースが運べれば流れ込みが図れそうです。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(マルチ) 7⇔4・11・8・10(8点)
3連単(フォーメーション) 7→4・11・8・10→4・11・8・10 4・11・8・10→7→4・11・8・10(24点)

能登波の花賞の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。

レース展望・予想一覧
 

ページ先頭へ↑

地方競馬予想情報

地方競馬ならオッズパーク競馬