レース展望・予想

ひと叩きされた効果でティモシーブルー「金沢スプリングカップ」(金沢競馬)

2020/04/28

金沢競馬の今年最初の重賞「第30回金沢スプリングカップ」(金沢競馬場1900メートル)が、4月28日(火)のメイン第11レースで争われます。昨年から施行時期が2週間ほど遅くなったことで、今年も3月の開幕戦から好走しているメンバーが顔をそろえました。なかでも3月末のA1級一組で接戦を演じたティモシーブルーとグルームアイランドが人気を分けそうです。

◎11 ティモシーブルー(牡6、金田一昌厩舎)は冬休み明けとなった前走、直線に向いてもなかなか先頭へ抜け出せず、ゴール寸前で後方から伸びてきたグルームアイランドに並ばれましたが、アタマ差しのいで勝利。際どい勝負になりましたが、調整段階でも勝ってしまうあたりは勝負強い証拠です。ひと叩きされた効果で、追い切りでは最後まで気を抜かず伸びており、動きは一変しています。好位の外めからレースを進めて、直線の叩き合いに持ち込めれば瞬発力の違いを見せつけられそうです。

○3 グルームアイランド(牡9、高橋俊之厩舎)は冬場の遠征で落馬するアクシデントもあって今季初戦の前走は心配する声もありましたが、中団から一気に脚を伸ばしてティモシーブルーと首の上げ下げの接戦を演じて、改めて底力の高さを見せつけました。2月から乗り込まれていることもあって例年以上に仕上がりは良く、長めを追い切られても好ラップを計時しています。距離が延びることはプラスで、今回もティモシーブルーを見ながら後方で脚をためるレースができるなら、直線一気に弾けそうです。

今季開幕戦からオール連対中の▲9 タンクティーエー(牡4、高橋俊之厩舎)も見逃せません。前走は逃げたファストフラッシュこそ捕らえられませんでしたが、ゴール前は外から伸びてきたナガラオリオンを寄せ付けず2着は確保しました。上位2頭に比べると切れる脚はありませんが、最後まで崩れないしぶとい先行力があります。枠順的に今回も逃げた馬を見ながらレースが運べそうで、距離延長で逃げた馬が早めにバテて4コーナーを先頭で回ることができれば、そのまま押し切ってしまうシーンもありそうです。

転入初戦をまんまと逃げ切った△7 ファストフラッシュ(牡5、鈴木正也厩舎)も再警戒が必要です。前走は約5カ月の休み明けでやや高めのテンションながらも後続を振り切ったスピードには驚かされました。1900メートルはこれまででもっとも長い距離になりますが、今回もペースを握ることができるなら際どい勝負に持ち込めそうです。

ティモシーブルーがファストフラッシュとタンクティーエーらの先団を早めに交わしてしまう展開になれば、前哨戦のスプリング特別を勝っている△8 エムザックヒーロー(牡5、加藤和義厩舎)の浮上がありそうです。

<おすすめの買い目> この買い目で投票
馬単(フォーメーション) 11・3→11・3・9・7・8(8点)
3連単(フォーメーション) 11・3→11・3→9・7・8 11・3→9・7・8→11・3(12点)

金沢スプリングカップの出走表はこちら

(文/中部地方競馬記者クラブ)


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