レース展望・予想

2度目は決めるホクショウマサル「ばんえい記念」(ばんえい帯広競馬)

2021/03/21

3月21日(日)のばんえい帯広競馬メイン第9レースには、「第53回ばんえい記念」(4歳以上選抜)が行われます。

オープン馬の1年を締めくくる大一番。今季限りで引退を決めたオレノココロ、コウシュハウンカイ、ソウクンボーイの3頭が万全の仕上がりで挑みます。去る名馬もいれば6歳キタノユウジロウ(牡6、村上慎一厩舎)、7歳ミノルシャープ、10歳カンシャノココロの3頭が1000キロの極量に初挑戦。迫力満点のばんえい記念になりそうです。好天続きで積雪0センチの十勝地方でしたが、レース当日は20センチの降雪予報で軽めの馬場になりそうです。

◎9 ホクショウマサル(牡10、坂本東一厩舎)1000キロを本命に推します。昨年は31連勝の勢いのままばんえい記念初挑戦。スタートして第1障害で止まり苦労した分道中で脚を使い、第2障害の仕掛けは先頭のコウシュハウンカイから差のある4番手で切り、直線は鋭く伸びて大接戦となりましたが、結果はオレノココロの3着。やはり第1障害で止まったのが敗因の様ですが、今回は雪で軽めの馬場が予想され大きくテンに置かれないで済みそうです。初のリーディングがほぼ確定の阿部武臣騎手と初のばんえい記念制覇が期待されます。

○8 オレノココロ(牡11、槻舘重人厩舎)1000キロが対抗です。今季限りで引退を表明し、現役最後のレースがばんえい記念となります。重賞歴代最多の25勝を挙げていて、そのうち17、18年とばんえい記念を連覇、20年にも3度目のばんえい記念優勝を果たしています。パワー勝負には強いですが、軽めの馬場には苦手意識がありそうで高重量になると濡れた砂の方が持ち味が生きるタイプです。

▲6 コウシュハウンカイ(牡11、松井浩文厩舎)1000キロが3番手です。重賞15勝のうち、ばんえい記念の優勝はなく現役最終戦、何としても勝ちたいレースです。昨年もスタートから果敢に先行して残り20メートル手前までは快調に逃げ、一時はばんえい記念優勝のゴール板も見えましたが、ゴール直前で失速、結果4着と涙を呑んでいます。最後の挑戦で念願のばんえい記念制覇に挑みます。

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馬単 9→8・6・5・4(4点)
3連単(フォーメーション) 9→8→6・5・4(3点)

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(文/小寺雄司)


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