レース展望・予想

悲願の重賞初制覇なるかメイショウワザシ「金沢スプリントカップ」(金沢競馬)

2022/07/26

昨年から地方全国交流になった「第20回金沢スプリントカップ」(金沢競馬場1400メートル)が、26日(火)金沢競馬のメイン第11レースで争われます。先手争いから激しくなった昨年は浦和のトーセンレビューが勝負どころから一気に脚を伸ばして直線抜け出しました。今年も層が厚い南関東からは2頭が参戦してきており、さらに兵庫から1頭、笠松から2頭の計5頭が遠征してきました。

◎8 メイショウワザシ(牡7、大井・宗形竹見厩舎)は大井からの参戦で、中央のダート中距離戦で5勝を挙げた快速馬です。大井へ移籍したのは今春からで大井と川崎の2000メートル戦で掲示板外が続きましたが、前走のマイルグランプリトライアル(大井1600メートル)で好位外めを終始キープして際どい3着争いを演じました。速い流れでも4着に踏ん張った内容から小回りの1400メートル戦ならこなせると陣営が判断し、金沢へ遠征してきました。追い切りの動きもパワフルになってきており、昨年このレースを制している名古屋の岡部誠騎手の導きで、悲願の重賞初制覇を狙います。

過去にこのレース(12年まではオータムスプリントカップとして実施)を5度制している兵庫勢から今年は○7 ハナブサ(牡5、兵庫・森澤友貴厩舎)が参戦してきました。中央未勝利から兵庫入りして素質が開花し、一気にトップクラスまで上り詰めた実績があります。ハナにこだわらない先行タイプで、これまで12勝を挙げており、そのうち10勝が1400メートル戦での勝ち星です。これまで挑んだ交流重賞の兵庫ウインターカップや園田チャレンジカップではいずれも発馬ミスに泣いて後方からの追走となり掲示板確保が一杯の成績ですが、好位で運べれば好勝負は可能なはずです。初めての金沢コースに戸惑わず、本来の先行するレースができれば初タイトルに手が届くかもしれません。

メイショウワザシとともに大井から参戦してきた▲3 テルペリオン(牡8、大井・高橋清顕厩舎)も侮れません。中央のダート中距離戦で7勝を挙げており、5歳時には白山大賞典JpnIIIで金沢へ遠征してきたこともあります。一昨夏に大井に移籍してから連絡みはありませんが、昨秋に園田1230メートルの兵庫ゴールドカップに遠征して5着に入着しており、南関東以外の重賞ならやれる手応えはつかんでいます。今季はふた桁着順が続いていて狙いづらいですが、追い切りの感触は上向いており、コース経験がある金沢で復調のきっかけをつかみたいところです。

地元勢では△4 ブルベアパンサー(牡8、菅原欣也厩舎)に期待したいです。転入初戦の前走は発馬を決めてペースを握り、3コーナーから早めに仕掛けてきた他馬に並びかけられましたが、直線に入ると逆に突き放して押し切ってしまいました。相手は強くなりますが、高知と佐賀で好成績を残している1400メートル戦でどんなレースをするか注目されます。

△6 ブラックアピス(牡4、中川雅之厩舎)も前走の1400メートル戦で、元中央オープンの強敵が相手でも2着を外さなかった走りは評価できます。金沢に来て相手なり走れる器用さを身に付けているだけに、好位をキープできれば流れ込みが図れるかもしれません。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(マルチ) 8⇔7・3・4・6(8点)
3連単(フォーメーション) 8→7・3・4・6→7・3・4・6 7・3・4・6→8→7・3・4・6(24点)

金沢スプリントカップの出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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