レース展望・予想

不安跳ね除け三冠なるかリュウノシンゲン「不来方賞」（盛岡競馬）

2021/09/05

5日（日）盛岡競馬メイン第11レースは、3歳秋のチャンピオンシップ「第53回不来方賞」（盛岡競馬場ダート2000メートル）。岩手クラシック最終決戦でもあります。

◎5 リュウノシンゲン（牡、菅原勲厩舎）は昨年12月、寒菊賞から重賞5連勝中と破竹の進撃。ダイヤモンドカップ、東北優駿の二冠も制しました。夏場は北海道へ移動して休養。ぶっつけで不来方賞へ臨みますが、この一戦を叩いてダービーグランプリ制覇を目指します。もちろん休養明けですから不安点がない訳ではありません。東北優駿で水沢2000メートルを経験していますが、盛岡では初めて。当日のパドックに注意を払いたいところです。

○11 ゴールデンヒーラー（牝、佐藤祐司厩舎）はダイヤモンドカップ2着、東北優駿4着と完敗を喫しましたが、やまびこ賞を完勝し、続くひまわり賞を圧勝と上昇一途をたどっています。最大の強みは盛岡ダート1800メートルを経験し、2連勝を飾っていること。実際、盛岡の方が反応が鋭く、三冠阻止に意欲満々です。

▲2 マツリダスティール（牡、菅原勲厩舎）は今季未勝利でしたが、ダートへ矛先を変えてイーハトーブマイルを圧勝。出遅れを喫しながらハイタイムをマークしました。この勝利で弾みがついたのは確実ですし、ダートも問題なし。一躍、台風の目となりました。

△4 サンエイマジック（牡、酒井仁厩舎）はイーハトーブマイル5着と案外の結果でしたが、2000メートルへの延長で反撃。

△6 トーセンダーウィン（牡、三野宮通厩舎）は羽田盃出走の経験が不気味。

△10 ユイノタンキマチ（牡、伊藤和忍厩舎）は馬体回復なら侮れない存在。

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馬単（ボックス）　5・11・2（6点）
3連単（フォーメーション）　5・11→2・5・11→2・4・5・6・11（12点）

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（文／松尾康司）


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