レース展望・予想

タニノタビトの二冠濃厚「東海ダービー」（名古屋競馬）

2022/06/07

6月7日（火）の名古屋競馬メイン第11レースは「第52回東海ダービー」（3歳、名古屋競馬場2000メートル）。

駿蹄賞を大差でちぎった◎11 タニノタビト（牡、角田輝也厩舎）が断然の本命だ。中団インコースで流れに乗って、2周目向正面から早々にロングスパート。3コーナー手前で先頭に立つと、あとは独り旅。ライバル勢を涼しい顔で置き去りにし、悠々とゴールイン。駿蹄賞の圧倒的パフォーマンスを見せられては、主役は他には考えられない。舞台は一冠目と同コース、同距離。あれから1カ月経過したが中間の調教、追い切りに、仕上がり面でも不安な材料はない。世代最強の座へ、最短距離にいるのはタニノタビトで間違いない。不利さえなければあっさり二冠達成だ。

相手探しの一戦と言えるが、ライバル勢も手をこまねいているわけではない。しっかり乗り込み、備えてきた○12 イイネイイネイイネ（牡、田口輝彦厩舎）は今年に入って重賞で3、2、2、2着。着実に力を蓄えてきた。一瞬のキレはないが、長くバテない脚を繰り出せる末脚自慢。駿蹄賞では決定的な差をつけられたが直線の差し比べに持ち込んで一撃をうかがう。

また移転後の新競馬場では5、3着と掲示板止まりの▲6 ドミニク（牝、後藤正義厩舎）だが、ともにスタートでの決定的な出遅れロスが響いた結果と分析できる。五分の発馬ができるか。好走への鍵になる。

最近2走のレース内容から距離克服がポイントになるのは△9 レイジーウォリアー（牝、塚田隆男厩舎）。もまれず流れに乗りやすい外の7枠スタートはプラスに作用する。

注文はつくが折り合ってレースを運べれば△3 シノジマニヨラサイ（牡、倉地学厩舎）も一発が可能。

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馬単　11→3・6・9・12（4点）
3連単（1軸流し）　11→3・6・9・12（12点）

東海ダービーの出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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