レース展望・予想

ハクサンアマゾネス9つ目のタイトル奪取へ「北國王冠」(金沢競馬)

2021/07/25

金沢競馬は今週も日、火曜日の通常開催になります。7月25日(日)のメインは最終第11レースの「第69回北國王冠」(金沢競馬場2000メートル)になります。

本来は毎年11月に地方最長距離の2600メートルで争われる地方全国交流戦ですが、今年はJBCが金沢で開催される関係で、7月に施行時期が早まり、距離も2000メートルに短縮されて、地元限定戦として実施されます。

◎9 ハクサンアマゾネス(牝4、加藤和義厩舎)は前走の百万石賞で、逃げたファストフラッシュに競り勝って通算8つ目となる重賞タイトルを手にしました。短期放牧明けでけっして万全な状態ではありませんでしたが、直線に入るといつもの負けん気の強さを発揮し、食い下がるファストフラッシュを突き放しました。その後はここ目標に3本も早い追い切り時計を計時しており、急仕上げだった前走時に比べて順調に調整が積めています。他馬の出方を見ながらレースが進められる外枠に入ったのも歓迎で、地元限定メンバーなら今回も負けられない戦いになります。

ハクサンアマゾネスにとって脅威になるのは初対決となる2頭になります。まず○5 ニューホープ(牡5、中川雅之厩舎)は再転入初戦のA1級二組で、いきなり早めに先頭へ立ってそのまま直線独走で押し切る快勝劇を演じました。3歳秋に金沢所属馬として初めて笠松の岐阜金賞を勝つと、その後は岩手、笠松、高知と渡り歩いて約2年ぶりに金沢へ戻ってきました。その間にはさらに2つの重賞勝ちを重ねており、層が厚い高知のA2でも白星を挙げていることから以前より地力はつけています。ここに向けてはさらに入念に乗り込まれており、笠松在籍時に騎乗したことがある名古屋の岡部誠騎手が今週も金沢まで駆けつけて手綱を握る点も心強いです。

▲2 ピアノマン(牡4、中川雅之厩舎)も転入初戦のA2級一組を2番手から抜け出して快勝して、北國王冠へ挑んできました。メンバーに恵まれた感もありましたが、勝ち時計はニューホープよりも大幅に上回っており、そん色はありません。2000メートル戦は南関東での最終戦となった大井A2で追い込みを決め勝っており、相性は良さそうです。ハクサンアマゾネスを射程圏内に入れながら中団から追走できれば、決め手の違いで抜け出してくるかもしれません。

△7 ファストフラッシュ(牡6、鈴木正也厩舎)は前走の金沢スプリントカップで先手が奪えない苦しい展開ながらも3着と健闘しました。それから中1週の重賞連戦となりますが、百万石賞でもハクサンアマゾネスの2着に食い下がった内容から次位争いなら十分チャンスはあります。

△8 エイシンレーザー(牡6、佐藤茂厩舎)は百万石賞で6着に敗れましたが、前走のA2級一組ではピアノマンの2着まで伸びてきました。現状では直線勝負に徹したレース運びの方が良さそうで、今回も終盤にどれだけ追い上げてこられるかが上位進出の鍵を握ります。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(マルチ) 9⇔5・2・7・8(8点)
3連単(フォーメーション) 9→5・2・7・8→5・2・7・8 5・2→9→5・2・7・8(18点)

北國王冠の出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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