レース展望・予想

スギノグローアップ注目の転入初戦「ライラック特別」(金沢競馬)

2022/04/12

毎週日、火曜で開催されている4月中の金沢競馬。12日(火)のメインカードは第10レース「ライラック特別」(A1級一組、金沢競馬場1900メートル)で、大井から転入してきたオープン馬がどんな走りを見せるか注目されます。

◎2 スギノグローアップ(牡9、佐藤茂厩舎)は2年前の北國王冠を重賞初制覇を飾るなど、大井所属時にこれまで3回も金沢へ遠征してきて2、1、3着と好走実績があります。9歳となった今年は名古屋の梅見月杯で10着、川崎2000メートルのオープン特別で9着と凡走続きですが、コース相性がいい金沢に来ればもうひと花咲かせそうです。3月下旬に金沢入りしてからここまで2本の追い切りを消化していて、9日に行われた本追い切りでは、馬なりながらゴール前で鋭い動きを披露していました。南関東では2000メートル以上の重賞を中心に使われていたことから長丁場は得意で、転入初戦から1900メートルを走れるのはプラスです。ここを勝てば24日の金沢スプリングカップ(1900メートル)でも有力視される存在になるだけに、お手並み拝見といきたいところです。

○7 ファストフラッシュ(牡7、鈴木正也厩舎)は昨年末に戦列復帰しましたが、8着と結果が奮わなかったため、再び小松温泉牧場へ放牧に出されて立て直しが図られていました。金沢へ戻って来たのは3月上旬で、追い切りをこなすごとに動きは上向いており、急仕上げが否めなかった昨年末に比べると状態は良さそうです。追い切り時計も出やすく休み明けの取捨の判断が難しいタイプですが、金沢スプリングカップ連覇に向けても、好勝負を演じて弾みをつけたいところです。

▲8 トウショウデュエル(牡10、佐藤茂厩舎)は開幕戦の1700メートルで、4コーナーで先に抜け出したランガディアとの叩き合いに持ち込んで、クビ差競り勝ちました。年齢を重ねても勝負どころから一気に駆け上がってきた後半の追い上げは驚異です。1900メートルに距離は延びますが、再びもまれる心配がない大外枠に入ったのは歓迎で、ファストフラッシュが早めに失速する展開になれば、3コーナーから外を駆け上がって一気に浮上してきそうです。

△6 ジェネラルエリア(牝5、井樋一也厩舎)は再転入初戦となった前走の1700メートル戦で、スタートから果敢に先手を奪って終始レースをリードしました。ゴール手前で勝ち馬に交わされて力尽き4着でしたが、やはり金沢の馬場は相性が良さそうです。1900メートル戦は3歳時に名古屋所属だった頃にお松の方賞へ遠征してきて、中団から追い上げてハクサンアマゾネスの2着入った好走実績があります。中間の調教ではシャドーロール装着も試みており、レースへの集中力が増すなら変わり身があっても不思議ではありません。

佐賀から転入してきた△4 エイシンウィンク(牝4、菅原欣也厩舎)は、2歳時に北海道で3勝、3歳時に兵庫で2勝している好素材で、追い切りでもスピード感あふれる動きを見せています。最上級からのスタートとクラスが見込まれた上に、1900メートル戦もこれまで経験がない距離ですが、金沢で立ち直るきっかけがつかめれば大化けする可能性があります。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(マルチ) 2⇔7・8・6・4(8点)
3連単(フォーメーション) 2→7・8・6・4→7・8・6・4 7・8・6・4→2→7・8・6・4(24点)

ライラック特別の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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