レース展望・予想

今年も二強対決「百万石賞」(金沢競馬)

2022/06/14

金沢競馬の前半期最強馬を決める「第65回百万石賞」(金沢競馬場2100メートル)が、6月14日(火)のメイン第11レースで争われます。昨年はハクサンアマゾネスとファストフラッシュがスタートから馬体を併せて競り合う一騎打ちとなり、ハクサンアマゾネスが最後に競り勝ちましたが、今年もこの2頭の対決となりそうです。

◎6 ハクサンアマゾネス(牝5、加藤和義厩舎)は休み明けで挑んだ金沢スプリングカップでファストフラッシュの2着に敗れましたが、前走の利家盃はスタートを決めて先手を奪うと、2番手から追走したファストフラッシュを並ばせず、直線で突き放して押し切りました。圧逃劇でファストフラッシュに雪辱を果たして本番の百万石賞へ臨めるのは最高のリズムです。しかしハードに乗り込んだ利家盃とは違って、それほど速い追い切り時計を出しておらず、スピード全開で走り切った前走後の疲れは否めません。それでもレース直前まで短期放牧に出して急仕上げだった昨年に比べれば、順調に乗り込まれています。今年もスタートを決めてファストフラッシュをにらみながらレースを進めることができれば、百万石賞連覇が達成できそうです。

○4 ファストフラッシュ(牡7、鈴木正也厩舎)は前走の利家盃で、逃げたハクサンアマゾネスに並びかけることができず、最後の直線で力尽きてしまい3着に敗れました。雪辱に燃えるハクサンアマゾネスの気迫に完敗でしたが、金沢スプリングカップ時のように一歩前でレースを進めることができれば抑え込むことは可能です。使い込むと後肢に疲れが溜まりやすくレース終盤の踏ん張りに影響がでそうですが、追い切りでは好時計を連発しており、不安を感じさせない動きを見せています。スタートから並ばせずに前々でレースを運ぶことができれば、再度先着しても不思議ではありません。

この二強対決に割って入る可能性があるのは▲8 クイックファイア(牡7、佐藤茂厩舎)です。名古屋から今春に移籍してきて、転入初戦こそスタートダッシュがつかず5着に敗れましたが、中島龍也騎手が手綱を握るようになって3連勝と勢いに乗っています。中央ではダート1800メートルで3勝を挙げ、障害未勝利戦も勝っていることからスタミナはありそうで距離が延びるのは良さそうです。金沢の一線級を相手にどんな走りができるか注目されます。

古豪△3 トウショウデュエル(牡10、佐藤茂厩舎)もまだまだ侮れません。昨年は1500メートル以下での連絡みが目立っていましたが、今年は1700メートル戦で1勝、1900メートル戦で2着2回と距離が延びても健闘しています。ハクサンアマゾネスとファストフラッシュが激しく競り合ってともに失速する展開になるなら、勝負どころから一気にコーナーを駆け上がって抜け出してくるかもしれません。

△1 スキルショット(牡5、高橋俊之厩舎)は金沢スプリングカップで4着、利家盃で6着と上位2頭とは力の差は否めませんが、中央で未勝利を脱出したのはダート2100メートル戦で距離との相性は良さそうです。前崩れの展開になれば、トウショウデュエルとたたき合って浮上してきそうです。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(フォーメーション) 6・4→6・4・8(4点)
3連単(2軸流しマルチ) 6⇔4⇔8・3・1(18点)

百万石賞の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。

レース展望・予想一覧
 

ページ先頭へ↑

地方競馬予想情報

地方競馬ならオッズパーク競馬