レース展望・予想

笠松からの刺客イイネイイネイイネ「MRO金賞」(金沢競馬)

2022/07/31

今週も金沢競馬は日、火曜日の通常開催になります。7月31日(日)のメインカードは最終第11レースで争われる3歳馬による「第66回MRO金賞」(3歳、金沢競馬場1900メートル)です。北陸・東海・近畿地区による交流レースですが、暑さの影響もあって遠征してきたのは笠松からわずか1頭で、地元馬5頭を相手に悲願の重賞初制覇が達成できるか注目されます。

笠松から参戦してきた◎1 イイネイイネイイネ(牡、笠松・田口輝彦厩舎)は、鋭い差し脚を武器に東海地区の3歳重賞戦線で4戦連続2着と連対が続いています。勝ち切れていませんが前走の東海ダービーでは、2走前の駿蹄賞で大差離されたタニノタビトを直線外から猛追してアタマ差まで追い詰めており、走るごとに力はつけています。東海ダービー後はこの金沢が目標で、一週間前に速い追い切り時計を出し、直前は馬なりで流す予定通りの調整を積んできています。名古屋や兵庫からの遠征馬がなく6頭立ての少頭数になったのは歓迎で、金沢コースに戸惑うことなく決め手の違いを発揮できれば、初の重賞タイトルに手が届きそうです。

このイイネイイネイイネに待ったをかけたいのは地元の○4 スタイルユアセルフ(牝、鋤田誠二厩舎)です。石川ダービーでもスーパーバンタムを脅かす存在として注目されましたが、スタートで好位置がとれず中団からの追走となり、レース後半で懸命に追い上げたものの3着でした。初めてC1級古馬との対戦となった前走もスタートダッシュが付きませんでしたが、外へ持ち出して好位3番手に付けると、3コーナー過ぎから先頭に立ち、直線追いすがる2着馬を振り切ってしまいました。再び3歳戦に戻りますが、控える競馬になっても崩れなかったのは収穫で、今回も差し脚を生かすレースができるなら、東海地区の強敵が相手でも食い下がれそうです。

▲6 サエチ(牝、高橋俊之厩舎)は最近成長が著しく、前走の3歳準重賞・石川門カップで、石川ダービー2着のスターフジサンの猛追を抑えて逃げ切りました。2走前の石川ダービーでも逃げて、直線ではスタイルユアセルフと叩き合い3着を競り合っており、距離が延びた方が粘り強さが増す印象があります。6頭立ての少頭数なら先手は容易で、後続を引き連れながら4コーナーを先頭で回ることができれば、際どい勝負に持ち込めるかもしれません。

△5 マイネルヘリテージ(牡、井樋一也厩舎)は石川ダービーで7着でしたが、その後3歳条件戦で2連勝して再び調子は上向いています。まだ重賞での連絡みはありませんが、少頭数なら追走で後方に置かれる心配は少ないだけに、イイネイイネイイネが早めに先頭へ立って後続を大きく引き離す展開になるなら、混戦の次位争いから抜け出してきそうです。

△3 ミスシャーロック(牝、中川雅之厩舎)も3歳条件戦で4戦連続3着と堅実な追い上げを見せています。脚質面から距離は延びた方が良さそうで、サエチが早めに失速する前崩れになるなら、後方から脚を伸ばして浮上してくるシーンは考えられます。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単 1→4・6・5・3(4点)
3連単(1軸流し) 1→4・6・5・3(12点)

MRO金賞の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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