相手なりアベニンドリームが初戴冠狙う「北斗盃」（門別競馬）

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相手なりアベニンドリームが初戴冠狙う「北斗盃」（門別競馬）

レース展望・予想

2020/05/14

5月14日（木）の門別競馬メイン第12レースは「第44回北斗盃」（3歳、門別競馬場・内回り1600メートル）。北海道3歳三冠競走の第一弾。昨年のリンゾウチャネルに続く、史上6頭目三冠馬への唯一の挑戦権をつかむのは？　ぜひ御注目いただきたい。

昨秋“北の2歳ダート王決定戦”北海道２歳優駿JpnIIIでJRA・キメラヴェリテの2着したアベニンドリームがシーズン2戦目で戴冠に挑み、出走も少頭数の7頭となれば「簡単！」とお感じになる諸兄も多いかとは思うが、いやいや、なかなかどうして「ちょっと難解！」と感じさせる要素もあるメンバー構成となった。

◎7 アベニンドリーム（牡、角川秀樹厩舎）は昨秋、遠征の鎌倉記念（川崎1500メートル）で地元川崎・インペリシャブルの2着に食い込み、続く前出・北海道２歳優駿JpnIIIでもJRA勢を向こうに回しての堂々2着。それ以来の復帰戦だった前走・牡羊座特別も2着に甘んじたが、5カ月半ぶりでプラス16キロと幾らか余裕残しの馬体も思えば、ほぼ陣営の青写真通りに3歳三冠レース初戦を迎えられたと判断して良いのだろう。前走までメンバーレベルを問わずの4戦連続2着ということで、いわゆる“相手なり”の感もあり、首位不動との決めつけはしづらいのだが、やはり実績面からは格が違うと結論づけたい。器用さがあり内回りマイルへの適性も高いはずだ。5戦ぶりの通算3勝目が3歳一冠目制覇となることを期待する。

相手筆頭に期待は牝馬の○2 レッドカード（牝、林和弘厩舎）。アベニンドリームと同様、まだタイトルこそないものの、昨秋2歳牝馬重賞・ブロッサムカップで低評価を覆し2着。前走、遠征での新年度初戦となった水沢・留守杯日高賞でも浦和・ボンボンショコラの2着に食い込み、牝馬では世代トップ級を窺える素質を垣間見せてきた。牝馬特有の“一瞬の切れ味”というよりは“末脚の持続力”が持ち味と言え、おそらく1番人気だろうアベニンドリームが早め先頭から押し切りを図る流れなら展開が向く可能性も高いはず。馬群が早めからペースアップする内回り1600メートルで戴冠のシーンまで。

伏兵は▲3 シンボ（牡、齊藤正弘厩舎）。昨秋遠征の盛岡・知床賞でアクアリーブル（のちに南関東3歳牝馬二冠制覇）に半馬身差の2着、そして岩手移籍後の正月シリーズでは水沢・金杯を制するなど、一線級に迫る実績を残してきている。前走の再転入初戦・牡羊座特別は後方追走のまま見せ場なくシンガリ負けも、金杯の時のような前づけさえ叶えば一発も期待できるはずだ。

△1タイセイシャイニー（牡、田中淳司厩舎）はデビュー戦だった前走でいきなり3歳特別戦を差し切った。3連勝式のヒモ穴で押さえる。

＜おすすめの買い目＞　
馬単　7→2（1点）
3連単　7→2→3　7→2→1（2点）