レース展望・予想

アイアムレジェンド中心に南関東勢の争い「イヌワシ賞」(金沢競馬)

2021/08/24

地方全国交流の「第17回イヌワシ賞」(金沢競馬場2000メートル)が、8月24日(火)に開催される金沢競馬のメイン第11レースで争われます。9月22日に行われる白山大賞典JpnIII(2100メートル)へのトライアル戦で、勝ち馬に優先出走権が与えられます。今年は南関東から参戦してきた4頭が人気を分け、上位争いを繰り広げそうです。

川崎の◎8 アイアムレジェンド(牡5、川崎・内田勝義厩舎)は、中央のダート1800メートルで2勝しており、3勝クラスでも掲示板内を確保していた実績があります。川崎には先月移籍し、転入初戦は2着でしたが、外から伸びた勝ち馬に最後までしぶとく食い下がっていて悪くない内容でした。その後はここ目標に乗り込まれ、併走の追い切りでも格上馬に引けをとらない動きを見せています。追ってバテないタイプだけに小回りの2000メートル戦は合いそうで、鞍上の吉原寛人騎手も腕が鳴りそうです。

大井の○1 スギノグローアップ(牡8、大井・福永敏厩舎)は、昨年のこのレースで勝ったリンノレジェンドに大差をつけられながらも2着を死守し、約2カ月後の北國王冠にも参戦してきて2周目から先頭を譲らず押し切っています。その後も南関東だけでなく、名古屋や園田の地方全国交流重賞にも積極的に遠征して連絡みこそありませんが、前走の六甲盃でもしぶとい先行力を発揮して掲示板は外しませんでした。3度目の金沢遠征となる今回は、短期放牧でリフレッシュして挑んできており、長めを追い切られて仕上げられています。現在金沢リーディングジョッキーの青柳正義騎手の導きで、最内枠からスムーズに先行できれば、まんまの押し切りもありそうです。

大井の▲5 アンダーザスター(牡4、大井・中道啓二厩舎)はまだA2に上がったばかりですが、これまで4勝していて切れる末脚もあります。船橋1800メートルで行われた前走のJRA条件交流戦でも勝った中央1勝馬にクビ差まで迫っており、どんな相手でも崩れない走りを見せています。遠征は3歳春の高知優駿以来となりますが、久々の輸送に戸惑わなければ金沢でも直線シャープに伸びてきそうです。

大井の△4 サマルカンドブルー(牡6、大井・中道啓二厩舎)はまだB2の身で上位3頭に比べると見劣りますが、3歳春に一時期金沢に在籍していたことがあってコースは経験済みです。最近は短距離戦ばかりで追走に苦労していますが、ペースが落ち着く2000メートルなら追走で置かれる不安はありません。前崩れの展開になれば、追い上げが届くかもしれません。

地元勢では△6 ピアノマン(牡4、中川雅之厩舎)に期待です。船橋所属時には大井でA2勝ちの実績もあり、遠征勢と比べても成績面で見劣りはしません。金沢に移籍してきて2連勝で挑んだ前走の北國王冠は4着でしたが、2000メートル戦も2度目になる今回は上積みがありそうです。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(マルチ) 8⇔1・5・4・6(8点)
3連単(フォーメーション) 8→1・5・4・6→1・5・4・6 1・5・4・6→8→1・5・4・6(24点)

イヌワシ賞の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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